ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

北極争奪

2007-08-23 06:18:03 | 時事(海外)


20世紀の初頭まで、主に欧米諸国と日本は世界各地に領土を
求めて、これを植民地化し自国に利益をもたらそうとした歴史がある。

「歴史は繰り返される」などと言われるが、今度は北極が舞台になりそう
な気配である。と言っても北極には大陸はない。
海の上に氷の塊が浮いているだけだ。そうなると海の領有、つまり
排他的経済水域の取り合いと言うことになるらしい。
まぁ、誰のものでもないのだから、オレのものだと主張したほうが
得だから、ということなのだろう。
近年の温暖化で北極の氷が縮小し、船の航行が容易になったのも
領有件主張の要因になっているそうである。

ロシアが海底に国旗を立て、カナダも北極に軍事基地の建設を進めるなど
穏やかでないニュースも聞かれる。

どこの国も、少しでも多くの資源を確保したいという気持ちは一緒であろうが
こういうことには必ずと言っていいほど争いが付きものなのである。
なぜ、そのことがわからないのか?

今から50年程前には、南極大陸の領有権争いがあったそうである。
しかし、この時世界は南極条約という、いわゆる領有権の破棄を謳った
条約を多くの国に調印させることで、まるく収めた経緯がある。

今回の北極海も南極同様、この方式で行くべきはないのか?
どだい、開発なんかするから地球がおかしくなるのである。
昨今の温暖化問題も乱開発の結果であり、そのつけでもある。

わかっちゃいるけど辞められない。

人間の愚の象徴である。



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