私のホームページにも掲載している「時代籠」。ちょっと古い時代箪笥をイメージして作ったバッグの中では一番大きなタイプである。通常タイプは濃い茶に染められ漆を塗って仕上げていくのだか、この籠は編み目は染めない薄茶色で、縁とか足、飾り竹、手は染めたものという。作るのに相当苦労する。染めるパーツだけ別に作り染め上げた後組み立てていく。漆も通常であれば何の気にすることもなく塗り上げていくのであるが、今回は染めた部分と染めない部分を別々に刷毛も代え、塗る時期も変えなくてはいけな い。飾りも特別に取り付け、昔らしさを出したものである。今年のイタリアでの展示会に参加させようと思っている。巾着部分にも伝統工芸品である大島紬の龍郷柄を使った。
そのうち、飾りをこれでもか!というほどコテコテにした籠を作ってやろ。