2019年10月25~27日
市の秋のイベントで、長野県川上村に市が持っている「自然の村」に泊まって、
中日に「小諸城址懐古園 もみじ祭り」を見に行くという企画に参加しました。
25日出発日は朝から雨、キャンセルした人もあったらしく、全部で13名の
小所帯。26,27日は、打って変わったいいお天気。一気に盛り上がりました。
川上村は、千曲川源流の里。ただし大雨の影響は全くなく、施設のお風呂だけ
水質検査のため使えなくて、村のヘルスセンターへ連れて行ってもらったぐらい。
レタスの大産地ですが、全部収穫済みで、何の問題もなかったようでした。
平野に降りてきたら、八ヶ岳がくっきりと見えて、久しぶりの青空に感激!!
小諸城址の散策
大手門の正面(上)と後ろ(下)
小諸城の表玄関となっていた大手門は、懐古園から歩いて4~5分のところに
あります。当時は瓦葺の屋根が珍しかったため、瓦門とも呼ばれたそうです。
昔ながらのお蕎麦屋さんでランチ
小諸城(別名 酔月城、白鶴城)
小諸城の顔として知られる「三の門」は、1765年に再建されたものです。
門の正門には、徳川家達(いえさと 16代)の手によって書かれた「懐古園」
の扁額が掲げられています。
小諸城は城下町よりも低い場所に築かれていたため「穴城」とも呼ばれていました。
徴古館 小諸城ゆかりの品を展示しているところ。
島崎藤村が国語と英語7年間教えていた学校
二の門のあった所
石垣は自然石を使用した野面積みで、苔むした風情が美しい。
小諸市の人々は、「草笛」が大好き。ガイドさんも最後に1曲「ふるさと」を
披露してくれました。使った葉はヤブコウジだそうです。
藤村詩碑 島崎藤村の小諸時代の作「千曲川旅情のうた」の碑で、自筆のもの
五木ひろしの「ちくまがわ」も私たちの朝のラジオ体操の最後に取り入れられて
いる大事な曲です。また、永六輔は、戦時中、小諸に疎開していたが、地元の人
と仲良くなれず、寂しい思いをして、その後「上を向いて歩こう」ができたそうです。
城址の西、水の手展望台より千曲川が蛇行しながら流れているのが見られました。
千曲川は、日本一長い「信濃川」の上流の呼び名で、千回も曲がって流れている
という名の川です。その流域には、レタス畑、水田、リンゴ畑など人の営みと
美しい景色が広がっていました。
今度の台風大雨がこの川の中流域で大暴れして、一部の地域の暮らしと景色に
大被害を与えてしまいました。もとの美しい穏やかな流れに戻れるのはいつに
なるんでしょうか まだ行方不明の方々がいらっしゃるのです。
祈るほかありません。
川上村 泊り