高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

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伝統工芸後継者育成事業 2010 1

2010年11月08日 06時04分38秒 | 後継者育成

大分県の唯一の伝統工芸品である「別府竹細工」。
毎年、全国から竹工芸を学びたいと云う人が、別府竹工芸訓練支援センター(昔の竹細工の職業訓練校だ)に集まってくる。
時代によっては、定員が50名を越える時もあったのだが、現在は20名の定員だ。毎年、3倍近い倍率の中、受験し合格した優秀な生徒さんたちばかりだ?

116_006a 竹細工を学ぼうと入ってきた生徒たちに、現役の職人たちの技術を伝えるのが、この「後継者育成事業」の目的である。
大まかに考えて、二つの伝承があるのだが、
一つは、何十年とやってきた職人の技術を肌で感じる事、学校で教わっている事と違うこともたくさんあると思うが、それぞれの専門職の仕方を身近で感じながら、指導してもらうと云うことは、こんな後継者育成事業でしか出来ないのでは無いかと思う。
二つ目は、技術以上に職人としても考え方に触れることだろう、物を作り出す事、それと同じくらい販売することの難しさ、作ることと売ることの経営者としてのマネジメント、もう、半年後には学校を卒業して、一人の経営者として、嫌がおうでも社会に出て行かなければ為らないのだから・・・・・

今までの後継者育成事業はこちらから
116_010a
力が入って、足の指がチョキに為っている。これでは足が吊りますぞ!

116_007a この写真が何をしているのか?判らない人が多いと思うので、解説すると、
竹を剥ぐ時に、片方を足に引っ掛け、からだ全体を使って剥いで行く。
その時、親指と人差し指の間に挟んで、足で竹ヒゴを掴むのだが、慣れないうちは、旨く掴めないので、目一杯、足に力を入れて掴もうとするのだ。

肩にも足にも力が入りすぎ、今日はクタクタになっているかも知れないな?

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2 コメント

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先生!!節が高くて、どうしても残ってしまいます... (カオリ)
2010-11-09 20:46:13
先生!!節が高くて、どうしても残ってしまいます><。あと、ガタガタ跡が付いてしまって;;どうしたらいいでしょうか?
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カオリさん、 (ティディベアー)
2010-11-10 08:28:39
カオリさん、
竹磨きの事だろうか?節のところで皮が残ってしまったり、節を過ぎた所でガタガタなるのは、磨き包丁の角度が悪いか?抑える力が不安定だと思います。
しかし、最初から旨く行くはずは無く、旨く行かないことから、「何故、旨く行かないのか?」と考えることが、技術習得の第一歩です。
どんどん失敗して、たくさん失敗しただけ、身について来ますよ!頑張ってー!
返信する

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