花歩る木

山と旅がすきです

逗葉アルプス (神奈川)

2011-02-26 16:46:08 | 山歩き

2月24日逗子と葉山を結ぶ山 「逗葉アルプス」を歩きました。
   
   こんな所に、こんなコースが? 沢歩き、ヤブコギ、ロープ降り等々・・・
   前半は、おだやかなコース。後半は、変化のあるコースに一変。
   そして、ゴール付近で観梅を!!      リーダーが書いた案内より。

  
   前半ののどかなハイキングコースからは海が見えます。
   富士山も見えるはずのスポットなんですが・・・今回もお目にかかれず。


  
   分岐にきました。上へ行けば、幼稚園コース。私たち山グループですから、
   難易度の高い うなぎ淵 をたどります。覚悟は出来ましたか~!

   
   
   
   これって 「沢歩き」 というんですか? と尋ねたら 「川底歩き」 でしょう、
   といわれました。ロープをたよって川に降り、その間も3~4回川を離れたり
   また戻ったりの川底歩きを小1時間。杉林の手ごろな広場でランチ。
   その後も 道とはいえない道を急登して、急降下して、
   滑ってころんでた人が何人かいましたよ。(私も左腿に青あざ出来ました)
   横横(横浜・横須賀)道路を横切ったら、やっと田浦梅林に到着。

  
  
  
   とうとう雨になりました。田浦梅林です。
   梅は全体的にはまだ3分咲き・・だと園の人は言ってましたが、
   水仙の方がにおいも芳しく、きれいでした。
   男13人、女4人の今年初めての B山の会 の山行でした。

     
      多分ガイドブックにはこんなコースは載ってないんじゃないでしょうか?
      変化があって、珍しく、ちょっとワイルド。通になった気分の山歩きでした。
      リーダーさん、ケーキのおまけまでもらって アリガトウ!!


小金井公園 高橋是清邸

2011-02-25 14:24:27 | ウオーキング

2月22日小金井公園へ行ってきました。
   あまりのいいお天気に 家にいるのが勿体無くて
   小金井公園までウオーキングしてきました。

    
  5月に花が咲くユリノキ     蝋梅                頼朝桜(河津さくら)
  
   
  「 梅まつり」中の梅園


   
   高橋是清邸の玄関               禅宗の仏間

   公園内の「江戸東京たてもの園」のなかに 
   明治から昭和のはじめにかけて日本の政治を担った
   高橋是清の邸宅が 港区赤坂から移築され、復元されています。
  
  
   2階は是清の書斎や寝室として使われていました。
   1936年(昭和11年)の2・26事件の現場になったところです。
   75年前の今日。

   
   ビードロのような窓ガラスから見える庭を是清は愛したそうで、
   芝生での日光浴や庭の散歩をこのんだそうです。


    
   たてもの園の町並み  子宝の湯  醤油屋          仕立て屋



   
   植樹されたばかりの 小金井さくら

   「小金井桜」は8代将軍 吉宗の時代、小金井橋を中心に
   両岸6キロにわたり、奈良の吉野山などから
   山桜の名品種をとりよせ、上水の保護や清浄を願って
   植えられたとつたえられています。           
                                     
   後継樹の育成のため、22年度から3ヶ年の予定で
   地元の有志によって、小金井公園正面当たり6キロに
   植樹が行われています。
   「サクラサク里」 先ず10年をめざして努力されています。   


鋸山 (千葉)

2011-02-23 10:56:25 | 山歩き

 2月20日
   千葉の鋸山ハイキングに行ってきました。
   市の行事に応募したら、運よく当選して 36名にスタッフ7名のご一行様。
   大型バスで 7時に出発。 海ほたるを通って、浜金谷に9時に到着。
   
   車力道・・・吹き抜け洞窟・・・展望台・・・日本寺 と歩きました。
   歩程 約3時間  歩行距離 約7キロ

   鋸山は「房総三山」 の1つに数えられている千葉の名山です。
   山名はのこぎりの歯のように見える山容から。
   また、江戸時代から長年にわたって建築用石材として切り出されたため
   その跡が大絶壁として残り、独特の景観を持っています。

   
   
   石切り場跡 
   建築用の「房州石」 を切り出していた石切り場跡は
   垂直の岩壁と洞穴が大迫力です。足場はどうしたのか?道具はなにを
   使ったのか? 上から掘ったのか? 下から掘ったのか?
   疑問がみんなの頭に渦巻きました。
     北口管理所から日本寺に入りました。(600円)

           
           百尺観音 
    石切の跡の絶壁に刻み込まれた高さ30mの観音様
    交通安全の守り本尊として崇められています。


  
   地獄のぞき  
   ぞ~~っとする、目がくらみそうな断崖絶壁。
   高所恐怖症の人には耐えられない 恐ろしい所です。
      この下方に 百尺観音があります。
   
