花歩る木

山と旅がすきです

10月の高尾山

2014-10-29 17:39:46 | 山歩き

10月は、20日と27日に高尾山へ行ってきました。

     高尾山へは、1年に10回登ることにしていますが、
     今年は春、夏はなかなか機会が作れず 10月からは、
     追い込まれて月に2回のノルマを自分にかせました。

     10月20日(月)

      晴れて、湿度の高い天候でした。
      Tシャーツ一枚でも丁度いいぐらい。紅葉が少し始まった感じですが
      あまり感動するほどの景色は見られませんでした。

       
       水の道(6号路)の木の根道          シモバシラの花(シソ科)

      10月27日(月)

       
      幼稚園と一緒になりました。          先生は大変です。

      平日ですが、相当の人出でした。高尾のハイシーズンですね。
      幼稚園、小学校の遠足が特に多く、この日は稲荷山コースを
      歩いたのですが、子ども達も下から元気よく登っていました。
      帰りには、ケーブルカーに乗せてもらえるんでしょうか?

      足慣らし、体ならしで、高尾の頂上までしか行きませんでしたが
      来月からは、景信山からのスタンダードコースを行こうと思っています。



      


チューリッヒ美術館展

2014-10-29 13:08:28 | 美術館

10月23日 チューリッヒ美術館展に行ってきました。(国立新美術館)

      「チューリッヒ美術展」は、「日本・スイス国交樹立150周年事業」の
      最大の目玉ともいわれる展覧会です。

      チューリッヒは、スイス最大の都市。チューリッヒ美術館の起こりは、
      市民が所有する作品を寄付するようになったのが、コレクションの元で、
      今では10万点以上に及ぶ所蔵品の3分の1が寄贈によるものだそうで、
      市民が育ててきた市民の美術館なのです。

      モネ、シャガール、ピカソ、ムンク、など、印象派からシュルレアリスムに至る
      74点は、すべてが代表作・・・と言われるものです。

      
      クロード・モネ 「睡蓮の池、夕暮れ」           展覧会サポーターの黒柳徹子さん
      横幅6mという圧倒的な大きさ、モネ最晩年の作品。               写真はHPより

      
      セザンヌ 「サント=ヴィクトワール山」

        
      ルソー 「X氏の肖像」           ムンク「ヴェルヘルム・ヴァルトマン博士の肖像」

      セガンティーニ、ホドラー、ヴァロットン、クレーらスイス出身の巨匠たちの
      作品も夫々の巨匠の部屋で見られました。

      後半の抽象絵画、シュルレアリスムの部屋は、馴染めないし、分からないので
      立ち止まらないで通り過ぎちゃった。

     
     
      国立新美術館は、六本木にあって、都会のオアシス。
      建物を見学するだけでも、通り抜けるだけでもアートを感じますね。


ウフィツィ美術館展

2014-10-28 13:15:44 | 美術館

ウフィツィ美術館展を見てきました。

      東京都美術館で10月11日より12月14日まで開催されています。
      
      イタリア・ルネサンスの中心都市フィレンツェでは、15世紀後半
      から数多くの優れた芸術家が生まれました。
      16世紀には、新時代様式が開花します。

      世界的に名高いウフィティ美術館は、メディチ家が蒐集した
      膨大なコレクションを格とする美術館の収集品からの紹介。
      
       
                             フィレンツェの町
      
      「ウフィティ」とは、かってメディティ家の事務所として
      使われていた所で、イタリア語で「オフイス」を意味し、
      「ウフィティ実術館」と呼ばれるようになりました。 

      ウフィティ美術館の中でも、とりわけ人気の高いのは、
      ボッティチェリの作品。ボッティチェリを見るだけでも
      美術館を訪れる価値があるといわれます。
      私は、前にフィレンツェを訪れたときは、「春(プリマベーラ」
      と「ヴィーナスの誕生」を見たのを覚えています。     

