花歩る木

山と旅がすきです

北八ヶ岳

2010-08-31 13:19:32 | 山歩き

  8月28日 北八ヶ岳を歩いてきました。   
 

   市の行事「北八ヶ岳自然散策」に参加しました。 
   前日の泊まりは長野県にある 市の山の家 でした。  
   ここに泊まってみるのも、今回の目的の一つ。  
   きれいで、食事がおいしくて、安い!   
   清里方面の山とつなげて、個人的にまた来たいと思いました。    
  
   28日朝、バスで麦草峠へ行き、ガイドさんと合流してスタート。   


   麦草峠→ 雨池→ 縞枯山荘→ 坪庭→ ロープウエイ(下山)                    
                            ・・・というコースでした。      


   八ヶ岳は中間にある夏沢峠によって、八ヶ岳(南八ヶ岳)と  
   北八ヶ岳に分けられます。南八ヶ岳は岩稜連なる厳しい山なのに、   
   北八ヶ岳はオオシラビソやコメツガなどの濃い樹林に覆われています。  
 
      
   
    サルオガセです。針葉樹に着生して、1mほどに伸びるものも  
    あります。又の名を おじさんのひげ と言うそうです。

       

   ダケカンバの木肌です。ぷくぷく膨れている所がありますが、   
   この中の液ににフィットンチットが入っています。  
   フィットンチットは 「森林の香り」 として、体をリフレッシュさせてくれるだけでなく、
   抗菌、防虫、消臭  などの働きがあり、人に有益ですが、   
   虫はキライなため、自分を守るための秘密兵器でもあるそうです。

 
      
   
            水を飲みにくるシカの足跡です。左はヒズメがはっきり分かります。   

    雨池(2325m)です。噴火口に雨がたまってできた池です。   
    お盆に水をのせたような浅い池で、日照りが続くと干上がっていきます。   
    北八ッで、2番目に大きな池ですが、今はシカも人も通れます。

  
    
   
             縞枯山荘付近の森です。縞枯現象がはっきり見られます。   
    
    縞枯現象は亜高山帯の針葉樹である、シラビソ、オオシラビソに   
    見られる現象で木々が立ちかれたり、倒れたりすることによって、   
    遠くから見ると縞状の模様に見えるのです。   
    成因はよく分からないらしく、謎を秘めた独特の縞模様です。        


    北八ヶ岳は深々とした樹林帯です。池や草原のおかげで、   
    時々陽の光を浴びる程度、ひっそりと思索にふける山歩きが  
    好きなくろうとの山だと思います。   
    素人は展望がスキ! お花がスキ!      
    お花は何にも ア・リ・マ・セ・ン でした。                          
                                          山の家の前に咲いていた月見草 
                                              


御岳山(レンゲショウマ)

2010-08-27 10:08:43 | 山歩き
  8月25日御岳山へ “レンゲショウマ” を見に行きました。

   東京都心より6~7℃低い、青梅の御岳山(929m)では、
   8月1日~8月31日までレンゲショウマ祭りが行われています。

  
  
  
  
  

   キンポウゲ科の“レンゲショウマ”が御岳山富士峰園地の
   北側斜面に数万株(5万株とも) 可憐な3~4センチの紫色の
   花をさかせていました。
   例年は8月15日ごろが見ごろだそうですが
   今年はいくらか遅くて、この日(25日)が最も
   きれいだとビジターセンターの人の話でした。

   名前の由来は、花が蓮の花に、葉がサラシナショウマに
   似ているので、レンゲショウマ(蓮華升麻)の名がつけられたそうです。



   
     オクモミジハグマ             フシグロセンノウ
   
     タマガワホトトギス          コケがきれいでした
  
   ロックガーデンでは涼しい風がふいてきて、いっとき酷暑を忘れました。


           レンゲショウマの写真を写したくて出かけたのに
            どうしたの? 全うなのがなにもない!
           特に接写がだめでした。どうせ下手なんだから今度は
           何枚も、何枚も撮って、かず打って当てることにしよう。
                                             

