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高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

竹細工師見習いき?

2011年05月08日 06時47分09秒 | 後継者育成

私が浦和伊勢丹に出店している時と同じくして、同じ浦和で“楽風”と云う、ギャラリーで、大宮出身の竹細工の後輩が展示会をしていた。

夕方、後輩のK玉さんが伊勢丹の会場に挨拶に来てくれた。

56_001a

まだ学校を出て、1~2年なので、作品のレパートリーも少なく、販路も無いので苦労しているようだ。

私も二十数年前には、彼女と同じように新しい販路を作ろうと、全然知らない問屋さんや、ギャラリーに飛び込みで営業活動をしてきたものだ。
少しずつ作品にも力がつき、お客様が増え、出店できるギャラリーやデパートにも広がりを持ってきた。
そんな自分の経験を踏まえて、アドバイス!

「家にいて物を作っているだけでは絶対ダメだよ。
もっと積極的に、いろんなお店に飛び込んで行かなくては!」
「いっぱい、恥をかかなきゃ!」

そこで思いついたのが、

「東京の繁華街で、例えば、新宿とか渋谷などで、山の様に竹篭を背負って営業してみたら・・・・・・
体の倍くらいになる様な量を、紐で括って歩くだけで人目を引くから・・・・・・
「こんな格好で、うら若い美しい職人が篭を売りに来た」と云うだけで、インパクトがある。」是非、やって見なさい!世界観が変わるから!」

と、人ごとだから好い加減な事を言う。

でも、ホントにやったら、新しい一ページが開けるだろうに

頑張れK玉さん!

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ゴルゴンゾーラ鈴木

2011年04月18日 06時50分42秒 | 後継者育成

3年前の後継者育成事業で教えた生徒が、実家の浜松市に戻っている。
今回、静岡市での催事に合わせて会いに来てくれた。

http://once.blog.ocn.ne.jp/ajimu/2008/12/post_eea7.html

Photo 着物姿にズタ袋を背負って、まるで漫画の「俺の空」に出てくる安田一平の様な出で立ちで現れた。

今までの生徒の中で、一番元気の良い青年だ。

ちょっとやんちゃな「ガキ大将」と、云う感じだが、実に素直で気持ちの良い成年だ。

卒業した後も、毎年サツマイモや玉ねぎなど、家で出来た野菜を、義理堅く送ってきてくれる。

三年ぶりの再会に乾杯をした。場所は駅近くの居酒屋で、

静岡名物に舌鼓を打って、

静岡に来たら、「桜海老の掻き揚げ」は、絶対食べなければ為らない。静岡の春の名物である。416_021a

416_025a 次に「静岡おでん」。4尺以上もある大鍋で、黒いだし汁で煮込まれたおでん。

お皿に取り分けられたら、魚粉を振りかけて食べるのだ。

刺身は、白子と桜海老とマグロの3種盛。

416_023a 静岡の名物を頂きながら、近況を聞く。

彼は、別府から実家の浜松に引き上げてから、ひょんな事から、手作りフルートを作る工房に就職していた。ヤマハ楽器でフルートを作っていた人達が独立して作った会社だ。現在、そこの見習い職人として働いている。フルート1本が100万円とか、ん百万円もするものを作っているそうだ。

仕事以外の時間は、サーフィンに行ったり、畑をしたりで絶えず体を動かしているので、精悍な体つきをしている。

話をしていて、今度の大震災に時間を作ってボランティアに行こうと思っているそうだ。

少ない自分の給料の中から、給料の10分の1だけずつ、寄付をしていくそうだ。

「まだ、まだ、先が長いですから、自分を越えた事をして、自分自身が行き詰ったんでは如何しようもありませんから、少しずつ寄付をする事にしました。」

偉い!  

訳の判らない、自己保身ばかり考えている政治家に、彼のような素直な青年が精一杯やっていることを知らせてやりたい!

3時間、久しぶりに話をして、実に清清しい気持ちにさせられた。

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竹バッグのモデル?

