花歩る木

山と旅がすきです

ブータンの幻の大蝶

2012-02-23 15:29:15 | 美術館

 2月22日 ブータンシボリアゲハ を見に行ってきました。

       ブータンの東部で昨年8月、日本蝶類学会の調査隊によって
       78年ぶりに確認された幻の大蝶、ブータンシボリアゲハの標本が、
       東京大学総合研究博物館で一般公開されています。  ~24日まで。

            朝日新聞の記事

      
       
       
       NHKの 幻の ブータンシボリアゲハ の番組 見ました!
       飛んでる姿は特に華麗、優雅で美しい蝶ですね。

         
        左: 東大構内にある総合研究博物館の会場
        中: 蝶が入って贈られた箱 ブータンの象徴、2頭の龍と印[三鈷]が書かれている。
        右: 同種の シナシボリアゲハ、ウンナンシボリアゲハ の標本

                 
                これがそうです。  ブータンシボリアゲハ のオス
    
      世界中の蝶研究者、愛好家にとっては、その名前をきいただけで
      興奮してしまうという 幻 の存在なのです。
      生態を含めて、すべて謎の蝶なのです。
      最後の大物と言われているらしいです。
      
            
                                                                
     
         
          ブータンはヒマラヤ山脈の南東側にある国です。
      ユニークな政策として、諸国の国民総生産(GNP)に対して、
      国民総幸福(GNH)を提唱している事で 注目を集めています。

      国の面積は 九州の1.1倍、人口は70万人だそうです。
      大の親日国。顔つきが似ていて、着るものも懐かしい感じがします。
      国教が仏教であり、風景も日本の農村に似ていて、親しみを感じます。

      東日本大震災に際して、国中で犠牲者を追悼するとともに、
      100万ドルもの支援金を供して下さいました。

      
                                                      
      昨年、結婚され、新婚旅行で日本を訪れてくださった王様ご夫妻、
      被災地・福島県相馬市の小学校を訪問され、「龍の話」をされた時の
      仲睦まじい国王ご夫妻。
      お二人を見ているだけで、こちらも幸せな気分になりました。  
      ブータン国、国王ご夫妻のお幸せを祈らずにはおれません。
 
      
      


映画 三丁目の夕日’64

2012-02-16 09:51:25 | 映画 演劇

 2月14日 映画 「三丁目の夕日 ’64」 を見てきました。

      「三丁目の夕日」のシリーズ三回目の作品だそうですが、
      一度は見てみたいと思っていましたので、友達と新宿で会いました。

      

      古き良き昭和の時代、東京オリンピック開催に日本中が熱狂した
      昭和39年を背景にした物語でした。

           「世界中の青空を東京に集めたような、今日の空」(?)にブルーインパルスが
      五輪を描いたのを見る主人公ファミリー。
      茶川竜之介(吉岡秀隆) は、売れない小説家。三流少年誌で児童小説を
      連載中だが、新人作家(実は、血縁はないが、息子同様に育てている子。左の子)
      の小説に人気を奪われ、打ち切りの危機に瀕している。
      生活は妻(小雪)の収入に頼っており、ヒモ状態。

      

      向いの「鈴木オート」のみなさん。
      東北から集団就職で東京に働きにきて、鈴木家の娘同様に可愛がられている、
      堀北真希の結婚式の日。

      この映画に出てくる俳優さんたち、みんな素晴らしかったです。
      心に響くセリフも多く、
  
      堤真一 「この辺全部焼け野原だったんだぞ・・・食うものも何もなくて・・・
          それがどうだ、ビルヂングがどんどん出来て、世界一の東京タワーが
          出来て、とうとうオリンピックだぞ! 」
      小雪   「宅間先生がね、幸せってなんだろうって言ってたんだ、お金持ちになるとか、
          出世するとか、そういう事じゃないんじゃないかって。  私 幸せだよ。」 

