花歩る木

山と旅がすきです

高尾山 (160)

2014-03-26 15:45:47 | 山歩き

3月22日やっと体調がもどってきて、高尾山へ行く元気が出てきました。

      2月の上旬に160回を記す予定でしたが、私の左手首骨折やら、大雪やらで
      ぐずぐずしていて、やっとお彼岸の春らしいこの日に腰を上げました。

      春の妖精が顔を見せてくれるかも?と期待して裏高尾を歩きました。
      梅は、丁度見ごろでしたが、早春の花たちの“知る人ぞ知る”お花畑はまだ1~2週間
      早かったです。ところどころに雪があって、高尾は都内なのに寒いですね~

      
       
       裏高尾入口                     天神梅林

       
       蛇滝への道                     高尾山頂からの富士山

        
      水の道(6号路)を下る。まだ雪が残っている。  玉川上水縁のアズマイチゲ

      「春の妖精」は、「スプリング・エフェメラル」とも言われ、「はかない」とか、「束の間の」を意味する
      言葉ですが、春の陽光の中で、可憐な花を咲かせる植物達、夏までの間に光合成を行って
      栄養を蓄え、その後は次の春まで姿を消す妖精のような植物たちのことを言います。

      例えば、カタクリ、ショウジョウバカマ、アズマイチゲ、イチリンソウ、ニリンソウ、フクジュソウ、
      セツブンソウなど。
     
      帰り道、三鷹の駅から玉川上水沿いを歩いていたら、アズマイチゲの群生に会いました。
      ここは、あと1週間もするとニリンソウが崖をいっぱいに咲き誇ります。

      蝶でも、ギフチョウなどは「春の妖精」と言われ、可憐にふわふわと春を飛びます。
                   
                             
      
      159回から足踏みしていた高尾山歩きが、やっと、160回目を数えることが出来ました。

      
      

 


真鶴半島散策

2014-03-21 07:23:28 | ウオーキング

3月18日真鶴半島を歩いてきました。

      3月5日にBグループで 「真鶴さんぽ」のプランが実行されました。
      残念ながら私は欠席しましたので、案内書きを参考に夫の運転で
      訪ねて見ました。

      真鶴半島の見どころは、先ず「半島の森と海岸」、「中川一政美術館」、
      「磯料理」、、、 だと見当をつけました。
      この日、もしかして、夕方から春一番が吹くかもしれない、、、との予報が
      ありましたが、何とかなるだろうと出かけたのです。
      
         
       森林遊歩道は、あちこちにPがあって入口があり、県立自然公園として
      保護されているようでした。クロマツの他、クスノキ、スダジイなどの原生林が
      見事な森を作っていて、真鶴の人々はこの森林を敬意をこめて「お林」と
      呼んで大切にしているそうです。
      適度な登り、降りの道を海岸のほうへ下りました。

      半島の突端、真鶴岬は、「かながわの景勝50選」に選ばれている景勝地。
      潮騒遊歩道の海岸線は、すてきな散歩道で、釣り、海藻取りのひとにも
      会いました。好天の日、海遊びの夏には賑わう場所なんでしょうね。

      
      
       真鶴半島の突端・三石                      HPより

       相模湾の海の幸、磯料理を食べました。料理の数が多くて今度こそ写真に・・・と
       思って撮ったのに、何も残っていませんでした。
       どういうわけか、写真が全部ダメ。HPの写真をお借りしました。

       最後に、中川一政美術館 へ行きました。

       
        真鶴町立 中川一政美術館                   HPより

       箱根の駒ヶ岳や、バラ、ヒマワリの絵で有名な画家です。力強く、自由奔放な表現で
              時には、ゴッホの筆使いに似てたり、ルオーの色使いに感じが似てたりしました。
       1893年生まれ、97歳まで絵を描かれ、文化勲章受賞者でもあります。
       静かに鑑賞できました。
 館長さん(?) が 親切に説明してくださいました。
      
      
     
      
       風が強く、雨が降りそうなお天気ながら、3つの目的が満足に達せられました。  



       私は2月18日に雪道ですべって左手首を骨折しギブスをつけていたんですが
       この夜、無事にはずしてもらえました。4週間家事をしないで(ゴメンネ) テレビっ子
       していましたが、
まだ8割の治り方だそうで、もう少しグループの山歩きはひかえます。    
       骨粗鬆症には、気を付けましょう!           