2011年04月04日 08時42分05秒 | 後継者育成

先日の「竹の感謝蔡」に素敵なお嬢さんが来ていました。

まるで、雑誌の中から出てきたような・・・・・

42_071a まるで、竹のバッグのモデルさんの様でしょ!

彼女は昨年、後継者育成事業で教えた生徒さん。
3月に竹の学校を卒業し、この4月からは、もう一クラス上の、中堅技術者養成コースに進んだカオリちゃん。

毎年5人ほど、本格的に「竹細工を専門職として遣っていこう!」と目指している人を育てるコースである。

大体が、竹細工を選択している女の子は、服装も地味な感じの子が多いのだが、この子は珍しく、いつも明るくメリハリの利いた雰囲気を持っている。

この日は、艶やかな着物に後継者育成事業で作った自分のバッグを持って参列していた。

こんな着物姿で竹バッグを持っている写真を撮る機会は少ないので、「ホームページで使わせて!」とお願いし、何枚も写真を撮らせてもらいました。

素敵でしょ!

いいな!と思ったら、記事の下の「いいね!」ボタンを押してくださいね。

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竹の専門校 作品発表

2011年02月28日 07時28分42秒 | 後継者育成

昨日は、大分市内の「ワサダタウン」という、郊外型のショッピングモールで、別府の竹の専門校の生徒達の展示即売会が行われていた。

後継者育成事業で、生徒達と関わりが出来ているため、どんな作品を作ったのか?気になり見に行って来ました。
訓練校では、入って8ヶ月間は、基礎訓練として、課題作を全員が作って勉強するのだが、卒業が近づいて、ある程度の技術が付いてくると、応用実習に変わり、個々の訓練生が、それぞれに違った物を作るようになる。製作時間も、まちまちで、速く製作する人も居れば、2ヶ月間くらいかかって、一つの作品を作る人も居る。

私が関わった生徒達はどんな物を作ったのか?
228_014a 228_015a 228_017a 228_016a 228_022a












5人とも、「私の言いつけ?」を忠実に守って素晴らしい作品を作っていた。

この、展示即売会では、生徒の作品と云うことと、販売元が、公立の学校と云う事で、利益を出す事を目的としていない為、驚くほど安い値段で販売されている。市価の10分の1くらいかな・・・・・・・

生徒にとっても、自分の作品を一般の消費者が手にとって、実際に買っていく所に立ち会うことは、大変な勉強に為る。消費者はどんな所を見ているのか?どんな物に興味を持っているのか?どんな購買動機で買っていくのか?

良い勉強になりましたね。

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忘年会 2

2010年12月18日 07時52分05秒 | 後継者育成

後継者育成事業の忘年会に行って来た。場所は、駅前の「わたみん家」。長い低迷している景気が反映しているのか?今、こういった低価格の居酒屋が流行っているようだ。飲み放題付きのコースで3000円。お店を出る時間には、満席であった。

1218_003a 先日、後継者育成事業の打ち上げをしたばかりであるが、「先生を囲んで忘年会をしたい!」と、
メンバーの強い要望でする事になった。ありがたいことです。
みんなが作ったハンドバックを手渡すと、一堂、大喜び。一生懸命作った作品だ、きっと、彼らにとっても思い出の一品になることだろう。
反対にメンバーからは、「寒い安心院で使ってください」と、フリーズのシャツと靴下を頂いた。

1218_005a これは、「わたみん家」のサービスで、スピードくじを引いたのだが、1等は、「本日の忘年会の会計は無料!」と云う。残念ながら1等では無かったが、5000円の食事券を引き当てた。これも、今回のメンバーの結束の固さが呼び込んだ運かもしれない?

