花歩る木

山と旅がすきです

御岳山(東京都)

2014-08-24 17:53:14 | 山歩き

8月21日奥多摩の「御岳山」に、行ってきました。
      B山の会の8月の行事、26名参加。Tさんと私が世話人を担当しました。

      「御岳山」は、青梅市の西部にあり、東京都内なのです。
      JR御嶽駅からバスで御岳滝本駅へ、そこからケーブルで6分の山頂駅前広場(831m)
      が集合場所。「レンゲショウマ祭り」中でしたので、大勢の人で、山はいっぱい。
      集合、体操の後、そこから山歩きを始めました。

      8月中~下旬には、レンゲショウマが、富士峰園地の北側の斜面に
      約5万株が群生して、見ごろを向かえています。
      県によっては絶滅危惧種に指定されている花ですが、「森の妖精」と呼ばれる
      可憐な風情で、うつむき加減に咲いています。
      
      

      

      御岳山の山頂にある「武蔵御嶽神社」へは、300段の階段を上りたくない人が
      多いのと、時間の短縮もあって、分岐から遥拝して、長尾平で簡単な昼食をとりました。

      

      御岳山のもう一つの魅力は、「東京の奥入瀬」と呼ばれる苔むした岩が
      美しい渓谷です。「綾広の滝」という修行を行うパワースポットもあります。

       
      フシグロセンノウ                             タマガワホトトギス

      
      参道へ戻って、26の宿坊が続く集落に来ました。
      この中の宿坊でお風呂に入り、御師料理を頂くのが、もう一つの楽しみでした。
      
        
       立派な宿坊                 「レンゲショウマ祭り」のプレートをつけて

       食事前に 宿坊のご主人のユーモアのあるお話をお聞きしました。
       御師料理は、こんにゃくを含めて野菜は全部ご主人が畑で作られたそうです。
      
       お蔭でお料理が何倍もおいしく感じられました。

       皆さんに満足して頂けたのも、先ずはお天気のお蔭。
       2度の下見も充分報われて 世話人2人もシアワセでした。


朝のウオーキング

2014-08-19 16:13:20 | ウオーキング

 8月15日  69回目の終戦記念日です。
      そして、私の朝ウオーキング2年目の朝です。
      この頃は、コースがいくつかできて、
      20分歩いて中央公園のラジオ体操にも 仲間入りさせてもらっています。  
      6時に行けばもう中国体操が始まっています。
      6時50分まで、中国体操3種、ラジオ体操1、2、などがあって
      最後は五木ひろしの「千曲川」がクールダウンになります。
      3拍子のゆったりした曲で、終わってからも曲が頭から離れません。
        
       
      会員は130人いるそうです。               1と15日は終わってから掃除をします。

                   
       桜の葉っぱで草笛を吹いている人がいます。        生まれたばかりのアブラゼミ

      たまには雨であってほしい・・・と、朝起きるのですが、
      最近はず~といいお天気。体操の楽しみ、散歩の犬に会える楽しみがあって、
      気が付いたら1年続けられました。
           


ホテルオークラ・記念特別展

2014-08-15 13:30:43 | 美術館

8月14日 ホテルオークラでの記念特別展 を見てきました。

      「日本の美を極める」 という
      「第20回 秘蔵の名品 アートコレクション展」 がホテルオークラで
      開催されています。   8月8日~8月31日まで

      メセナ活動の一環として、チャリティーイベントの日本画の美術展。
      普段はめったに鑑賞の機会が少ない企業・団体・個人が所有する作品が展示されています。

      「日本の美を極める]というタイトルが示すように、「近代絵画が彩る四季・花鳥・風情」
      というキーワードに沿って、約80点が展示されています。

     
      四季

            
       
      横山大観 「夜桜」 (左そう)
      1930年ローマで開催された「日本美術展覧会」に出品された大観のこん身作。
      琳派を思わせる装飾的技法によって、見事に描き出されていて、
      世界に向かって「日本の美」をアピールした作品。

      
                                             東山魁夷 「渓音」
 
      ギャラリートークでの 学芸員さんは、
      個人的にはこの絵が今回の目玉だと説明された
 
      眺めていると滝の音が聞こえてくるようだ…と。

     「風情」

      上村松園 「春宵」

     不動の人気を誇る上村松園 をはじめ、 
     池田蕉園、島成園 の作品があり、 三園と呼ばれたとか。
      
     さり気ない仕草や奥ゆかしさは、 「風情」を感じますね。


      企業文化交流委員会が主催するホテルのチャリティー絵画展。 今年は20回目でした。
      3時からのギャラリートークでは、若い美人の学芸員さんが主な作品の解説をして下さり、
      絵の見方、感じ方に アドバイスを頂きました。
      もう一回りしたかったけど、会場はかなりの人、友達と2人で雨の中帰りました。


秋田駒ヶ岳(秋田県)

2014-08-07 13:51:46 | 山歩き

8月4日秋田駒ヶ岳に登ってきました。

      秋田の名山・秋田駒ヶ岳(1637m)は、花の百名山に数えられています。
      麓の田沢高原から望むと馬の背を感じさせる山容が、名の由来です。
      
      
          
