花歩る木

山と旅がすきです

ルーブル美術館展そして東近美

2015-02-27 15:15:59 | 美術館

2月26日国立新美術館へルーブル美術館展を見に行ってきました。

      10時オープンにようやく傘をささずに間に合いました。
      今日は1日中、しかも全国的に雨のようです。
      グループの山歩きがあったんですが、中止になったので
      インドアの楽しみにシフトしました。

      ルーブル美術館展 2月21日~6月1日 
                   国立新美術館 六本木です。

       「ルーヴル美術館展、 日常を描くーー風俗画にみるヨーロッパ絵画」
      
      「風俗画」とは、人々の日常生活の情景を描いた絵画です。
      83点の作品が並んでいました。

      入口までの広告のラインナップが気持ちを盛り上げます。

      
      フェルメールの《天文学者》です。初来日で、この美術展の超目玉です。

      30数点しか残っていないフェルメール作品の中でも、男性が主役なのは、
      2点しかないという意味でもこの作品は見ておかなくっちゃ。

      
     
      
     
      ムリーリョ 《物乞いの少年(蚤をとる少年)》 1648年

      スペインのセビーリャという町ですが、当時は、親がいなくて家もない
      貧しい子供が、路上で暮らしていたそうです。
      この少年、中学1年生ぐらいに見えますが、どうにもならない寂しい表情をしています。
      「川崎の少年」にダブって見えて胸が痛くなりました。

     
      地下鉄で九段下まで行って、千代田区役所の10階の食堂でランチしました。
      眺めがいいと聞いていたので、地理的、時間的に丁度良かったし。
      お安いですよ。中華定食600円。コーヒー200円でした。

      国立近代美術館

      今年の2月は、何度か通いました。
      2時からのギャラリートークは、両国高校の生徒さん12人と一緒。
      藤田嗣治の自画像の前で、「この人、ナルシストだと思う」とか、
      「洋画家なのに硯を使っている」「猫がじゃれてる」・・・とか、
      いい線いってる発言がありました。

      
      

      

       午後は冷たい雨でしたが、充分楽しい一日でした。


江戸城外濠ウオーキング

2015-02-25 15:45:51 | ウオーキング

2月21日飯田橋駅から外濠公園を歩いて、内濠沿いも歩いて
      近代美術館までウオーキングしました。

      飯田橋から四谷までは、約2キロ。約730本の桜があるという、ここもお花見の
      絶好のトレイルです。花はまだでも光は春。
      江戸城の外濠に、満開に枝垂れた 桜の様子を想像しながらの散策でした。

      
       お濠の向かい側から中央線が見えます。

      
       
      四谷駅前交差点を渡り、上智大学への脇道へ   土手に咲いていたたんぽぽ

       
      「ホテル・ニュー・オオタニ」には、名園として名高い日本庭園があります。
                                           入場は無料でした。
       
      赤坂から内濠へ出て、代官町通りを登って、近代美術館へ行きました。

      国立近代美術館(MOMAT)

       
     4階には、「眺めの良い部屋」があります。所蔵作品の検索などができるコーナーも。
            
          

           2時からのギャラリートークは、企画展の中の2点を説明してくださいましたが、
      ホントウに、ホントウに、現代美術はワカリマセン。 
      こんな絵があるんだ~~と、唖然として見ていました。


高尾山 (170)

2015-02-17 14:27:01 | 山歩き

2月16日高尾山170回目の登山をしました。

      1年に10回高尾山に登っていたので、17年経ったという訳です。
      この日は、区切りの日だからか、夫と娘が同行してくれました。
      4~5日前に降った雪がまだ登山道に残っていたり、
      凍ってアイスバーンになっていたりしているのを避けて
      コース取りをやさしく設定しました。

      表参道(1号路)を登りました。
      薬王院の仁王門の手前に、都天然記念物の杉並木がありますが、
      その向かい側に薬王院への奉納者の名前が毎年新しくなります。
      杉苗奉納者とありますが個人のトップは毎年北島三郎さんで、
      「杉苗拾萬本」=100万円(らしい)を寄贈されています。
      八王子は良い人が住んでますね。
      登山200回の記念には、私も一番末席に名前を出してもらおうと
      思っているんですよ。

      

      

      高尾の山中に88ヶ所のお地蔵さんが佇んでいます。
      これを廻る登山をする場合もあります。
      赤い毛糸の細編みの帽子を作って、新旧取り替えて
      あげるとお地蔵さんが喜んで下さるような気がします。


      