立山 2

2010-08-24 14:55:58 | 山歩き
8月20日 剣沢からの帰り

  
           剣岳のシルエット   爺ヶ岳 ↑          鹿島槍ヶ岳 ↑
  
        8月20日の sun rise    素晴らしい1日が始まる。

   
       ヨツバシオガマ        クモマグサ「高い山の雲の間に生える」の意
  
  
  剣岳ともお別れ

   剣岳 その名のとおり、立山連峰の中でも最も険しい山で
   岩と雪の殿堂と称されています。クライマーの行く山ですね。
   昨年の映画 「剣岳 点の記」 はまだ記憶に新しいです。 

  
     日本の三大雪渓の一つ(剣沢雪渓)をトラバースしています。

   
               チングルマの花と実
   
                     チシマギキョウ
   
        ウサギギク                 ハクサンイチゲ
   
        ミヤマコゴメグサ               トモエシオガマ

  
  大日岳の雪渓  山名は大日如来に由来し、修験者の修行の場になっていたそうです。

   
  三日間の歩きを目でたどりました。 右 一の越~左 室堂乗越まで。  雷鳥平から。



  
  地獄谷 有毒ガスに注意するようにとの放送を聴きながら恐ろしい谷を通過。
    昔の人は地獄を目のあたりにしたのでしょう。


   大自然・・・「自然」の上に「大」の字をつけるにふさわしい
   立山の大自然の中を、3日間 晴天続きで、美しい眺望と
   けなげな沢山の花を楽しめた 夏山登山でした。       

立山 1

2010-08-24 12:44:39 | 山歩き
 8月18日、19、20日 立山三山を歩き、剣岳を少し登ってきました。

     立山は富士山、白山と並ぶ「日本三霊山」の一つとして、
     昔から登拝されてきました。
     「越中の立山、加賀では白山、駿河の富士山三国一だよ~♪ 」 と
     昨年 風の盆で聞いて、今だに余韻がのこっています。

  8月18日
   長野県大町市の扇沢まで車で来て、 立山黒部アルペンルート
   を通って、歩かずに2400mの室堂につきました。 
   立山は 「むかし霊山、いま遊山」 といわれていますが 
   夏休みでもあり、観光客が多かったです。

  
   黒四ダム、高さ186mで日本一 1970年に完成した。
  
    スバル岳 ↑  針の木岳↑  大観峰の展望台から
    
    室堂ターミナルを出ると、いきなりこの景色が広がる。
    お花畑の向こうが 立山三山です。

   立山という名前の山はなく、正面に見える台形の山 
   「雄山」「大汝山」「富士の折立」を総称して 「立山」 と
   呼ばれ、開山は701年といわれています。  

  
     室堂平にある伝説をひめた みくりが池
  
  ゆっくり2時間かけて一の越山荘に到着(2700m)ここで宿泊。
  
  雄山までは学校登山も多く、中学生が下りてきました。
   
        イワイチョウ                 イワツメクサ
  
   雄山の登り口からみた8月18日のsun set   ↑ 室堂平のむこうは大日岳 ↑

  8月19日
 
  
  朝4:30に出発しました。立山、雄山の影が室堂平に落ちて、「影立山」の景色です。
  
   一の越から雄山の山頂までは急な斜面を登ります。
   標高差およそ300m、観光客もここまでは割りと簡単に来られて、
   雄山神社にお参りすることができます。                   

   
      トウヤクリンドウ                 ヤマハハコ

  
    雄山頂上から見えた槍ヶ岳、↑ 穂高 ↑ 
                  
  
         立山信仰のシンボル、雄山神社の建つ雄山(3003m)です。

    6時過ぎに山頂の神社でお祓いをしてもらい、私達だけだったので
    神主さんに見渡せる山々の名前を教えてもらいました。  
    槍、穂高、黒部の谷をはさんで鹿島槍の双耳峰がそびえ、すばらしい展望!!
    深田久弥さんが 「やはり立山は天下の名峰であることを疑わなかった」 と
    言った眺望はこれだったのです。
    足下の渓谷に雷鳥もいましたよ。   