私が一番嬉しかったのは、みんなに宿題で出していた。後継者育成事業のレポートであった。ホテルに戻ってから、一人で部屋で読んだのだが、この1ヶ月間のみんなの気持ちが伝わってくる。まるで、5人の人からラブレターを貰っているような気持ちだ。後継者育成事業は、先輩から技術と経験を伝える代わりに、若い後輩から幸せを頂く交換会の様な気がする。
ありがとう。

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伝統工芸後継者育成事業 2010 7

2010年11月29日 07時04分57秒 | 後継者育成

一月に渡る2010年度の後継者育成事業も昨日終了しました。
最終日は、今までの別府伝統産業会館から場所を移し、私の工房で漆塗りの授業。
10時に、みんなが乗り合わせて工房に遣って来るはずであったが、期待を裏切らず「今、私たち何処に居るんでしょうか?変な道に入り込んでいるみたいです?」と電話が入った。
都会の町並みと違い、田舎道では、目印になる物が無いのだ。地形を頭で覚えるしかない。それに、大抵のナビは私の家の近辺にくると、「到着しました」と表示されるが、まだ、家まで数百メートル離れた所だ。

Photo 昼過ぎまで掛かって、漆塗りの作業。毎年、漆に初めて触る生徒たちばかりなので、一応、完全防備の服装で作業をすることになる。内心では、「こんな格好をしても、かぶれるヤツはかぶれるけどな!」と思いつつ、気休めでこんな格好をさせるのだ。
例年、一人や二人は、塗っている最中から「何か、痒くなって来た!」とか、過敏に反応するヤツが居るのだが、本来、痒くなるとしたら翌日くらいからである。

無事、全員が漆を塗り終わり、恒例の記念撮影!
Photo_2 やはり、何処かの清掃会社の社員さんのようだ。

最終日が始めて、時間的余裕が持てた。
午後の授業は、工房の見学と、私が今まで25年間遣って来たことなど、じっくり腰を据えて話をする事が出来た。

「25年前、皆さんと同じ 0 からの出発でした。」

後継者育成事業では、「技術の伝承」より、「先輩職人が、20年、30年生き残って来た経験や考えたに触れて、その中から何を感じるのか?」こちらの方が意味があるような気がする。
実際、生徒たちは一つの作品を作り上げることでアップアップしており、たった、一つ作ったくらいでは、とても技術が身に付くものでは無い事は、本人たちも重々感じている。現役の職人の仕事ぶりに触れることで、空気を感じて貰えば良いのだ。

工房に来て、現場で感じることが一杯あったと思う。
彼らも、後数ヶ月したら、私たちと同じ土俵に否が応でも、船出しなくては為らない!頑張ってね~!

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伝統工芸後継者育成事業 2010 6 メンバー紹介

2010年11月28日 04時22分00秒 | 後継者育成

2010年、後継者育成事業のメンバーを紹介すると、今年は私の独断と偏見でイメージキャラを付けていくと・・・・・・水戸黄門に当てはめて、

Photo_2 Photo 黄門役は、メンバー連絡係り?の虎ちゃん。
以前は、介護の仕事についていたので、お年寄りの気持ちが良く判る。若い割りには、体が硬い!と黄門様役に決定!
物静かな雰囲気だが、内に秘めたエネルギーは相当なものである。何処で、印籠を出されるのか?とハラハラしながら見ているのであるが・・・・・

見た目の印象より、作業する回りが散らかっている。几帳面そうで、以外に大雑把!

最後には、「カッ、カッ、カッ」と締めくくってくれるのでは無いかと期待しています。  イメージカラーは虎色。

Photo_2 助さん役は、佐藤さん。イメージ的に、短気を起こして、よく問題を起こしてしまうという設定だ。
剣の腕前が強い様に、竹細工でも「私は天才か?」と独り言をよく呟いている。
元気の良さと力強さは、今回メンバーの中では、一番だ。最後の打ち上げでは、飲む気、満々!

眉間に皺を寄せて、ひたすら仕事に励む・・・・・・・でも、カメラを向けると途端に笑顔を作るのだ。

しかし、最初に見せられた「足の指でのチョキ」は強烈であった。   
イメージカラーはグレー。

Photo_3 格さん役には、後藤君。角ばった雰囲気と、冷静でちょっとさめた雰囲気がこの役にぴったりかも知れないと思ったのだが、旨くいかなくて落ち込んだり、ちょっと人より進むと、余裕をかましてタバコをふかしている、見た目より、冷静では無かった!籐が旨く出来なくて、落ち込んでいる所を後姿が物語っている。

