ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

対処の仕方

2008-10-17 18:52:32 | 時事(国内)
このところの金融危機は1929年に始まった世界大恐慌以降、
最大のものだといわれている。しかし連日のように報道される
世界同時株安などのニュースを見ていると、結果的にさらに
人々の危機感を煽り、消費低迷に繋がる悪循環を促して
いるように思えてならない。報道を抑制するだけで人々の
不況意識をもう少し、押さえられそうな気もするのだが…

経済学者に言わせると、元々、資本主義社会は本質的に
不安定なものだそうである。

資本主義におけるお金という存在は、物々交換の手間を省き
経済を効率化したが、しかし、お金そのもの自体には、実は
何の価値もないのだという。

また、お金は、それを何かと交換してくれると予想して持っている
に過ぎないそうで、従ってそういう意味では、お金自体がある意味、
投機なのだそうである。そして、結局、お金の信用とは「皆がお金
だと思っているからお金だ」ということで支えられているに過ぎない、
と言えるようである。

そう考えると、お金は経済の効率化を多分にもたらす半面、
大変な不安定をもたらす可能性も持つことになり、そういう
意味では、お金が支える資本主義において、効率化と安定の
共存はありえない、とも言えるそうである。

従って、このような金融危機は、資本主義においては、
いつ起きても不思議ではない、必然的なものとしてあるのだと
学者らの世界では言われているそうである。

この手の話は、実はなかなか理解しがたいが、最終的には
なんとかなるだろうと、専門家も見ているようである。

歴史を顧みれば、経済はバブルと崩壊を繰り返しながら
確実に効率性は増しているそうで、今回の金融危機も
このようなサイクルの一端に過ぎない…と言えるようである。

個人的に一番いけないと思うのは、「不況意識を皆が持たない」
これに尽きるような気がしている

「知らなきゃ、幸せ」「知らないうちに通り過ぎる」

案外、ベストな対処の仕方かもしれない…?












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