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ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

冬の知床(2)

2021-03-16 11:28:13 | 旅行(国内)
雪上の森を歩くスノーシューイングに行ってきた。

スノーシューイングってなにかと思ったら、雪上でも滑らずに歩ける器具をブーツにつけて歩くということだった。森の中は雪深いし、坂や段差もあったりするのでスノーブーツだけでは歩きにくいのでこれを使うのだとか。雪山登山などで使うアイゼンをもっと大きくした感じの器具だ。秋に来たときは、自分たちだけで歩けるコースを歩いたが、今回はガイドさんがいないと行けないコースを選んだ。

秋の森も気持ち良かったが、冬の森は一面銀世界で、これはこれで気持ち良い。この日は暖かくて歩きやすかった。

知床はヒグマやエゾ鹿などの野生動物の保護に一番力をいれているのかと思っていたが、実際は森の再生を一番に考え、いかに森を守るかということを基準にして野生動物の数を調整したりしているのだという。さすがにこの時期は、ヒグマはまだ冬眠中ということで出会わなかったが、エゾ鹿はそこら辺にたくさんいる。人間が危害を加えないことを知っているらしく、近くによっても逃げない。断崖絶壁からは大鷲とオジロワシも見れて、皆、大満足。私にはその感動が今ひとつわからなかったけれど…。

ガイドさんの話は面白く、自然や動物にあまり興味のない私でも楽しく聞けた。参加者は皆、知床フリークが多く自然や動物に詳しい人がばかり。なんとなく知床好きは、年配の女性の一人旅が多いような気がする。この日も10人中、半数以上が女性の一人参加で知床のリピーターだった。皆、真面目そうで学校の先生のような雰囲気の人が多いような…。

雪の中を3時間も歩いていると、だんだん足が重たくなってくる。帰り着くころにはヘトヘトになった。

ウトロの宿に戻りお風呂に入って食事をすると、疲れ果てたせいか8時前には寝てしまった。
翌日、釧路空港へ戻る途中に、少し早めに起きて釧路湿原に立ち寄った。展望台から見る、湿原のその大きさに感動する。

あらためて北海道の自然は気持ちいい。昨年の夏に札幌と稚内へ行き、秋には根室と知床へ。そして今回また知床へと、年に3度も北海道へ足を運ぶことになってしまったが、それもこれも飛行機代の安さゆえ。2度ともキャンペーンのタイミングで予約したので、3人で3万円弱で行けた。知床フリークさんらによると、LCCが釧路や女満別に飛ぶ以前は、知床旅行はとても高くて、飛行機代だけでひとり7万とか8万円もかかったらしい。

帰ってくるなり、妻が今度は9月に行きたいという。
なんでも9月から10月にかけて、鮭の遡上のタイミングでヒグマが川を上がってくる鮭を食べているところが見れるという。人の趣向はそれぞれだが、また知床へ行くのかと思うと、気分的にはちょっと微妙だ。

帰りに釧路の魚市場に寄って土産に魚を買ってきた。焼いて食べると、シシャモやほっけが本当に美味しい。

もっと買って来ればよかった…。




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