花歩る木

山と旅がすきです

11月の高尾山

2013-11-29 17:26:04 | 山歩き

11月23日南高尾へ行ってきました。


    祝日で好天気、小春日和というか、インディアンサマーというか、行楽日和でした。
    こんな日の高尾はどこも雑踏のように混みます。多分1年中で1番混むでしょう。
    ミシュランの高尾を避けて、静かな高尾を歩いてきました。

        
    
     高尾山口駅からすぐの小仏川のほとりのモミジ

     
     国道20号、高尾山インターチェンジ付近。ほとんど完成していました。
     
     料亭「うかい鳥山」の前を通ります。    分岐のお地蔵さん
     
     南高尾の稜線上。草戸山(365mなのでまたの名を1年山)は町田市の最高点。
     急な上り下りのある尾根歩きですが、とにかく人が少ない、静かな山歩きが
     できました。

    
    2時過ぎてましたが、ケーブルカー駅前広場は、大混雑でした。
    

    11月28日

     今月いっぱい、高尾は「もみじ祭り」をやっています。
     まだ充分きれいな色合いの木々を鑑賞できました。

    
     小仏終点から、景信山登山口への道のモミジ。

    
     景信山への道

     
     景信山頂上(727m)

     
     小仏城山のトイレ。きれいで立派です。  木彫りの天狗が睨んでいました。
     
     小仏城山の小屋                下山中です。

    
     紅葉台からみた富士山

    
     稲荷山コースを下る途中にキジョランが見られます。
     運よく今年は、はじけて種が落ちそうになっている状態を見ることが出来ました。
     
    
     なかなか見られないんですよ。

     「紅葉の高尾」は、11月が晴れ舞台。「山装う」その中を歩いてきました。


大山(神奈川県)

2013-11-20 15:18:10 | 山歩き

11月19日大山へ紅葉狩り登山をしてきました。
     B山の会の11月の行事です。20名参加。

    大山は、信仰の山として親しまれており、紅葉がつとに有名です。
    丹沢山塊の東に位置するピラミッド型の山で、小田急線からも
    雄姿が望めました。

    小田急線・伊勢原駅に集合。8:20発のバスで、大山ケーブル駅ヘ行き、
    宿坊や土産物などが立ち並ぶ通り(ほとんど階段)を15分ほど歩いて
    追分駅へ行き、 そこからケーブルカーで、約6分で、下社へ着きました。

    
    下社の広場で準備体操をしました。

    
    登山道は、阿夫利神社下社の左にある天満宮の門をこえたところから
    急登の石段で始まります。

     
    途中にある600年もたつ、夫婦杉     急登続きですので、休憩が大事

    
    下社を1丁目、頂上を28丁目とした石柱などが道中にあり目印になっています。
    20丁目の富士見台からは見事な富士山が眺められました。

    

    鳥居を2つくぐり石段を上ると山頂に丁度12時に着きました。  昼食。
    阿夫利神社の本社などのたてものが並ぶ頂上からは展望がよく、
    相模平野と相模湾がきれいに見渡せました。

     
    下山は、東側から、急な下りがありますが、   大山川に架かる橋からの二重滝
    アブラチャン林が続きます。
    
    
     ケーブル真ん中の大山寺駅から5~6分の大山寺。モミジが真っ盛り。

     
     大山寺                     参道のモミジ

    3時過ぎに無事全員下山して、門前町の風情が残る参道のお豆腐料理やさんに
    寄って、名物のお豆腐を頂き、おつかれさん乾杯をしました。

    今回のリーダーのTさんは、サブリーダーでほとんど役に立たない私に
    小まめにメールで連絡をくれました。自筆のきちんとしたお手紙も下さって、
    楽しい旅をして、皆さんに喜んでもらいたい・・・という気持ちが溢れていました。
    1つ、お天気であってほしい。
    2つ、紅葉が見ごろであってほしい。
    3つ、「豆腐料理がおいしかった」と言ってほいしい。
    4つ、全員が無事に下山してほしい。  …と、願っていたのが、
    神様は全部かなえて下さり、その上「すばらしい富士山」も見せてくださいました。