千鳥ヶ渕・東近美

2015-02-14 14:40:25 | ウオーキング

2月10日千代田区内のまだまだ咲いていない「花の道」を辿って、
      近代美術館の常設展を見るウオーキングをしてきました。

      昨年のお花見時、「千代田さくら祭り」のリーフレットをもらいました。
      それに、千鳥ヶ渕周辺と皇居周辺の 「花の道MAP」が記されていますので、
      それを参考にウオーキングをしようと思いました。

      九段下駅⇒ 千鳥ヶ渕 ⇒ 千鳥ヶ渕戦没者墓苑 ⇒ 英国大使館 ⇒ 昼食
      ⇒ 代官町通り ⇒ 近代美術館工芸館 ⇒ 北の丸公園 ⇒ 近代美術館

       
       千鳥ヶ渕の彫刻とインド大使館       無名戦没者の墓

      千鳥ヶ渕戦没者墓苑は、先の大戦において海外で亡くなられた戦没者のご遺骨を
      納めるため昭和34年3月に建設されたものです。菊の花を献花してきました。

       
       英国大使館                   近代美術館工芸館

       英国大使館は千鳥ヶ渕公園の道を挟んで反対側にありますが、さすがに立派で
       厳重な警備に囲まれています。有名な大使館前の桜並木は、当時の
       公使、アーネスト・サトウが桜の木を植え、東京府に寄付したんだそうです。
       当時、花見をしながら富士山や海の眺めが一望できたそうです。

      北の丸公園

       
      遊歩道                       椿が満開

       
      こぶしの蕾がふくらんできました        水仙が見ごろ

      
       清水門 の手前にシナマンサクの林がありました。

      
      カンザクラがほころび始めています。小鳥が日向ぼっこ?

           東京近代美術館・・MOMAT へ行きました。 

       
           MOMAT(Museum Of ModernArt Tokyo) のロゴです。

       
      藤田嗣治の「自画像」  「5人の裸婦」 夫々が5感を表現しているのだとか。

              
               萬 鉄五郎 「裸体美人」
         新婚のよ志夫人をモデルに描かれた東京芸大の卒業制作です。
         19人中16番だったそうですが、後に、個性を尊ぶ大正時代の
         幕開けを飾る作品として評価され、今は、重文に指定されています。

         2時からのギャラリートークのこの日のテーマは、「ラフな人達」
         どんなラフな画が見られるんだろうか?・・・と思ったら、
         「裸婦」だったんです。ガイドを担当するボランティア・スタッフの方々(40人)
         夫々に知恵を凝らして、ユーモアたっぷりに説明してくださいますよ。

           

      
      


皇居一周と近代美術館

2015-02-03 13:41:29 | ウオーキング

2月1日東京国立近代美術館の月1回のハイライトツアーに参加して
      そのあと皇居一周をしてきました。

       
       平川門から入って、東御苑をちょっと覗いて北桔橋門から近代美術館へ。
      

       
      梅林坂の梅が早くも咲き始めており、春の香りが漂っていました。

       
      椿ではないな~と思ったら、「ハルサザンカ」   北桔橋門から見た近代美術館

      東京国立近代美術館

      先週も平日に常設展を見に行ってきました。
      が、この日は、月に一度、第一日曜日に「ハイライトツアー」があって、
      11:00~12:00の1時間にボランティアガイドさんが10点の絵の作品解説を
      してくれます。 割とお若い人が15~6人はいましたね。
      みなさん美術が大好きで、興味津々なお顔がガイドさんを喜ばせていました。
      
                        (フラッシュを使わなければ、写真を撮ってもいいそうです)

       
       和田三造 「南風」                佐伯祐三 

       
       藤田嗣治の戦争の絵
       昭和18年5月、アリューシャン列島のアッツ島で、日本の守備隊が全滅した事。
       昭和19年7月、サイパン島で、女性や子供など民間人が崖から身を投げて
       自決した出来事を描いたものなど。

           
       
      ポール・セザンヌ 《大きな花束》

      昨年の11月に新しくコレクションに加わった作品が、公開されていました。
      40号の大きさで、なんと20億円だったそうです。 色合いはセザンヌの物ですが、
      彼が50代の頃にこんな作品をかいていたとは…?  あのアトリエで?    
      ガイドさんに教えてもらって、気が付くほど静かな作品でした。
      絵の前には、椅子も用意されていますので、ゆっくり相対してみるべきです。

      当然のことですが、どの絵も全部、本物なのです。
      どんな気持ちで作者は描いたのだろう・・・と創造するだけでも贅沢で
      豊かな気持ちになります。

       

      真っ青に晴れた1日でしたが、北風の寒い日でした。
      皇居一周のマラソンランナーが途切れることはありませんでした。