  
   いよいよこれから縦走路です。
    雄山から、大汝山を越えて 別山乗越 までの稜線は
   剣岳へと一歩一歩近づいていく感じです。
   この縦走路はすでに森林限界を超えているので、
   悪天候に会うと生命の危険もあると思われます。
   超ラッキーなことにこの日は怪しい雲もなく、風もなく
   ルンルン気分で、3000mの稜線を歩けました。

  
   30分程で大汝山(3015m) 立山連峰の最高峰ですが
   雄山(3003m)を立山の代表にしています。   剣岳↑

  
      富士の折立(2999m) なんとかこわごわ登りました。

   富士の折立から真砂岳へ、左手の下には室堂平、みくりが池、
   地獄谷などが 一望におさまり、箱庭のように見えます。
   10年前に来た時は、真砂岳を過ぎたあたりから、雷雨にあい
   ほうほうのていで剣御前小屋に駆け込んで,   
   1泊したのを思い出しました。

   
        イワギキョウ                アオノツガザクラ
      
   
 
   剣岳、剣沢、二つの山小屋、テント場がよく見える急な坂を
   注意深く下りました。剣沢に下りると雪渓とお花畑が交互に
   現れる風景をこころゆくまで楽しめました。

 

 
   1時過ぎに 剣山荘 に着きました。(2475m)
   剣岳山頂に一番近い小屋です。
  3年前にリフォームされて、水洗トイレ、シャワーも完備しています。
  
  剣岳に敬意を表さねばと「一服剣」 まで往復することにしました。
  剣山荘に泊まって、剣岳に登らないのは、多分我々2人だけでしょう。
  何年か前に「あなたを必ず山頂へ導きます。」と言ってくれたガイドと
  室堂で落ち合ったが、前の日に滑落死した人が2人いたと聞き、
  怖気づいて、急遽 剣登山を取りやめたことがあります。
  百名山を90まで進めて、それ以上は断念してしまったのはその時です。

  
  剣岳の登り口より剣山荘を見下ろす。 雄大なパノラマが広がります。

   
     ミヤマトリカブト                  1番目の鎖場

  「頂上までに鎖場は11あったな~」 と下りてきた人に聞きました。
  
  
       一服剣からみた 前剣 方面。   やっぱりこれ以上はこわい!!

  
       剣岳のことを深田久弥は 「北アルプスの俊英」 と表現されています。
       断崖と絶壁で成り立った岩の山でした。
       初心者が頑張れば登れるというレベルではない、
       玄人好みの岩登りの山でした。
                                             
                                       

                                                 つづく
  

  









大菩薩峠

2010-08-15 08:38:55 | 山歩き
 8月13日大菩薩を歩きました。

   日程に空きがあったので、日帰りできる山として「大菩薩」にしました。
   夫が調べてみたら、18年前に初登り~13年前までに
   5年間で7回登っていたようです。
   名前の文学的魅力は勿論、東京から日帰りが出来る、
   初心者にとって、安全で、花が咲いている恰好な山だからでしょう。 

   1992年秋、山の会で「障害者」と一緒に登りました。
   車椅子にひもをつけてその紐を1台に7~8人がひっぱったり、
   押したりして、峠まで登りましたよ。 
   誰かが負んぶして登ったほうが楽なのでは・・・と思ったりしましたが。
    付き添いのお母さんたちから「とても喜んでいます」と感謝されました。
  
   また、1997年1月、峠の「介山荘」に泊まって、
   雪の小金沢連嶺を縦走したことがあります。
   この夜、小屋のおにいさんの誕生日だったようで、
   ワインにケーキの振る舞いがありました。
   このお兄さん今ではすっかりおっさんになって
   膝に2歳くらいの女の子をだっこして店番してました。
   13年の歳月よ。 