       乳頭温泉から、バスを乗り継いで登山口の駒ヶ岳八合目まで50分。
      うれしいことに今日も晴れ。   9:00から登山開始しました。

       
      バスから見た駒ヶ岳の山容      登山第1歩は靴底を洗う事。水が流れている。

      
      一登りで展望が開け、高山性の花が迎えてくれる

      
       シシウド、手前はオニシモツケ の群落

      
      男岳から見た男女岳(おなめだけ・1637m)と阿弥陀池

      
      男岳から見た阿弥陀池 と 右は ハクサンシャジン

      
       男岳から、馬場の小路、駒池、火口原の方面を望む

      
      男女岳を登る。頂上でやっとおにぎりランチがいただける

      
      登ったり、降りたりして横岳を過ぎ、焼森へ行く途中
      八合目に帰ったのは、13:20 バスで田沢湖駅へ、新幹線こまちで東京へ。

       
      タテヤマウツボグサ               トモエシオガマ
       
       ニッコウキスゲ                 ヤマハハコ
       
      コマクサ                      トウゲブキ

      花は沢山咲いていましたが、この山の一番のピークは6月下旬~7月中旬頃
      じゃないかと思われました。タカネスミレ、チングルマ、コマクサ、エゾツツジ
      そしてシャクナゲなど、咲き競う花の山なのです。多分見事だったでしょう。
      私は、この山は3度目でしたが、今回の花はちょっと感激が薄かったですね。

      同行の皆さんには、親切にしてもらってとても楽しい山旅ができたこと、
      お天気に恵まれたこと、感謝、感謝、でした。


姫神山(岩手県)

2014-08-06 14:02:03 | 山歩き

8月3日(日)姫神山に登りました。  山好き7人で新幹線に乗って。

      姫神山(1123m)は石川啄木の故郷の山で、美しい三角形を描く
      岩手の名峰と言われています。啄木の 「ふるさとの山に向かいて
      いうことなし。ふるさとの山はありがたきかな。」 ・・・の「山」は
      西に岩手山、東に見える姫神山だと聞いていました。

      その上、誰でも登れる、多種多様の花が咲き誇り、自然のうつくしさが
      堪能できる・・・なんて聞くとイメージがふくらんで、絶対行かなくちゃ!
      と思っていた山でした。

      
       
      盛岡から いわて銀河鉄道 にのって 好摩駅に向かいました。
      一つ手前が 「しぶたみ」 石川啄木の生まれ育ったところです。

       
       好摩駅からタクシーで20分。一本杉登山道入り口です。

      
      
      
      山頂です。単独峰なので360度の展望でしたが、岩手山はかすんで
      見えませんでした。
      

       
       いわて銀河鉄道・好摩駅から望む、姫神山
       長く裾野をひいた山容は優雅で一度はのぼってみたい山でした。

             ところが、八合目くらいまではほとんど階段。それ以降は登頂者を
       圧倒する巨石群が山頂を覆っていました。クルシイ!  キビシイ! 山でした。
       
      
     
      
     
      
           
       大昔、姫神山は岩手山の妻だったそうですが、岩手山が早池峰山に心ひかれて
       いざこざがあったそうなんです。姫神さんは、姿形は美しいけれど、中身はとてつもなく
       手ごわいところが、岩手山の浮気の原因だったんじゃないの?

       この日は、岩手で、今年一番暑い日だったようです。

                        
                                        秋田県 乳頭温泉泊まり

 

 


ボストン美術館・ジャポニズム展

2014-08-01 17:23:28 | 美術館

7月29日 午後 世田谷美術館へ行ってきました。

          「 ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」が開かれています。
                                  ~ 9月15日(月)まで

      ジャポニスムとは、日本趣味の事です。
      19世紀~20世紀にかけての作品が約150点展示されています。
      東の美術、西の美術が並べて展示されていて、同時にみられるのが
      ポイントでしょう。

      
      
      ラ・ジャポネーズ (上半分です。)   1年の修復後、世田谷美術館で
      世界初公開されています。 特に赤が色爽やかで、刺繍の金糸、
      銀糸が見事に輝いています。     (今回の一番の目玉です。)

        
       歌川広重「名所江戸百景」の1枚     ムンク「夏の夜の夢」

       
      
        
      歌川國貞・広重の「夏菊」   ゴッホの「ルーラン夫人」  (1889年)     今回の目玉
      背景に菊をダイナミックに描いた。
      ゴッホは、「みんな日本の絵が好きで、その影響を受けている。自分の作品は、すべて
      日本の美術の上に成り立っている」・・・と、テオに手紙で書いています。

       
      太鼓橋にあこがれたモネはジベルニーの蓮池に太鼓橋を作った。  (1900年)60歳
      「自分の最高傑作は、この庭だ」 と誇りにしていた。

       
      喜多川歌麿 「母子図 たらい遊」        メアリー・カサット 「湯浴み」
      母と子の日常など、西洋絵画の題材にはこれまでなかった。

      “印象派を魅了した 日本の美” “ニッポンに、酔いしれる” ・・・世田美が今年一番
      力を入れた企画展だったと思います。
      日本の浮世絵、日本の自然観の影響は、印象派やアールヌーボーに大きいものがあったんですね。