      
      ボッティチェリの代表作《バラスとケンタウロス》

      ボッティチェリは、メディチ家の庇護をうけて生涯にわたり、
      フィレンツエで活躍した芸術家です。

      その後、16世紀初めレオナルド・ダビンチ、ミケランジェロ、
      の巨匠の時代がやってきますが、ウフィッティに収蔵されてるのは少ない。
      ラファエロの作品は「大公の聖母」、「子椅子の聖母」などが
      あるが、今回は来日していません。

      メディチ家終焉の時、最後の直径のアンナ・マリア・ルイーザが、新大公と
      交渉して“メディチ家の財産やコレクションが、将来にわたって、フィレンツェから
      持ち出されてはならない”という協定をしたので、貴重なコレクションを
      そのまま見ることができるのです。

      9月、10月の市民講座で「ルネッサンス絵画の宝庫・
      ウフィッティ美術館への招待」という勉強をしました。
      美術史研究家の斎藤陽一先生は、留学中、ウフィッティ美術館のすぐそばに
      滞在していられたそうで、お話に現実味があって、面白かったです。
      

     何度か再放送があったようですが、BSで塩野七生と向井理の
     魅惑のイタリア大紀行「ルネサンスとはなんであったのか?」という番組を
     録画して、何度も見ています。
     この展覧会の鑑賞の予習になり、復習になって、理解の手助けになりました。


映画「蜩の記」

2014-10-21 15:28:47 | 映画 演劇

10月15日 映画「蜩の記」を見てきました。

            とても美しい映画でした。
     
      原作は、直木賞を受賞した 葉室麟さんの時代小説。
      10年後の切腹を命じられた武士の生き様、家族愛、師弟愛を
      描いた小泉堯史監督の作品です。

      
      役所さん演ずる戸田秋谷の覚悟は清々しく、美しく、カッコイイ。
      岡田クンの武術や立ち居振る舞いの美しさ、カッコイイ。


       
      上田正治キャメラマンと小泉監督    舗装された道を土で覆い隠す作業

       
      3台のフィルムカメラで望遠で撮影するやり方。本番は一回のみだそうです。

       
      主人公の家、遠野ふるさと村の庄屋の家を 撮影用に変えたAFTERの場面。
     
      偶然にもオールロケの7割を遠野で撮影した場所を 映画館の画面で見られて
      胸がいっぱいになりました。
      

      日本の四季の風景が、本当に美しいです。
          
      加古隆の音楽も、詩情あふれる日本の自然によりそった静かな旋律で、
      音楽が全くない場面もすごく生きていました。
 
      映画全体、凛とした空気が立ち込めていて、終わってからも余韻が残りました。
      抜群に私が今年一番感動した映画でした。お勧めします。

      皇后陛下もごらんになられましたよ。
      

 


遠野の旅(岩手県) 3

2014-10-17 16:40:56 | 

10月13日台風19号が近づいていて雨の心配がある最後の日。

      水光園(宿泊施設)の庭園
      
      遠野の美しい自然を再現した広いお庭(62,000㎡)

      
      ホテルの前から見た朝霧の風景   映画の一場面にもありました。


      早池峰神社
        

      
      重湍渓の紅葉
      

       

      SL銀河見学
      花巻から遠野を経由し、釜石へ至るJR釜石線。宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」
      のモデルとなったこの路線に、今年4月、40年ぶりに「SL銀河」が運行されています。

       
      遠野駅で停まっているSL銀河を見学して・・・
      

      
      めがね橋でSL銀河を待ちました。
      
      めがね橋からの撮影は、定番のスポットとして人気だそうです。
      鉄道フアンには、「撮り鉄」という人がいるそうですが、さしずめ私は「撮り鉄気分」
      を味わったのです。

      
      天候に恵まれて、スケジュールは満足に達成されました。
      
      のどかな田園風景の中、「遠野物語」の舞台であり、民話の里であり、日本の
      原風景ともいえるうつくしい秋を堪能できました。
     
      遠野の皆さん ありがとう。

                                       どんと晴れ!
      


