高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

時代籠エクストラバージョン

2007年05月09日 19時06分32秒 | 作品紹介

5_019 私のホームページにも掲載している「時代籠」。ちょっと古い時代箪笥をイメージして作ったバッグの中では一番大きなタイプである。通常タイプは濃い茶に染められ漆を塗って仕上げていくのだか、この籠は編み目は染めない薄茶色で、縁とか足、飾り竹、手は染めたものという。作るのに相当苦労する。染めるパーツだけ別に作り染め上げた後組み立てていく。漆も通常であれば何の気にすることもなく塗り上げていくのであるが、今回は染めた部分と染めない部分を別々に刷毛も代え、塗る時期も変えなくてはいけな5_021_1 い。飾りも特別に取り付け、昔らしさを出したものである。今年のイタリアでの展示会に参加させようと思っている。巾着部分にも伝統工芸品である大島紬の龍郷柄を使った。

そのうち、飾りをこれでもか!というほどコテコテにした籠を作ってやろ。

竹工房オンセ

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コメント (1)
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