    Tさんのお人柄、皆さんのご協力のお蔭です。 
    


秩父・琴平丘陵(埼玉県)

2013-11-16 20:43:07 | 山歩き

11月11日秩父の山歩きに行ってきました。

    秩父の琴平ハイキングコース(札所27番・大渕寺から羊山まで)を
    歩きました。

     

 西部秩父駅で乗り換えて
 お花畑駅から、5分の
 影森駅へ向かいました。
 この秩父線では、スイカは
 まだ、使えません。
 駅員さんが切符に挟みを
 いれます。
 首都圏ではめずらしい
 レトロな駅です。 


  
    
    秩父札所27番の龍河山・大渕寺(だいえんじ)

     
     札所26番の円融寺の境内         この階段の上に修験道がある。
     
    護国観音 高さ15m        円融寺の奥ノ院・岩井堂 ミニ清水寺の舞台

     
    長者屋敷跡、この東屋で昼食 (399m)        紅葉はあと1週間後

    
    秩父の名山、武甲山に雲がかかっていた。

    丘陵だからって、侮ってはいけません。かなりきつい岩道を登ったり、下ったり
    歩き甲斐のある山道でした。時々武甲山を覗き見し、札所巡礼のお堂や、
    石碑を眺めたり、味わい深い山歩きでした。
    山を下りた最後の羊山は芝桜の名所、作業所では、来年の花苗の植え付けで
    忙しいようで、「来春またおいで下さい」とお誘いを頂きました。

    途中雨が降ったようでしたが、森の中だったので濡れずに済んで、コンディションは
    まあまあ。 ハイキングの後、秩父の「ちちぶ銘仙館」を見学しました。
    久しぶりに山の仲間の5人の友達で秋の1日を楽しみました。
    


芸大美術館 興福寺仏頭展

2013-11-10 12:36:56 | 美術館

11月7日 東京芸術大学美術館の
      「国宝 興福寺仏頭展」を見てきました。

        1300年の歴史を誇る、奈良・興福寺から、国宝 銅造仏頭と国宝十二神将立像 他
     が、東京芸大美術館で拝観できます。
     雨の降る日でしたが、上野駅から芸大美術館までは、それらしい人のつながりが
     出来ていて、会場もかなりの賑わい。4~50代の人が多かったのには意外でした。 

        
      雨の上野公園                  芸大美術館を入った所
 
     白鳳時代の薬師如来像で頭部だけが伝わる「銅造仏頭」(685年)  が今回の中心。

     穏やかな表情をたたえた仏頭ですが、火災で首から下がない。頭も後ろから見ると
     抉り取られたような穴が空いていて痛々しい。
     幾多の苦難に耐えてなお前を向いている目が魅力的なのです。

     

     
    国宝 十二神将像(鎌倉時代 初期)          写真はNHK「日曜美術館」より

    東金堂の守りの任に当たった十二の神達。運慶、快慶で知られる「慶派」の仏師の
    作と言われる。12体(頭に夫々干支をのせている) は、尊い仏を禍から守る任を
    もったスーパーヒーロー達です。かっては極採色に塗りつぶされていたとか。

    興福寺を訪ねてもこんなにまとまった国宝、重文の仏にお会いすることは
    困難でしょう。前から、横から、後ろから、、、拝観させてもらえました。
    

    芸大の北側を降りていくと、谷中、根津、千駄木に隣接します。
    空襲を免れたために、古い街並みが今も残り、散策にもってこいです。

    地元で長年愛され続けている名物喫茶店「カヤバ珈琲」 で、ランチを食べました。
    人気店ですので、しばらく外で待ちましたが、待ったかいがある昭和レトロの
    懐かしい居心地のよいレストランでした。

     

    アカデミックな雰囲気の上野の森と、昔ながらの家並みの並ぶ町は、
    お勧めしたい散策のコースでした。


世田谷美術館

2013-11-03 20:04:25 | 美術館

 11月2日 世田谷美術館へ行ってきました。

      都立砧公園の一角に位置する世田谷美術館では、
      「アンリ・ルソーから始まる  素朴派とアウトサイダーズの世界」展が
      行われています。    ~ 11月10日まで。