   
   千五百羅漢
   世界第一の羅漢霊場だと言われています。
   惜しくも明治維新の排仏き釈以来、荒廃したままで現在に至っているそうです。
   

  
   日本一の大仏さま
   昭和44年に復元されたもので、高さ31mの日本一の石大仏。
   広場の梅が丁度見ごろでした。
   すぐ下に駐車場があって、2時に帰路に着きました。



   前に行った時は車で行き、ロープウエイで頂上まで登ったので、
   今回の登りに見た「車力道」や、「石切り場」などは初めてみました。
   昔の人の重労働を思い、絶景、眺望に感激し 沢山の石仏の間の階段を降りて、
   大仏に至る・・・おもしろいハイキングでした。
   薄曇で富士山はみえませんでしたが、それはまたの機会に見ましょう。
   


 佐藤忠良展  世田谷美術館

2011-02-19 16:15:12 | 美術館

2月16日 世田谷美術館へ行ってきました。

   「佐藤忠良展」 ある造形家の足跡 
       彫刻から素描・絵本原画まで。。。。。という展覧会。 
   
   朝日新聞が入場券をくれましたので、散歩かたがた出かけました。
   世田谷美術館は砧公園の中、広大な敷地のゆったりとした美術館です。
   これが区の施設ですから、文化的にも経済的にも恵まれた区なんですね。
        
   佐藤さんは1912年生まれの白寿。世田谷に住んで、今は杉並に
   アトリエを構え、終生 具象彫刻の制作にたずさわっていらっしゃいます。
   
   
      
                                          佐藤忠良さん
   
   「記録をつくった男の顔」 ブロンズ      誰だか分かるでしょう?・・・・王さんです。


   
   「絵本 おおきなかぶ 」 原画          「オリエ」 ブロンズ  娘の佐藤オリエさんです。
                                              写真はNHKテレビより
   
 
  2階に収蔵品が展示されていました。
   北大路魯山人の作品。特に赤白椿の大鉢、同じく もみじの大鉢を
   合計7~8点もあったでしょうか、全部お一人の方の寄贈によるものでした。
   この大鉢が 今 三越六階で5000万円の値札がついて
   展示されているのを見ています。
 
   
  北大路魯山人の椿大鉢               これは私が足立美術館で買った、コピーの
                                抹茶碗。今の季節、点て易く、飲みやすいので
  こんな大きな鉢をなんに使うのだろうかと     出番が多いです。
  思いますよね。実際はこの鉢にお酒を
  並々とはり、夫々のぐい飲みに竹の柄杓で
  入れて注ぐのだそうです。
                                                        
  

   もっと奥の小さい部屋に高峰秀子さんの肖像画が展示されていました。
   梅原龍三郎の7点、宮本三郎、森田元子の各1点それに堂本印象の2点で
   合計11点。全部高峰ご夫妻の寄贈だそうです。

        
      梅原龍三郎《高峰秀子像》 (顔彩、厚紙)

   最初のデッサンが出来上がった時、梅原さんは 「似てないな~」 と首をかしげ、
   「眼を大きく描き過ぎたんだ。秀子さんの眼は大きいのではなくて
   眼の光が普通の人より強いんだ」 と梅原さんはつぶやいた。

   「描きかけだから白い部分が多いけれど、何とも初々しい作品で
   私は大好きである」 と高峰さん。
                               「私の梅原龍三郎」 より。


   


ハワイ 3

2011-02-18 17:24:40 | 

  
ハワイの花

   花の少ない季節なんでしょうけれど、鮮やかな色をした花が咲いていました。
   ハワイに植物を植えると、光と雨をたっぷり受けてぐんぐん育つのだそうです。
    
   
                    ホノルル美術館の庭のハス

   
  ダイアモンドヘッドの登山道に咲いてた花。  バンヤンの樹 「絞め殺し」と呼ばれている。
                              周りの他の植物を絶滅させてしまうため。

   
   シェルジンジャー(おばけ生姜)        アフリカンチューリップをもって説明する
                              ガイドのまりこさん。

   
   トランペットアイビー・・・だったと思う。    クワズイモの花。

   
   パパイヤ                             食べられるらしいけど、名前は?

   
   街中でよく見かけた豆科の花        公園の緑のなかで目立った赤い花

  
  
   帰国した次ぎの日は東京にも積雪がありました。
   紅葉も、冬枯れの風景もないハワイは 緑が時々の雨に濡れて輝き、
   花の色があざやかでした。
   


ハワイ 2

2011-02-17 13:41:47 | 

2月7日 夜
   「Star of Honolulu」 という1500人収容のクルーザーに乗り
   夕食を食べながら、サンセットを眺めました。

  
   海からみた ダイアモンドヘッド  
   「ダイアモンドヘッド」の名称は方解石の結晶がキラキラするのを見て
   なずけたのが由来だそうで、ダイアモンドの一かけらもこの山にはありません。

   
   フラダンスの歓迎            メインディシュは蟹。おかわりはNo thank you!