元、経理マンと云うだけあって、理屈で考え込もうとする。これは、長年、前職で培われた物なのか?生まれ付いての物なのか?定かでは無い。
縁の墨付けを説明しても、他のメンバーは判ったのか?判らないのか?判らなくても、みんな「ふん、ふん」とうなずくのだが、彼だけは、自分が納得するまで考え込んで行く、「これは、こうしたらもっと簡単に墨付けが計算できますね!」なんて事を言う。
しかし、熟考した割には、たいした考えは出てこない。慎重に慎重に墨付けし、火曲げをし、得意満面となるが、しばらくして、「ひぇ~」と声が上がる。見てみると、表と裏を反対に曲げていた。
頑張れ、格之進!    
イメージカラーはブラウン。

Photo_4 うっかり八兵衛役は、明るく元気な香織ちゃん。今回のメンバーのムードメーカーである。元気の良さではピカイチだ。素直でよく気が付くお嬢ちゃんだが、調子にのると、羽目をはずして問題を起こすところが、八兵衛役にぴったりである。
今回は、彼女の良く通る声が災いし、施設の人から「もう少し、トーンを落として訓練して下さい!」と2回も注意を受けてしまった。
本人も、声の大きさを自覚しているようで、翌週の授業からは、声が出ない様にマスクをしてきていた。マスクは2重にした方が良いかも知れないが・・・
でも本当は、香織ちゃんがうるさかったのでは無くて、今回の授業はみんなの笑いが絶えず、ワイワイガヤガヤし過ぎて、トーンが高かった。真面目に授業をした記憶が無いものな!

うっかり八兵衛がいるお陰で、次週に続くとなるのです。
美味しい手作りケーキありがとう!    
イメージカラーはグリーン。

Photo_5 風車の弥七役を工藤さんにするには、見た目のキャラ合わせには相当無理がある。

しかし、最初の第一印象とは違って、週を追うごとに、隠し玉的にキャラを出してくる。
厚引き銑を掛けるとき、「そこまで大げさに為らないだろう?」と後ろに転がったのは可笑しかった。忍者が転がってきた様な感じであった。
そうだ、弥七役で無くて、頭に風呂敷を巻いて出てくる忍者役にしよう。
擬音の忍者だ。風の音に乗って現れる忍者では無くて、「グググググー」とか「ムムムムムー」と自分で言いながら現れる忍者だ。   
イメージカラーはピンク。

このキャスティングは、あくまで私の頭の中で、遊んでいるイメージであって、現実の事ではありません。決して、悪意を持って書いた物ではありませんので、誤解の無いようお願いします。
特に、紹介されている本人たちには、この表現の裏には、深い、深い、愛着があると云うことをご推察願います。

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伝統工芸後継者育成事業 2010 5

2010年11月22日 04時00分03秒 | 後継者育成

秋晴れの実に気分の良い天気である。
P1010002 この天気の良さに誘われて、昨日、本日と外で食事をすることにした。ぽかぽか天気で、清清しい気分です。ピクニックみたいで、お弁当が美味しい。

さて、作業の方は?と云うと・・・・

昨日、立ち上げまでは無理やり教え込んでおきました。

「翌日、朝までには編み上げて来るように!」と云うのが宿題でした。みんな夜遅くまで頑張ったみたい、「夜中の3時半まで掛かりました・・・・・」と云う人も。

P1010004 名前は勇ましいが一番控えめ風な虎岡さん、妙な座り方、ヨガのポーズのようにして座る虎ちゃん。

P1010001_2










こんな座り方をするのに、「体は硬い!」とみんなが言う。今回の後継者育成事業でのグループ代表です。(連絡係?)