      







           


上野の美術館

2014-03-20 13:50:21 | 美術館

3月19日 上野の美術館、都美術館と国立博物館へいってきました。

     都美術館へは、先週友達と行って鑑賞してきたのですが、
     都美のサービスで、第三水曜日は65歳以上無料で入場できます。
     出来たらもう一度みたいと思ったのと、国立博物館で、春恒例の
     「博物館でお花見を」も見たかったので、春風に誘われて出かけました。

     9時30分オープンなのに、大勢のシニアフアンが入場の列を作って
     いました。シニアの大好きな日本画ですから、そうなんですかね~

     今回私は、自分の好きな画を目星をつけてあるので、割と早足で
     見て歩きました。

                                        
      
      前田青邨 「芥子図屏風」 琳派を思わせるかれいな屏風

      
     小倉遊亀 「コーチャンの休日」 開けっぴろげなコーチャンのくつろいだ姿

      
       速水御舟 「比叡山」   25歳の作品   群青がうつくしい

      
       平櫛田中 「禾山笑」 西山禾山という禅僧の笑い声が聞こえてきそう。
       田中は100歳の時に、「60,70は洟垂れ小僧。男ざかりは、100から100から、
       わしもこれからこれから」 と言ったそうです。  (画像は日曜美術館から)

      国立東京博物館へ

      
      早咲きの「カンヒザクラ」       「博物館でお花見を」 のパンフレット

      
       本館第8室は、さくらの着物、屏風など。 「撮影禁止」の札のないところは
       写真OKなのです。日本の美術館では、珍しく、有り難い限りです。
 

      

      
       さくらの刺繍の小袖

      

      
       桜刺繍の袱紗

       
      源氏物語絵合・胡蝶図屏風         観桜図屏風

      2美術館を見て、まだ午前中でした。
      時間的には、充分余裕はありますが、疲れたので、駅中でランチ、お茶をして
      夫と別れました。あの人、もう1軒行くそうです。

 


「世紀の日本画」展・都美術館

2014-03-17 12:21:25 | 美術館

3月12日東京都美術館の“世紀の日本画”を見てきました。

      “世紀の日本画”後期(3月1日~4月1日)が開かれています。
      友達3人で、温かな1日上野で遊びました。

      岡倉天心らが創立した日本美術院を、横山大観らが再興してから
      100年となるのを記念した特別展です。
       (その100年の1世紀・・・という意味です)


        
  ⓵「悲母観音」        ②無我           ③「飛鳥の春の額田王   ④径     パンフレットより

      ① 「悲母観音」       狩野芳崖   重要文化財
      ② 「無我」          横山大観
      ③ 「飛鳥の春の額田王」 安田ゆき彦
      ④ 「径」            小倉遊亀

          
         「悲母観音」 狩野芳崖         「無我」 横山大観         HPより

      まだ、存命な作家の作品もたくさんありましたが、大概は知っている、見たことがある
      作品が並んでいて、「うわ~~すごい!会えた!」・・・と感激する作品ばかり。
       日本画は理解しやすく、きれいですね。

      精養軒でランチをして、そのあと、不忍池の向こうがわにある
      「旧岩崎邸庭園」へ
 行きました。 

     私は1月にも行っていますが、ボランティアガイドさんの
     説明が良くて、古い
建物の美しさ、住んでいた人の歴史や明治、大正時代の
     世の中の様子が想像できてとてもいい所です。