  2月8日(火)
   早朝に起きてホノルルのシンボル、ダイアモンドヘッドへ。
   クレーターへ至るトンネルが午前6時に開くのを待って駐車場へ。
   暗い登山道を標高232mの頂上をめざしました。頂上直下は長い階段が続きますが、
   30分ほどで大分明るくなってきた頂上に到着。大勢の人。
   (10年前にきた時は日中だったので、誰もいませんでしたけど・・・)

  
   日の出の瞬間を待つ人々 俄然 Japanese が多い。
   7時3分に雲が爽やかに変色しましたが、
   円い、赤い太陽はみられませんでした。
   「ご来光って、生まれて初めて見た~!」って感激してる
   若者が多いのに、オドロキました。

  
   ダイアモンドヘッドから見た早朝のワイキキ

  
   30分で下山。駐車場からみたダイアモンドヘッドの頂上 

  
   朝食に「 ロコモコ」という現地のファストフードを食べました。
   ご飯の上にハンバーグをのせ、グレービーソースーをかけて、
   その上に卵焼きを乗っけたもの。「レインボードライブイン」という
   シャビーなところでの朝食でしたが、ツアー会社がケチったのではなくて
   これがハワイの有名なB級グルメなんだそうです。
   「日本でも最近流行りだしてるし、子供も私も大好き!」だって娘が言ってますが、
   私はこの料理はちょっとゴメン・・・でした。


  
  
   おなじみ ワイキキの浜辺です。

 
  午後「マノアの滝を見に行く」ツアーに参加。
   グループの入場は1日60名までと限定されていて、一人$5.50必要です。
   たっぷりの雨で育った熱帯雨林の中をガイドさんの植物の説明を聞きながら、
   往復3時間のハイキングをしました。
                               
  
  
   ↑ 階段や木道は再生プラスチックを使っています。              ↑
   チョット見には鉄に見えますが濡れると滑りやすい。             ↑
                     滝は2段に見えますが、5段あって175m。↑
                     一番上には泉があるので1年中枯れないそうです。


   短い滞在でしたが、久しぶりのハワイ観光にほぼ満足しました。
   「ワイキキ」が「水の湧き出るところ」という意味も今回知りました。
   ワイキキはその昔湿地で蚊がわんさといて伝染病の発生地だったのを
   運河(アラワイ運河)を掘って土地を造成し、北海岸から砂を運び
   今のワイキキビーチを人工的に造成したそうです。

                             

  

        緑が多く、町がきれい、老若男女が楽しめるパラダイスです。
       日本国ハワイ県だという人もいます。
      日本からわりと近くて、リゾートとしては最高のところだと思います。
       だけど、もう私はお買い物にときめかなくなったし、
      帰国したら残念ながら外国へ行ってきた感じは全然しませんでした。
  
                        マハロ!!(mahalo ありがとうございました)

 


ハワイ 1

2011-02-15 11:09:50 | 

2月6日~10日 ハワイへ行ってきました。

  
   5日のプランでしたが、実質3日間。
   ハワイは3回目ですので、今回はオアフ島のみ
   じっくり見て、聞いて、感じてこようと思いました。
   15年前が最初、10年前が2回目。その2回ともマウイ島へ行って、
   ゴルフとネイチャー遊びで忙しく、オアフの「ハワイらしいところ」を
   見ていなかったな~と思ったのが今度のハワイ行きのきっかけでした。

  2月6日(日)
   明日、月曜日は美術館がお休みなので、“ホノルル美術館” に行きました。
   TheBusという名前の市バスにのって。一人$2.50

  
   ホノルル美術館です。

   1926年に建設されたハワイ最大の美術館です。
   入口を入って右が西欧、左が東洋と大きく分けられています。
   東洋ではインド、カンボジア、中国、韓国、日本と幅広い美術品が豊富ですし、
   西欧のには小品ながら、ゴッホ、ピカソが1点づつ展示されていました。
   素敵なのは、館ごとに中庭が充実していること、
   「中世の庭」とか、スペインのパティオ風の庭とか、イスラムの庭とか。

   
   
                                                     

  大手旅行社のトロリーバスが市内の主な通りを走っています。
   自社のお客さん専用で、カードをドライバーに見せれば目的のスポットへ
   行けるのです。私の利用した旅行社のルートは3本あり、便利でした。

