花歩る木

山と旅がすきです

映画「ふしぎな岬の物語」

2014-09-30 10:40:53 | 映画 演劇

 9月26日 映画「ふしぎな岬の物語」を、見てきました。     

      モントリオール世界映画祭で審査員特別賞を受賞した吉永小百合さん主演の映画。
      10月11日のロードショウに先立って「特別試写会」がもようされ、吉永さんと監督の
      成島出さんの挨拶がありました。
      JRの「大人の休日倶楽部」で、募集していて運よく当たったのです。

      
      

       吉永さんは、着物姿ではなく、ピンク色のスーツでした。
       映画人生50年の中で、初のプロジュースをしたこと。
       音楽には、ギターを使いたくて、村治佳織さんに頼んだこと。       
       モントリオールの会場で受賞を告げられた時には、「キャー」と言ってしまったこと。
       ご自分の今後について、映画にかかわった仕事をしていたい。
       ・・・等のお話がありました。

       海の向こうに富士山を望む、のどかな村の岬の突端に建つ「岬カフェ」。
       住人たちのお目当ては、店主の悦子(吉永小百合)が幸せを祈って入れる、1杯のコーヒーだった。
       「おいしくな~れ おいしくな~れ」と呪文を唱えると 不思議においしくなるらしい。
       
       モデルになった喫茶店は千葉県鋸南町に実在するそうで、今は大変な人出で大賑わいだそうです。

       お互いを思いやる、人間のやさしさと癒しの物語でした。
       吉永さんの変わらぬテーマです。
       今回は、プロデュースをご自分でなさったというから、全体の傾向が少しは変わったかしら?
       ・・・・と思ったのですが、終ってみれば、完璧な小百合調でした。
       外国で認められたんですからそれが良かったんでしょうね。       

 

       


映画「リスボンに誘われて」

2014-09-29 15:59:40 | 映画 演劇

9月22日 映画「リスボンに誘われて」を見てきました。

      原作は「リスボンへの夜光列車」という、ベストセラー小説だというし、
      映画の予告を見て、俳優さんの名前は知らないが、欧州の名優
      であり、魅力的でしたので、絶対見たいと思っていた映画でした。      

      
1行目で 
       心が動き

 2ページ目で
       列車に飛び乗り

 3章目で
       人生が変わった

映画のチラシの名文に
心動かされて、
 この映画を見ました。

      

     
        物語
       スイスの高校教師グレゴリウスはある朝、橋から飛び降りようとする若い女性を
       助ける。この出会いが彼の人生を大きく変えることに。
       カギとなる一冊の本と列車の切符を手に、平穏だが平凡な日々をおくっていた
       初老のグレゴリウスはリスボン行きの夜光列車に、とび乗ってしまう。 
        
        本の著者を訪ねてリスボンを歩き回るグレゴリウスは、やがて30年前の
       独裁政権下で青春を過ごした若者たちの人生と、後に残された者たちの
       人生に深く深くかかわることになる。
     
       
      
           1970年代、ポルトガルで激化する民主化運動を背景にした友情と愛の物語なんです。
       ポルトガルの歴史を知らないと十分な理解が出来なかったのが、もどかしかったです。 
       
       

        
       ラストシ~ンが、とても印象的。
       
       別れの日、駅で、主人公(ライムント)は、マリアナに「ここに残らない?」と言わて
       THE END でした。
                                             残るのかな~~?  

        
       次に旅行する国の候補にポルトガルを考えていました。
       テレビの旅番組をみても、この映画を見てもなお、背中を押してもらえません。
       理解できなかった部分は、多分原作を読んでも私には無理かも?
       ・・・・という、私にはレベルの高い映画でした。   

      


お伊勢参り(滋賀県)

2014-09-27 15:59:17 | 

9月19日、20日お伊勢参りに行ってきました。

      20年に一度の式年遷宮が続く伊勢神宮で、昨年10月「遷御の儀」が行われました。
           その翌年は「おかげ年」と呼ばれ、昔から多くの旅人が伊勢巡りをしたそうです。