本日は、縁の仮留めをサンプルとして私が彼女の分をしてしまったので、悠然と構えていました。その余った時間で、削り残しのあったヒゴをシコシコとナイフで削り取っています。

P1010003






一番、擬音を発するのが多いのが工藤さん。一見、見た目は「真面目そう」だが、だんだんと面白さが滲み出てきた。自分で作りたい物のイメージははっきりしているのだが、現実の自分の技術では達成できないもどかしさが、「ん~~、」「ひぇ~」「ふむふむ」「ググググググ」など、変な擬音を発している。おそらく本人は気付いていないかも知れない。

今日の一番の失敗は、私がカメラを持っていくのを忘れたことだった。今日の写真は携帯のカメラで撮ってみました。

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伝統工芸後継者育成事業 2010 4

2010年11月21日 05時21分53秒 | 後継者育成

後継者育成事業三日目、「次の授業までに編みヒゴを完成させてくること!」と宿題を出しておいた。
やはり、正解であった。1週間の間があったので、充分余裕を持って、全員が編みヒゴを完成させて晴れやかな顔で揃っている。
本日は、底編みと電気コテを使って、起こす事になる。

編むと云う事は、そんなに難しい事ではない。
ただ、最初は網目に目が付いていけないのだ。
見ていても、見えない。頭の中で、全体像が無いので、次に結びついた映像が無いので、間違いが判断できないのだろう。どんな世界でも、熟練者が見ると、「一目で違いが判る」と云うのは、長い年月の間に、いろんな角度から、全体像がインプットされており、その時その時、瞬時に違いが判るからだ。

Photo 真剣な表情で電気コテをあてる後藤君。今回のメンバーの中で、男性は一人だけである。元は事務系の会計の仕事をしていたそうだ。
「後藤君、ヒゴはどのくらい出来ている?」と聞くと
「はい、今出来上がったのが87本で、途中までのが42本です。」などと、いつ聞いても、細かい本数まで、言ってくるのが彼の性格を表している。

ヒゴ取りまで順調だった彼が、編みに入ってから、突然ペースダウン。
パソコンは、「何処か?一文字でも違ったら、先に進めない!」それと一緒で、彼の頭の中のコンピューターが、何処かが繋がらないでフリーズしたのだ。

Photo_2 片方の靴下が異様に長いのは何故だ?この靴下が今日の彼を表している。

Photo_3 もう一人、紹介。
元乗馬のインストラクターで、いつも元気な
佐藤さん。前回のブログで、足に力が入りすぎていて、足でチョキを出していた娘だ。
眉間に皺を寄せ、険しい表情をして編んでいた。
その表情を取りたくて、カメラを向けたのだが、残念。カメラ目線に変わってしまった。

しかし、元気の良さはこの写真で取れました。「噴火した!」
Photo_4

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伝統工芸後継者育成事業 2010 3

2010年11月15日 07時31分03秒 | 後継者育成

先日の後継者育成事業では、思わぬハプニングがありました。

昼食の時、生徒さんから、プレゼントを頂いた。
前々日が、私の誕生日と知った生徒さんたちが、手作りのバースデイケーキを焼いてきてくれたのだ。
1114_014a バースデイソングを歌いながら、何かとっても気恥ずかしいが、幸せな気分である。
青竹に見立てたロールケーキ、ちゃんと節が入っている。
55歳の蝋燭を吹き消し、みんなで頂いた。

ケーキを焼いてきてくれたのは、
Photo

元気一番のカオリちゃん、現在、恋人募集中!
明るくて、よく気が付く20代の娘さんだ。彼氏になったら、美味しい料理を作ってくれますよ!我こそは思う人がいたら、連絡下さい!

ケーキ美味しかった、本当にありがとう。

今年は女性が多いので、明るさがあって、賑やかである。
授業中も、ワイワイがやがやとして笑い声が絶えない。しかし、少し賑やか過ぎて、伝産会館から「もう少し、静かに!笑い声を抑えて下さい!」と、注意をされてしまった。
チャンチャン


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伝統工芸後継者育成事業 2010 2

2010年11月14日 04時13分43秒 | 後継者育成

二回目の後継者育成事業の授業である。今回も、生徒のお尻を叩いて、ヒゴ取りを進める。前回同様、皆さん肩に力が入っている。
1114_010a
渾身の力を込めて引き上げる。肩にも顔にも力が入っています。
本日の作業工程は、編みヒゴ取りの最後の工程である銑引きと、縁などの比較的厚みのある部材のヒゴ取り、この写真は、縁の竹の厚みを揃えている所の写真です。
見ているほうが力が入ります。