   
   Jal-Pac とHISのトロリーバス      陽気なおばちゃんドライバー


 2月7日 「オアフ島半日観光」に参加しました。
   高速を西へ、30分も行ったかな(?) 案外近い所に
   「この木何の木」の公園があります。
   「モアナルガ・ガーデンパーク」 というその昔 カメハメハ大王の土地であった
   所にできた公園があり、日立グループのCMで有名な
   モンキーポッド(ねむの木の1種)の木がありました。樹齢130年。
   ちなみに、「オアフ」とは「皆が集まるところ」という意味だそうで、
   CMの続きにしっかり 「みんなの集まる木ですから~♪」 と
   織り込まれています。

  
   ねむの木は豆科の植物ですから、実は鞘の中に育っています。
   
                   ハワイでは虹が良く見られます。(観光バスのプレート)
                        車のプレートもドライバーライセンスも虹の模様です。
                 ALOHA STATE とも RAINBOW STATE とも言われます。

   [ ドールのパイナップル園 ] に寄りました。
   

   パイナップル栽培はその昔、日本人の仕事だったが、
   今はフィリッピン人の仕事になっているんだとか。    

   

   日本の雑誌にも載ったという 「ガーリック味のシュリンプ」 $12 
   をワゴン車食堂から買って、テントで食べるランチ。素材の味が生きていました。

   日本でハワイの天気予報を調べたら、この2日間は曇り時々雨でしたが、
   降ってもすぐ上がるから、それほど困りませんでした。

  
  ハワイの第一の産業は観光。年間200~230万人が来て、そのうち1/3が日本人。
   第二は米軍関係。軍人の数は4万人、その家族が6万人だそうです。
   

                                          つづく

                                          


女優 高峰秀子

2011-02-12 13:53:29 | 文学 読書

2月12日  東京にも今冬初めて雪が1~2センチ積もりました。
   出かけられないので「雨読」の日にしました。

   昨年大晦日に高峰秀子さんの訃報を知りました。肺がんだったとか。
   10月に体調を崩して入院しされ、12月28日、夫の松山善三さんに
   みとられてお別れなさったそうです。86歳。
   長患いでなかったのなら、せめてもの慰めになるのですが。
   私ごときでさえ大変悲しく、寂しい思いをしています。

   今日(2月12日)朝日新聞土曜版に「あなたが選ぶ昭和の名女優」
   という特集があります。1位 吉永小百合 2位 夏目雅子 3位 大原麗子・・・
   と続いて高峰秀子は8位。原節子は17位ですって。
   誰が何と言っても、私のなかでは同点ダントツ1位で、高峰秀子と原節子なのに。
  
   原節子は引退して伝説的な存在になりました。
   昨年 「原節子あるがままに生きて」 貴田庄(2010年6月出版)で、
   やっと原節子を知る手がかりを得ました。

   高峰秀子も見事な引退ぶりでしたね。
   その後、「わたしの渡世日記」等のエッセイで存在が知られていました。
   昨年、斉藤明美さんというライターの書いた
   「高峰秀子の流儀」 「高峰秀子の捨てられない荷物」 という本を読みました。
   斉藤さんは 「わたしの渡世日記」 に書かれた高峰さんの半世紀は
   「女優という仕事」が嫌いだったという 強いられた時間の話でしたが、
   引退以降の人生にこそ高峰秀子という人間のドラマがあると思ったようです。 
   高峰秀子の人生を著した すばらしい評伝でした。
   どちらも、とてもおもしろい。デコちゃんフアンにとってはたまらない本でした。    
   
               
        「高峰秀子の流儀 」   「高峰秀子の捨てられない荷物」

   斉藤さんは、高峰秀子を「かあちゃん」 松山善三を「とうちゃん」と呼んで、
   買い物を頼まれると夫妻の家に届け、高峰さんの手料理をご馳走になる。
   「愚痴」「昔話」「説教」を言わない高峰さんの日々の生活を口調そのままに
   書かれていて、引きずりこまれました。

   高峰さんはハワイにお家を持っていて、滞在されていたらしい。
   高峰さんとハワイ・・・ちょっとそぐわない気がしましたが・・・。
   そこで、ウチのとうちゃんと かあちゃんの冬の旅行をハワイにして、
   2月6日から5日間高峰さんが吸ったハワイの空気を吸ってきました。 
     
                         

   
   当然のことながら、次は映画が見たくなりました。
   上映している所がないので、DVDというのをかりる方法を考えました。
   娘が近くのお店にこれ1つしかなかったという「無法松の一生」を借りてきてくれました。

    
    
    

   約半世紀前の映画です。色彩はアグファカラー、懐かしいですね。
   三船敏郎もすばらしい。高峰さんは美しく輝いています。
   今度は「二十四の瞳」「浮雲」・・・
   何でもいいから次々借りてきてね。今年はこれにはまりそう。