      めずらしく友達が誘ってくれたので、3人で小田急線・千歳船橋で待ち合わせ
      環八通りに出てバスで美術館入口まで。連絡がよくて30分、11時に着きました。

      ちょっと早いけど先に食事をしたほうがいいんじゃない?…ということで
      美術館とつながったレストラン、ル・ジャルダンでランチセットのステーキを
      食べました。全面ガラス張りの窓越しに、広々した砧公園が眺められて
      ゆったりと食事が出来ました。

      
      「アンリ・ルソーから始まる 素朴派とアウトサイダーズの世界」展の
      展示作品(137点)は、すべて世田谷美術館の所蔵作品だそうです。

      「素朴派」とは、美術教育を受けたことがなく、プロを目指してもいない素人画家。
      「アウトサイダー」とは、精神疾患などを抱えつつ、絵を描いた人々。
      
    
      
    
    
          アンリ・ルソー(1844~1910)の油彩画3点、版画1点
       40歳から独学で描き始め、どんなに嘲笑されようと画くことをやめなかった
       アンリ・ルソー。初期の風景画、人物画がゆったりした室内で 展示されていました。

        

             
「フリュマンス・ブッシュ」の肖像

絵の説明によれば、ルソーは、最初の奥さんを亡くし、
2番目の奥さんにしたいと思った女性が、他の男と
結婚してしまったが、程なくして未亡人になり
寂しく暮らしていた。
ルソーは、その女性を慰めるため彼女の夫の
生前の姿を書いてプレゼントした・・・のだとか。
恋敵・・・って事じゃないですか?

   彼って、本当に一生懸命で、生真面目で
   「ただ好きだから画く」人だったようですね。


         70歳過ぎてから、ペンキで絵を描き始めた グランマ・モーゼスや
        イギリスの大政治家 サー・ウエストン・チャーチル他
        人生の達人たちの豊かな作品に会えました。

       
                 この絵は、出展していません。
                 

                 これは、今人気の原田マハさんが 「キャンパスの楽園」という作品の
                 テーマにしている「夢」です。アート・ミステリーとかいうジャンルで、
                 大変な人気で、とても面白い。この本を読んでから、わたしはルソーが
                 好きになりました。

    

            

      砧公園に冬桜が咲いていました。
      5~6歳位の男の子が「お母さん! 桜が咲いてるよ!」と言ったら
      「今頃桜は咲かないわよ」とお母さん。
      『八重のサクラ』ですよ!


西沢渓谷(山梨県)

2013-11-01 15:56:16 | 山歩き

10月30日西沢渓谷を歩きました。

           B山の会の10月の山行で、秩父多摩甲斐国立公園の中に
      位置する西沢渓谷へ行きました。    一行31人

      西沢渓谷は、甲府盆地を流れる笛吹川の上流にあります。
      
       
      西沢渓谷の入口                  田部重治文学碑

      田部重治(1884年~1972年)英文学者、登山家
       随筆「笛吹川を遡る」二より、ここの渓谷美が全国に知れ渡ったのです。
      
       
       ほとんどの橋が吊り橋             網の下は深い渓谷

      
      竜神の滝

      
      紅葉は真っ盛り。

      
      遊歩道は登山道と変わらず、危険個所には太い鎖が張ってあってそれを伝って歩く

      
      七ッ釜五段の滝
      西沢渓谷最大で、日本の滝百選に選ばれている。落差およそ50m
      昨日の雨で、大小五段の滝壺に落ちる水量の豊かなこと、音のものすごいこと。
      
      七ツ釜五段の滝から、厳しい階段を上ってトロッコ軌道跡に出て、
      帰りはそのトロッコ道を下って、スタート地点に戻って来れました。

      約10Km、4時間のハイキングコースでしたが、 大型の工作機械が入れないため
      人の手でノミを使って岩を掘ったのだそうで、気楽な道ではありませんでした。
      
      何度か行ったことのあるコースでしたが 、美しい水、錦秋の衣をまとった山、
      光り輝く空の色、、、、、一番きれいな西沢渓谷を見せてもらいました。