1114_013a 刃物と鉄板の間に竹を通すことによって、厚みを揃えている。「厚引き銑」という道具である。
刃物と鉄板の間の隙間を1.8ミリにするのだが、同じ刃物で、同じ台を使って、竹を通させるのだが、面白いもので、一人ひとり、引き具合や引く角度によって微妙に違いが出てくるのだ。

もう一つ、本日の作業でメインになったのが、「籐」の巾取り、銑引きである。
籐は、竹細工にはよく使う材料で、縁の所を結んだり、飾りを付けたり、竹では硬くて折れてしまう様な細工に籐を使う。
竹よりも、柔らかい性質の籐の材料取りの方が難しい。
巾を細くするのも、厚さを揃えるにも、何段階にも掛けて落としていく。
今回は、最終仕上げ、巾1.6ミリ、厚さが0.45ミリの籐に仕上げるのだが、巾取りに3回、厚みは5回も掛けて仕上げて行く。

本日も、休憩時間も無く、あっという間に一日が終わってしまった。


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伝統工芸後継者育成事業 2010 1

2010年11月08日 06時04分38秒 | 後継者育成

大分県の唯一の伝統工芸品である「別府竹細工」。
毎年、全国から竹工芸を学びたいと云う人が、別府竹工芸訓練支援センター(昔の竹細工の職業訓練校だ)に集まってくる。
時代によっては、定員が50名を越える時もあったのだが、現在は20名の定員だ。毎年、3倍近い倍率の中、受験し合格した優秀な生徒さんたちばかりだ?

116_006a 竹細工を学ぼうと入ってきた生徒たちに、現役の職人たちの技術を伝えるのが、この「後継者育成事業」の目的である。
大まかに考えて、二つの伝承があるのだが、
一つは、何十年とやってきた職人の技術を肌で感じる事、学校で教わっている事と違うこともたくさんあると思うが、それぞれの専門職の仕方を身近で感じながら、指導してもらうと云うことは、こんな後継者育成事業でしか出来ないのでは無いかと思う。
二つ目は、技術以上に職人としても考え方に触れることだろう、物を作り出す事、それと同じくらい販売することの難しさ、作ることと売ることの経営者としてのマネジメント、もう、半年後には学校を卒業して、一人の経営者として、嫌がおうでも社会に出て行かなければ為らないのだから・・・・・

今までの後継者育成事業はこちらから
116_010a
力が入って、足の指がチョキに為っている。これでは足が吊りますぞ!

116_007a この写真が何をしているのか?判らない人が多いと思うので、解説すると、
竹を剥ぐ時に、片方を足に引っ掛け、からだ全体を使って剥いで行く。
その時、親指と人差し指の間に挟んで、足で竹ヒゴを掴むのだが、慣れないうちは、旨く掴めないので、目一杯、足に力を入れて掴もうとするのだ。

肩にも足にも力が入りすぎ、今日はクタクタになっているかも知れないな?

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後継者育成事業 打ち上げ!

2010年03月10日 08時23分49秒 | 後継者育成

竹の学校の卒業が、来週だ。昨年後継者育成事業で教えた生徒達と、卒業前の打ち上げになった。場所は、別府駅前の「うれし屋」。竹細工の若手学生達の定番のお店だ。
ケースの中に並べられている料理を、自分で持ち出し、お店の人に渡すと、温めてくれる。オーダーをして注文する事も出来る。
煮魚などは、家庭では味わえないお店の美味しさがある。一番のお勧めは、「もやし炒め」、山盛りのもやしに、はんぺんが入ってこれで300円。どの料理も、お安く、飲んで食べて3000円もあれば豪華絢爛である。

私が受け持った後継者育成のメンバーは6人、全員が竹関係の進路に進むことになった。ある意味、優秀な生徒が私の所に来たのだろうか?
来週卒業して、新たなるステップに進むのだが、どの道に進もうが、厳しい事には変わりが無い。
310_002東北地方に引っ越して、根曲がり竹で製作していこうと計画している中村君。

310_003 2年前に卒業した先輩の所のお手伝いに決まった山本さん。

310_004
工芸試験場の研修生になる、石田君と内原君。
310_001
同じく、研修生になる芳川君と、私の工房に来る「お惚け」ちゃん。

Img_2907a_2

若い可能性を一杯持った彼らに頑張って貰いたい!