  
       山行ルートです。            上日川峠(長兵衛山荘)からの登山道
   
   上日川峠から30分で「福ちゃん荘」につきます。
    ここは2002年に皇太子さま、雅子さまが登山の折、
   お休みになった所だと、看板がかかっていました。
   もう一度ご夫妻にそんな日が来てほしいですね。
   
   全く偶然ですが、NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」の富士見山荘での
   撮影が行われ、14日に放映されました。   Good timing !    
     7月下旬に撮影されたものでしょうが、どこにもにそんな気配はなかったです。

  
 上日川峠から車道もあります。   NHK       富士山の麓という設定でした。NHK 

   
   「富士見山荘」です。 昔ながらの素朴で小さな古い山小屋です。  

   
   子供たちが「これが別荘なの?」とびっくり!がっかり! のシーン。NHK 

   
   展望台はこわれていましたが、名前に違わず富士が見えました。

 
   福ちゃん荘から、山腹コースを約1時間で大菩薩峠に着きます。
   何年か前に見た「ヤナギラン」の咲きほこる風景が、、、、
   ないじゃないですか? どうして? そろそろマツムシソウも咲くはずでしょう?
     小屋のおじさんに聞きました。
   『3年前から鹿が全部食べて、全く花がなくなりました。この前も
   団体さんが「花の山だというから来たのに、何もないじゃないの!
   どこに花があるのよ!」とリーダーが叱られていましたよ』 と言ってました。
   何と言うことでしょう。愕然としました。   
   
   
  大菩薩峠です。                  中里介山の文学碑

     
     大菩薩峠から、大菩薩嶺に開ける眺望のよい草原に
     ポピュラーな山の花が咲き競うはずでした。
     ところが、
      大菩薩へ来られた皆様へ  この棚はシカによる亜高性植物の
      食害調査を行うために設置してあります。中には 入らないよう
      ご協力をお願いいたします。
       と書かれていました。
      柵の中だけにはお花が咲いていました。
      カップラーメンの汁もおしっこもシカの餌になるらしいです。

    
         かろうじてこの花だけが咲いていましたが名前は・・・コウリンカ

  
 雷岩付近から大菩薩峠をかえりみる。           標高2000mを2000年に記念

 
   大菩薩は2057m、日本百名山です。誰でも登れます。(多分)
   「秩父・多摩・甲斐国立公園」の仲間でもありますので
   ポイントにはトイレが完備されていました。 秋のほうがいいかもね。

納涼会

2010-08-11 20:26:34 | いろいろ
 8月10日 「山の会」の納涼会がありました。

     場所は浅草、吾妻橋そばにあるアサヒビール本部ビル

     
         スカイツリー ↑   アサヒビールタワーとスーパードライホール

   
   スーパードライホールは浅草のランドマーク的な存在として知られています。
    
   隅田川をはさんで、浅草の丁度対岸に、アサヒビールの本拠地
   「アサヒビールタワー」と隣接する「スーパードライホール」があります。
     アサヒビールタワーは、泡のあふれるビールジョッキをイメージした建物で、
   スーパードライホールの上のフィリップ・スタルクによる 「炎のオブジェ」 は
   “躍進するアサヒビールの心” を象徴しているのだそうです。

   
       
              墨田区役所近辺を歩きました。

   
   アサヒビールタワーは22階建てのビル、この22階が会場でした。
   誰でもはいれるレストランが22階にもありましたが、私たちの会場は
   特別の、役員しか入れないラウンジを 特別のコネでお願い出来たのだそうです。
   さすがに眺めは抜群。 これが東京か!  これが隅田川か!
   角度を変えれば スカイツリーの展望抜群!