      私は、30年ほど前に行ったことがありますが、娘が行ったことがないというので
      「最近のお伊勢さま」をお参りしようかと、ツアーで簡単に行ってきました。

     9月19日

      羽田(8:00発)から中部国際空港へ行き、焼き物の里、常滑を散歩して
      そのあと、熱田神宮をお参りしました。 
     
       

     左: 七五三の御礼参りのファミリー     
     右: 信長塀、織田信長が桶狭間の合戦で戦勝のお礼に奉納した日本三大土塀の一つ。
      
                                     
                                     
                                      名古屋の温泉ホテルに泊まる。     

    9月20日

     10時の出発まで朝の散歩をしました。名古屋城まで片道30分。
     お濠を ぐる~っと回って1時間30分。途中、「市役所駅」という地下鉄の駅を
     見つけたので乗ってみることにしました。スイカで通れました。

       
      お濠の手前はアベリアの花が満開。     白の曼珠沙華も満開。

     伊勢神宮

      内宮、外宮を中心とした125社で成り立つ伊勢神宮。
      昨年から行われている 「式年遷宮」には神様の社殿が常に若く瑞々しくあって
           ほしいといのる 精神とともに、優れた技術を守り伝える意義があるそうです

      

      外宮 天照大神のお食事を司る神の豊受大御神をお祭りしています。
          
       伊勢神宮は、古来からの習わしで外宮からお参りします。

      

      
      正宮(しょう宮) ↑               ↑古殿地 昨年まで正宮が
                                      建っていた御敷地

       
      鳥居をくぐった 正宮          パワーポイントだそうで、手をかざしました。

      内宮 皇室のご祖神の天照大御神をおまつりするわが国で最も尊いお宮です。

      
      五十鈴川にかけられた木造の橋を渡って、お手洗い場で身を清めました。
 

      
       正宮   神前での拝礼は「二拝二拍手一拝」で行います。

        
      別宮  唯一願い事をしてもいい神様   夕方、雑踏がおさまった「おかげ横丁」

      お参りの後の楽しみは、おかげ横丁のぶらぶらでしょう。
      ガイドさんから、おすすめのお店を教えてもらっています。伊勢うどん、伊勢牛肉屋の
      コロッケ、赤福は勿論、ケーキ屋さん、そして真珠やさんなど。  
      無理して食べたら、晩御飯はさすがに入りませんでした。

      雨に降られなくてよかった!!  

 


映画・フィガロの結婚

2014-09-14 17:20:43 | 映画 演劇

9月8日 パリ・オペラ座で上演される演目を映画館で鑑賞するライブビューイング。
      2013年~2014年にオペラ、バレエの計8演目を映像に収め上演する企画です。
      
     
     
      何せ、夜7時から~10時半頃までの長時間なので、簡単には足を運べません。
      9月の「フィガロの結婚」は、ぎりぎり 友達と行ける季節なので、誘って行ってきました。

      「パリ・オペラ座へようこそ」というライブビューイングですが、私たちは「Bunnkamuraル・シネマ」へ
      行きました。
      
      
      
      鑑賞料金3枚セットで9000円 ↑      開演時間前のパリ・オペラ座です。

      
     フィガロの結婚 

     
 18世紀半ばのスペイン・セビリアを舞台に、とある伯爵邸で起きる、伯爵とその従者、女中らが繰り広げる
      恋愛騒動を描いた「セビリアの理髪師」の続編になるストーリーです。

      映画の画面は、柔らかな色調、登場人物たちの優雅な動き、すばらしい声量の中で、
      貴族と庶民の「知恵比べ」がユーモアたっぷりに表現されていきます。

      主役を歌う歌手は、ずっと舞台に出ずっぱりで、歌いますが、訓練の賜物なのでしょう
      素晴らしい声で美しいメロディを歌い続けますね~

       

      事前にあらすじをさらっていきました。が、細かい所作は、見逃しているんだろうと思います。
      有名な俳優さんばかりですが、ほとんどそんな知識がないのが残念でした。
      モーツアルトの音楽だけは、なじみのあるものでした。
      