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後継者育成事業 6 打ち上げ

2009年12月01日 05時43分22秒 | 後継者育成

無事に終わった後継者育成事業。
最終日は恒例の「打ち上げ」!

場所を、貧乏人ご用達の「うれしや食堂」昨年の打ち上げも此処でした。貧乏人ご用達と書いたのは、安くて、ボリューム満点、気軽に入れるお店で、今回も、散々飲んで食べて一人3000円くらいで済んでしまうので、こんな言い方をしたのだ。(竹関係が良く利用する)

何故か?後継者育成事業の打ち上げなのに、学校の他の生徒も参加して、総勢16人に膨れ上がってしまい、随分と賑やかな会になってしまった。

真面目で、無口な生徒達もお酒が入ると、随分雰囲気が変わる。みんなリラックスして上機嫌である。私も、楽しくてついつい、経営のノウハウのスペシャルサービスをご披露!

Photo宴もたけなわ、途中でビンゴゲームを、ビンゴの列を作る表は、竹工芸ならではで、図の様に、竹冠の文字をそれぞれが考えて表に書き込んで行く、司会が竹冠の文字を一つずつ読み上げていくので、同じ文字が出たときに漢字に○を付け、列が揃ったらビンゴ!と云う遣り方である。

ビンゴになった人への豪華景品は、私が私財を投入して寄付をした。1等は何と!「トヨタ クラウン」 2等は「イタリア8日間、ペアの旅」 3等は「おにぎり煎餅、1年分」 4等・・・・・・と豪華商品がつづく

はずであったが、

予算の関係で、
1等は何と!「竹の名刺入れ」 2等は「イタリア製 キーホルダー」 3等は「竹炭シャンプ ー・リンスセット」 4等・・・・・・に変更。

見事、1等はCimg1201    2等は Cimg1193   3等は Cimg1188
と、後継者育成事業を受けた生徒は一人も居なかった。普段の行いがよっぽど悪いのだろう!

結局、3時間大いに楽しい時間を過ごさせて頂いた。

後継者育成事業は、我々が若い人に技術を伝えるのが、メインのテーマになっているが、反対に若い人たちから沢山の元気を頂いている事業である。

また、来年はどんな生徒が来るのか楽しみだ。

Cimg1215
最後に全員で記念撮影!


自分磨き  記念日 贈り物 オーダーメイド 名入れ箸 

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後継者育成事業 5 

2009年11月30日 09時00分01秒 | 後継者育成

今年の後継者育成事業も昨日で終了。

最後の作業工程は、本染めと仕上げの漆塗り。
Cimg1165 作業自体は、染める時間はほんの僅かであるが、乾かす時間の方が多い、午前中は、乾くまでの待ち時間の間、工房内の見学と、私が25年間遣って来たことなど、竹細工の経営のお話。

午後から、みんな完全防備で漆塗り。
6人の顔を見ると、そんなに被れそうなひ弱な顔は居ないので大丈夫だろう?
Cimg1172_2

Cimg1173 Cimg1175 Cimg1176 Cimg1174 Cimg1177 みんな此処までしなくても大丈夫と思いますよ!

後継者育成事業では、技術を教えること以上に、現役で頑張っている先輩職人の考え方や思いに接することで、これから職人としてやっていく上での、参考ケースやヒントを掴んで貰う事の方が重要な気がする。

彼らにも、25年前、同じように私が彼らの立場だった頃の資料を引っ張り出し、お話しする。時代が違うので、今の時代にあった、また、それぞれにあった職人像を模索していくしかない。

もう、後4ヶ月したら、学校を卒業し、世間の風をまともに受けながら船出するしかないのだから、今回の後継者育成事業で何か?を掴んでくれる事を期待する。

でも、みんな笑って写真に納まっているが、三日後くらいに、漆かぶれでヒーヒー言っているかも知れないな?    

ちょっと楽しみ!

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