        
        岩崎邸 洋館正面              洋館前広場にある大銀杏

       
        2階ベランダ

       
        芝庭から見た洋館

        
        大名庭園の形式を残している「芝庭」    3Mもある石塔


       ふつう45分位のガイドツアーを1時間半も話してくださったので、
      すばらしい
勉強をしたような充実感でいっぱい。満足な1日を過ごせました。
      


井の頭公園のかいぼり

2014-03-11 17:11:30 | ウオーキング

3月11日

      井の頭公園のかいぼりの様子は、どうなったのか?
       散歩がてら見に行ってきました。

      
            今回、弁天池は、かいぼりをしませんでした。

      
      3月9日、梅香るころ、池の水が満水になり、在来種の魚がもどされました。


      
      「かいぼり 作業の流れ」 の様子


       
      「かいぼり屋」というブースがあって、相談や質問に対応してもらえる。            捕れた生き物たち

      
      「毎日母さん」のまんがが貼ってありました。


      
       新しい水で満たされた井之頭池。

      今回のかいぼりは、外来種駆除、と水質改善が目的でした。
      井之頭池にいる魚は、ほとんど大部分が外来魚で、オオクチバスや
      ブルーギルなど。 これらを取り除くのにかいぼりは有効な方法なのです。 

      冬期に地底の天日干しをして底質を改善すれば、水のきれいな状態が
      続くのですが、定期的に実施するようで、2年後にまた行われると係りの
      人の話でした。

      「桜の井之頭」の季節がもうそこまでやってきています。
      公園全体が新しい春を待ちわびているように、見えました。
      
      

      


国営昭和公園

2014-03-10 15:26:23 | ウオーキング

3月9日昭和公園へ行ってきました。

     午前中、中央線を八王子まで行って、「家具は村内・八王子」のコマーシャルで
     お馴染みの 「村内美術館」へ、行ってきました。

     
         「家具と絵画のコラボレーション」という、ユニークな美術館です。(300円)

     駅からシャトルバスに乗って15分(無料)八王子市郊外の家具店の3階に行きます。
      企画展は、八王子出身の「田淵隆三」の作品、「ヒマラヤに挑む」でしたが、
    
      
        目的は、バルビゾン派の作品。

     ミレー、コロー、クールベなどの作品が展示されています。
     作品にあわせてソファーが置いてあり、それぞれの作品をゆったりと鑑賞できるように
     なっています。土曜日にもかかわらず、お客さんがいなかったのは、モッタイナイ!


       
                              HPより     コロー 「小さな水門のある草原」 (1855~60年)

      国営昭和記念公園へ

      午後は、立川へ引き返し昭和公園へ行きました。

      花木園の梅の花が満開を少し過ぎた頃でしたが、まだ充分鑑賞できました。


       

       

       
      クリスマス・ローズが今一番きれい!!             スノードロップも目を出し始めています

      国際雪割草協会・関東支部展示会  があったので、見せてもらいました。

       

       

       
                                 講演を聞いた人に雪割草の鉢がプレゼントされました
                                 育て方を聞いて、難しそうだったけど、私にできるかな~?


      朝日新聞に 半田眞理子さんの「惜別」の記事が載っていました。

                          
                                               朝日新聞より  

          
         昭和公園へ行くたびに、何て広くて、花がきれいで、平和な場所なんだろうと

         満ち足りた気持ちになります。
         どんな人が設計されたのやら?・・・と思いつつもご本人が亡くなられて、
         初めて知りました。
        
        
                “半田眞理子さん” 建設省(現国土交通省) 初の女性課長として1979年(昭54年)

         米軍基地跡地を「国営昭和公園」に整備するため、日比谷公園の11倍という広大な
         園内のレイアウトを手掛けた人です。 

         「みんなの原っぱ」のケヤキが、設計の軸となったそうです。
         ケヤキが芽吹く頃、思いを新たにそのケヤキに会いにいこうと思っています。