   
    
   
  

   
   電波塔としては世界一の高さになるんですってね。           ラベルにもタワーが
                           

   「まだ見たことないの?」と言われていました。
   やっと、テレビじゃない、本物を、この目で見ることが出来ました。
   408mまで伸びたそうです。完成すると634mになるそうですね。

                                   
   さすが、産地直送のビールはおいしかったです。
    いつもの仲良しグループの集まりでしたが、いつもと場所がちがう、
   いつもの服装とちがう・・・と感じが違うものですね。楽しかったです。   

至仏山

2010-08-08 17:26:15 | 山歩き
 8月5日 至仏山(2228m)に登りました。
 
   至仏山は 「日本百名山」 で、「花の百名山」でもあります。
  
   「山で出会う花の名前を覚えたいと思ったら、まず尾瀬へ行きなさい。」
   ・・・と言われたことがあります。春から秋まで色んな花が咲きます。
   ガイドブックを見ながら、その場で覚えることができるからでしょう。

  
    朝日を浴びて霧をまとった至仏山が現れてきました。
   
   朝5:30登山道入り口につきました。
       案内の看板には、山の鼻~至仏山頂は登りのみ利用するように
       と書いてありました。一方通行です。
      下りは事故が多いから禁止になったらしい。

     
     ミネウスユキソウ 花期は夏の後半~初秋 ホソバヒナウスユキソウの仲間
 
   
  シブツアサツキ ネギの仲間         クルマユリ コオニユリに似ている

  
  6:30 森林限界(1700m)をすぎて後ろを振り向くと あ~ら 絶景!!
         尾瀬ヶ原とその向こうの燧ヶ岳が一望できる絶景ポイントにひょっこり
         飛び出しました。尾瀬ヶ原の霧はまだ低い。

  
  7:30 中間地点(1800m)からの眺め。どの方角も絶景です。
       山の爽やかな風がすり抜けていく。至仏の至福のひと時でした。

    
     ハクサンシャジン 花期8月        イブキジャコウソウ 芳香がある

      
      高天ヶ原付近から、小至仏が見えてきます。ガスが上がってきました。

   至仏山を形成する蛇紋岩はすべりやすいので、充分注意が必要です。
   その代わり、こんな土壌だけに、特別な植物が育つのです。
   オゼソウ、ホソバヒナウスユキソウなどは、蛇紋岩大好きの仲間です。
   今年7月中旬に花を見に来る計画をしていましたが、残念ながら雨で流しました。
   もうダメだろうとあきらめていましたのに、なんと、待っててくれたんですよ~

 
 オゼソウ 至仏山で最初に発見されたのでこの名があります。
           とても地味で目立たない直径5センチ程の黄緑色の花をつけます。
       氷河期の生き残りといわれています。

     
     
     ホソバヒナウスユキソウ エーデルワイスに似ています。
         華やかな花々の中、ひっそりとたたずんでいて格調があります。

     蛇紋岩仲間は本州では至仏山の他には、谷川岳が有名。
     それほど貴重なのです。7月22日に谷川岳に行きましたが
     みられませんでした。だから、うれしさ2倍でした。

     
     高天ヶ原は頂上まで階段が続きます。登ってる人、誰?

    
    至仏山頂付近の岩原
    
    頂上の賑わい 蛇紋岩だらけ  鳩待峠からピストンする人がほとんど。
    
    直登の登りは鎖場も三ヶ所あり、気のぬけないコースでした。
    苦行にたえながら登ると、仏に至れるのかな~と思いましたが
    あの沢山の花に会えた幸せは至福でした。    
   
  タカネナデシコ                  ヒメシャジンとタカネナデシコのマッス
   
 ホソバツメクサ 葉の形が鳥の爪に似ている  ウサギギク 葉がウサギの耳に似ている
     
    小至仏への道 この鞍部のお花畑が質量ともに最高でした。
      
      小至仏山頂   ここも蛇紋岩だらけ。   奥にうっすら燧ヶ岳
   
  チングルマの果穂もかわいい         まだワタスゲが残っていた

 
 
 オヤマ沢田代(至仏山頂と鳩待峠の中間にある湿原)に咲いていたヒオウギアヤメ


    尾瀬の花の名所は、尾瀬ヶ原の湿原ばかりではなくて、
    至仏山に登れば、 そこはまるで高山植物専門の植物園のようでした。
    爽やかな風、うつくしい空、可憐な花たち、天下の絶景・・・満喫しました。
    至仏山は3度目でしたが、体力のある限り又行きたい山です。
    ありがとう!!    