      3Dで見ましたが、東京タワーの俯瞰の映像がよかった。
      茶川が実家に帰省するために乗る中央線をバックに、無数の赤とんぼが
      飛び交うシーンが、あの時代をなつかしく思い起こさせました。
      あとは、3Dでなくてもよかったナ。(入場料1500円←普通は1000円)

      夕日町三丁目で、いつも変わらぬ人情味あふれるやりとりが交わされていて、
      悪人は登場せず、こんな人たちがまだどこかにいるはずだ・・・と
      「人っていいよね。」・・・と思わせる あたたかさに溢れていました。
      東北の被災地の方々に見ていただきたいな。。。 と思ってしまいました。

     
     
      


今年のお雛様

2012-02-08 15:48:32 | いろいろ

 2月6日  我が家に、あたらしいお雛様がやってきました。

     
    
     これは、紙で折ったお内裏さまです。
      私が腰痛で家にじっとしていた時、友達がわざわざ届けてくれました。
     「10分ぐらいで折って持参したので、雑な出来でお許しください」・・・だなんて!     
     ものの“10分ぐらい”で、こんな優雅な世界が作り出せるんですよ~。

     折敷の白い紙は牛乳パックを梳いたものだそうです。
     散らした桜は私の桜好きを、おもばかってのこと?
     それとも、旧の(4月)ひな節句まで飾ってて大丈夫ってこと?
     
     昨年は怠けてお雛様は飾りませんでした。
     忙しかったり、かたずけるのが面倒だったりして。
     今年はお蔭様で、他の雛達も陽の目を拝ませてもらえました。

     
       これは2月の梅の時期のバージョン。

     
      この人、折り紙の達人で、地域の人に請われて教えてあげたりしていますが、
      センスがいいんですよ。頂いた作品の1部をご紹介しましょう。

      バラ、ばら、薔薇
      

           

            
                                       (形がゆがんでますね  ゴメン)
      


                   セーラー服

                       

                        いつも心にかけていただいてKさん、ありがとう。
                        運転も、お裁縫も、お料理も、折り紙も
                        何でも上手で、私 心から尊敬しておりますよ。
                        きっと貴女はA型じゃないですか?
      


高尾山 (139)

2012-02-01 10:35:18 | 山歩き

 1月30日高尾山へ行ってきました。
     
      雪景色が見られるだろうと、稲荷山コースから 登りました。
           高尾山頂上近くまでは、それほど雪はなかったのですが、
      奥高尾に入ると、かなりの積雪。お天気がいいので、1枚脱ぎ、2枚脱いで
      静かな山歩きができました。
      
       
        やっぱり 富士山 が見えると 数倍元気がでますね。

        
        登山道に ゆきだるま            10センチほどもあるシモバシラ

       
        東京都にも こんな雪景色があるんです。

       高尾山頂 ⇒ 城山山頂 ⇒ 小仏峠 ⇒ 小仏バス停    のコースをとりました。
      
       小仏峠からの簡単な「下山」で、ドジを踏んでしまいました。
       カチカチに凍った急坂ですべって、尻餅をついてしまったのです。
       ド~ンと腰に痛みが伝わって、しばらく立ち上がれませんでした。
       何とか、バス停まで歩けましたが、雪国の人に笑われそうですよね。

       
             お正月に 五木寛之さんの 「下山の思想」を読みました。
       
       山に登って、山頂をきわめたあとは、下山しなければならない。
       人生にも 「林住期」から 「遊行期」へいたるプロセスを
       人間の最も人間的な時代と考える。
       行き過ぎた消費社会の反省も必要だ。

       登った山からは、必ず降りるの
       安全に、確実に、ゆっくりと、できれば優雅に、風に吹かれて、
       そして家へ戻り、又新たな登山の夢をはぐくもう。。。。というものです。

       今年は 美しい風景を眺めながら、心の余裕をもって下山するぞ・・・と
       決めていたのに、こんなところで! 失敗! 失敗!
       朝晩 背中に湿布を張ってもらって、 家事はとうちゃんがやってくれました。
       読書とテレビで 所在なさを楽しんでいましたが、
       さあ、そろそろ明日からは働くことにしましょう。!!