遠野市(岩手県) 2

2014-10-16 16:53:30 | 

遠野の旅 10月12日

      「あえりあ遠野」は、天皇、皇后両陛下もお泊りになったホテルで、瀟洒なステキな
      ホテルです。「蜩の記」のロケ隊もここで泊まり、岡田クンは毎朝ホテルの後ろの
      南部神社への階段を駆け上ってトレーニングしていたそうです。

      

      
      神社のうえにある鍋倉公園からみた市内。  ↑ 早池峰山がのぞいています。

      
       「遠野物語」で遠野を紹介した 柳田國男

       
      柳田國男が、宿泊した宿、書斎も保存されている。

            
      
      
       遠野は、ホップ生産日本一。麒麟麦酒が全部買い上げるのだとか。

       
      常堅寺を通って、カッパ渕へ行く。   頭に皿のようなくぼみのある、カッパ狛犬

      
      カッパ渕 「遠野物語」にカッパの話は5話残されている。
       
      常堅寺の裏を流れる小川の淵にはカッパが多く棲んでいて、人々を驚かし、
      いたずらをしたといわれています。   今は、カッパを釣ろうときゅうりをぶら
      下げていますが、なかなかつれない・・・らしい。

       
                               カッパの置物にピーマンの供え物

      
      刈り取って、脱穀したあとの稲を乾燥している様子が見事なアート。 

      
       もう一度、やぶの隙間から切り取って見ました。

      
      デンデラ野  「遠野物語」によれば、うばすて野だったところ。


      皇后さまの遠野滞在時に歌われたお歌

       いずこにか 流れのあらむ たずねきし  遠野しずかに 水の音する。

                                                            

         遠野の自然の美しさは言うまでもなく、そこここに流れる水の美しさは格別でした。

                                           たかむろ水光園 泊まり
      
                   


      


遠野(岩手県)の旅 1

2014-10-16 13:49:31 | 

10月11~13日に岩手県の遠野市を旅してきました。
      「遠野まるごと観光&SL撮影の旅」というテーマがついています。
     
     
      一度は行ってみたいと思っていた遠野市。
      私達の住む市とは友好都市で、お互いに交流があるのです。

      「市民ツアー」が2年に1度行われているそうで、今回応募したら
      ラッキーにも20名の中に入れてもらえました。

      10月11日新幹線で新花巻へ。バスで30分で遠野市到着。

      
      南部曲がり家千葉家
      丘の中腹に石垣を築き、その上に小城のような屋敷を構える国内
      最大級の曲がり家。屋敷全体が国重要文化財に指定されている。
      
      
      遠野市全体が見下ろせる高清水展望台(標高800m)からの眺望

      
      「遠野ふるさと村」は、懐かしい農村を再現した場所。
      昭和初期にタイムスリップしたような風景で、映画や ドラマのロケに
      よく使われるそうです。今上映中の映画「蜩の記」も70%ここで
      ロケしたのです。

            
           この板の間もロケされました。  映画のポスターが町のあちこちに。

      
      のどかな風景のなかでさまざまな農村体験ができるところです。

      
      茅葺屋根は10年ごとに葺き替えるそうで、屋根だけで4000万円
      かかるとか。

      
      稲が実ってるそばに、初夏の花、カキツバタが咲いていて、とても
      不思議に思い、調べてみたら秋にも咲く四季咲きのカキツバタが
      あることを知りました。

       
      アイコトマトをドライにしています。      キーウイの原種、サルナシ。

     
     
      夜は、歓迎交流会が行われ、遠野市長、教育長などえらいさんの歓迎をうけました。
      地元の食材のごちそうは、私にとって今年一番のおいしい物でしたし、山ブドウワイン、
      と どぶろくは、普段お酒を飲まない私にもおいしくて、次の日自分用のおみやげに
      早速買いました。
                                    あえりあ遠野 泊まり