ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ゴパンと戦略

2011-04-29 15:43:21 | つぶやき
先日、我が家にあの「ゴパン(GOPAN)」がやってきた。

お米からパンが作れるという、話題のそれである。
この度、うちの奥さんが待ちに待って買ってきたのだ。

早々、お米パンを作ってみた。

使い方は従来のホームベーカリーとほぼ同じである。洗米220グラム、
水、塩、砂糖、ショートニングをパンケースにセットし、小麦グルテ
ンとドライイーストを自動投入口にセットすればOKだ。

そして待つこと4時間、出来たてのお米パン一斤が焼き上がった。

果たしてその味は…。

断然、普通のパンの方がおいしいではないか!

確かに触感はもっちりしているが、味そのものは、どこか間が抜けた
感じで、例えれば、だしの効いていないお味噌汁を飲んだような感じ
である。

世間の方々は、なぜこんなにも「ゴパン」「ゴパン」と騒いでいるの
かまったく理解できなかった。もしやサンヨーの販売戦略にハメられ
たのではないのか。

確かに米からパンを作れるホームベーカリーの製品化は「世界初」
である。しかし、肝心のお米パンがさほどおいしくなければ、意味
がないのではないのか?

しかも、今のところゴパンの市場価格は5万円前後なので、一般的な
ホームベーカリーの価格帯(2~3万円)と比べてもまだまだ高いので
ある。まぁ、しばらくすると低価格版が出てくるとは思うのだが、そ
れからでもいいような気がしたし、なんなら普通のホームベーカリー
でも充分なのではないだろうか。

それでも、グルテンの代わりに上新粉を使えば、小麦アレルギーの人
でも食べられる「小麦ゼロ米パン」が出来るし、玄米や雑穀米も使え
るので、さまざまな風味を楽しめるといえば、確かにそうなのだが…?

ちなみに、私はパンよりご飯のほうが好きだし、ご飯よりも麺類のほ
うが断然好きである。

この際、家族の許可さえ出れば、いっそ麺類を主食にして、ときどきご
飯を食べ、そしてパンなどは永久追放してもらってもまったく構わない
のである。

パンは所詮、アメリカが小麦粉輸出戦略の一環で日本に浸透させたもの
であり、言い換えれば、食の植民地化を代表する食べ物なのであって、
わざわざ、食べなくてもいいのである。とまでは言わないが、私にとっ
てはそれくらい、パンのプライオリティーは低いのだ。

あっ、でも、小麦粉を使わないパンが作れるということは、アメリカ
の思惑から脱却できるわけで、それに「ゴパン」が貢献しているのは、
素晴らしい事なのかもしれない。

あらためて、サンヨーは素晴らしい企業であった。

そして、この度のサンヨーブランドのパナソニック統一は、誠に残念
なことである。

そしてこれはあくまでも、個人的主観である。




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