      高画質の画面は、衣装は勿論、バックも舞台装置もきれいで、友達3人でおおいに気に入りました。
      8月にBunkamuraで本物のオペラ 「カルメン」 を見たときよりも、ず~っとわかりやすかった、と
      喜んでくれて、その一人はもう一度ほかの友達を誘って行ってきたそうです。


富士山(静岡県) 2

2014-09-06 20:51:08 | 山歩き

8月29日
            
            山に登って何よりも期待するのは、ご来光でしょう。
      朝5:10に朝日が昇ってきました。雲が邪魔をして今日の太陽の姿は見えませんでした。ザンネン!

       

      
      6:00過ぎにいよいよ頂上に向け出発しました。
      お天気があやしいので、上・下の合羽を着て、4人で円陣を組んで「頂上に登るぞ、GO!GO!GO!」
      と、気合を入れて出発。

       
      3400mの本八合目までは、混雑は全くなし。    吉田口と合流する八合目からは、団体がどっと増える。
          
      富士山本宮久須志神社の鳥居と狛犬が迎えてくれました。   無事に4人頂上に到着。

       
      頂上通り。もう店じまいのところがあります。         霧が濃くて、おはち回りは取りやめて、下山。

              
         朝、雪が降ったとか。つららが下がっていました。      フジアザミはまだつぼみ。


       

      左 今夏から始まった「富士山保全協力金(入山料)」 1000円を支払うと
         記念にもらえるバッジです。

      右 富士山頂で買ったキーホルダー。裏に登頂日を刻印してくれました。

      カッパを着たり、脱いだりの3日間でしたが、何よりも少人数、ゆったり行動、
      ベテランガイドさんが、ユーモアたっぷり、山小屋の温かいもてなし。
      8~9合目では、息が上がって返事もできないくらい苦しかったけど、
      無事に登頂できて、特別楽しかった思いだけが残りました。
      
      「来年も また行きましょう」って、ガイドさんは言ってくれるけど・・・・・・。

                                                     
                                  富士山ありがとう  

 


富士山(静岡県) 1

2014-09-04 14:30:44 | 山歩き

8月28日~30日 富士山に登ってきました。

      富士山に登るのは3度目です。
      「富士山に1度も登らないバカ。2度登るバカ」…と言いますよね。
      じゃあ、3度登れば「バカ」から免れるんでしょうか?
      だったら簡単だし、有り難い!・・・よし、登ろう!・・・と思ったのが発端です。

      今度登るなら、「須走登山道」を歩いてみたいと思っていたら、
      ガイドをやって下さる方が、私の思い通りのコースを、たっぷり3日かけて
      案内してくれるという うれしい話しに喜んで手を上げました。

    8月28日                                ガイドさんが写した写真もあります。
        

      須走口五合目(標高2000m)から出発します。あいにくの雨。
      左が今回の山岳ガイドさんで、ついていくのは3人。左から2人目のHさん(男性)は富士山7回目のベテラン。
     
      駐車場に止めてある車のナンバープレートが、うらやましい。「沼津の37-76」さんは、富士山フアンですよ。

        

      六合目付近までは緑も豊かで花も多く、富士山の自然をたのしみながら落ち着いた登山が楽しめるコースです。
      

        
      トモエシオガマ                  ミヤマトリカブト                     クルマユリ
       
       雲が切れて頂上が全貌を見せてくれました。

       
       まだこの辺までは軽い、カルイ!      ヤハズヒゴタイ
         
      六合目の瀬戸館で4人だけの貸切。調理自慢のご主人の夕食は超美味し~い。

      見晴らしのいい六合目(2700m)にある瀬戸館は、
      富士山中で樹林帯の最高所に建つ山小屋です。
      混雑がない、お料理が素晴らしい、トイレが清潔、・・・なので明日予定していた
      七合目の小屋をキャンセルしてここで連泊することにしました。
      (このおもてなしは、ご主人のガイドさんへのスペシャルサービスじゃないですか?
       ご相伴にあずかりました。)
             

                                            六合目 泊まり