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ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ワケあり

2009-03-02 18:08:12 | 
先日、「県境の謎」という本を読んだことは、一昨日の
ブログに書いたが、今度はその海外版というべき本を
見つけた。

その本が「ワケありな国境」である。

世界の奇妙な国境線について、あれこれと書かれているの
だが、おそらくほとんどの方は興味がないに違いない。

しかし、世界の国境とは、たった1メートル動かす為に、
どれほどの血が流され、銃弾が飛び交ったことか。
陸続きの国境を持たない日本に住む我々には、理解し難いが、
国境には何となくそういう危うさも漂っているのである。

私は国境の街を旅するのが好きである。世界には柵ひとつで
隔たれた国境から、コンクリートのブロックで遮られた国境、
川を挟んでの国境、全く何もない国境など様々なものがある。

色で例えるならグラデーションである。一つの国に一つの色が
あるとすれば、その中間に位置する国境は、どちらの色でも
ないが、どちらの色でもあるのだ。様々な物が混ざり合って
混沌としていることもある。

それがまた、非常に面白い。

これまで、一度も国境の旅を味わったことのない方は、ぜひ一度
自分の足で超えてみていただきたい。

その体験には、きっと何か思うことがあるだろうと、思うのである。
















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