    道路に 「また きらっしゃい」 と書いてありました。 行く行く!!

尾瀬ヶ原

2010-08-07 16:10:10 | 山歩き
 8月4日、5日 尾瀬へ行ってきました。

 8月4日 尾瀬ヶ原を散策しました。
   群馬県片品村の戸倉まで、東京から車で3時間半。
   そこからシャトルバスで鳩待峠まで約40分。
   ここも尾瀬の玄関口の1つです。(1591m)
   
  
                            「尾瀬に雑草の種子を持ち込まないように、靴底に
                            付着した種子を落としてから入山しましょう」

   鳩待峠の広場から北に向かって約1時間行くと
   「山の鼻」に着きます。
  
    
     鳩待峠~山の鼻間で樹林の間からはじめて「至仏山」が見えた。
     「おっ~」 と感激する一瞬。

   
    コオニユリ クルマユリによく似ている。           ジョウシュウオニアザミ

   
   マルバダケブキ オタカラコウに似ているが葉が違う。      ヒメシャジン

      
          サワギキョウ 尾瀬に秋の気配を感じさせる花。

    
   山の鼻小屋です。 昭和27年に皇太子さま(今の天皇陛下)が 「御スキー」に
   来られて御泊りになられ、昭和34年に高松の宮さまがお泊りになったそうです。
                                 そして我らもここで泊まりました。
     右   ビジターセンターにいた熊さんです。
    「熊と出会わないために、人が通ることを知らせてあげましょう。」
    (鐘を鳴らしてください)   と言う鐘が所々にありました。
   
  
   小屋に荷物を置いて、尾瀬ヶ原の散策に出かけました。
   尾瀬ヶ原からみた至仏山です。
   尾瀬ヶ原(1400m)は本州最大の規模を持つ高層湿原で、歩き進むごとに
   景観が移りかわります。季節ごとに尾瀬ヶ原を代表する花が咲きます。

   
     至仏山の真向かいには、燧ヶ岳。(福島県南会津郡桧枝岐村に籍を置く )
     木道を歩く夏休みの子供達が多かったです。

   
        尾瀬ヶ原には池塘が300ほどあるそうです。ヒツジグサが満開でした。

 
  
  ヒツジクサ 5センチほどの小さな花。
  午前10時頃から開花し、名の由来となった未(ひつじ)の刻(午後2時)はまだきれい。
              私達の部屋の名前も「ひつじぐさ」でこぎれいな8畳間に2人でした。

      
   オゼミズギク ウサギギクに似ている。 ジャコウソウ 名は全体に芳香があるから


   
   
   山小屋の荷物は歩荷(ぼっか)さんが運びます。  (後ろからゴメンナサイ)
   上の人の荷は山小屋の不要の物(ごみ)のようでした。
   下の人のは空になったガスボンベでした。大変な力もちですね。

    
   1日だけ色鮮やかに咲いたニッコウキスゲの秋の顔     今年つくられた木道

   
   山の天気は刻々と変わります。至仏山の頂上は雨が降っているかも?
         
             尾瀬ヶ原の中は どこまでも木道が伸びています。
             何しろ尾瀬は、自然保護運動の先駆けの地だけに
             登山者やハイカーへの規制もきびしいです。
             この素晴らしい自然を残してくれ、守ってくれている
             東京電力や「尾瀬保護財団」に心から感謝いたします。


   尾瀬と言えば 「♪ 夏の思い出 ♪」 が切り離せません。
   江間章子さんの詞、中田喜直さんの曲
   そして、最初に歌ったのが 先ほど亡くなられた石井好子さんだったそうです。