花歩る木

山と旅がすきです

映画 「パッション・フラメンコ」

2017-08-26 15:39:29 | 映画 演劇

8月24日  渋谷のBunkamuraで映画「パッション・フラメンコを見ました。

      スペイン映画で、スペイン生まれの世界最高峰のフラメンコダンサーと
      言われる、サラ・バラスのドキュメンタリー映画。
      
      パコ・デ・ルシア、アントニオ・ガデス等6人の巨匠にオマージュをささげた
      舞台「ボセス フラメンコ組曲」の世界ツアーの初演までの3週間の様子と、
      世界各地で行われた公演に密着したドキュメンタリー。
      
      「努力しない者には我慢できない」と言い、自身はたゆまぬ努力を続ける人。
      ダンスシーンは、パッションが乗り移ったよう。
      サパテアード(足さばき)の高速ステップには、全く驚いてしまいました。

      昔、ニューヨークで、アントニオ・ガデスの舞台を見て、言葉のいらない
      ずし~~んとした感動をもらってから、フラメンコが大好きになったンですが、 
      今回の映画で 本物のフラメンコをまた見せてもらいました。

           

      
      サラ・バラス と 夫 ハビエル・バロン  美男美女の素敵なカップルですね

     フラメンコダンサーとしての挑戦は、勿論。母や女性として生きる彼女の
      奮闘する姿も映しています。
      「この仕事で一番つらいことは、子供を残してくることよ」と、語っていました。


富士見高原ハイク (山梨県)

2017-08-20 12:47:03 | 山歩き

 8月19日8月19日は「ハイクの日」・・・と旅行社が考えて、誰でも参加できる
      ハイカーを募集していたので、参加してみました。

      8月の東京は18日間も雨ばかり。この日はどうなるやらと、いぶかしんでいましたが、
      予報によれば、なんとかこの日一日 曇りで、開催は問題なかったです。 
       
      富士見高原は、東京から約2.5時間の八ヶ岳の裾野にある高原リゾートです。
      冬はスキー場、1420mの中腹(創造の森)からは、富士山や北岳まで
      見渡せる・・・ハズでしたが、この日は山頂は雲の中でした。


       
        出発します。自分のペースで歩くフリーハイキングです。
       
       「不動清水」という冷たい湧水が飲めました。
       
       「盃流し」 大きな一枚石のある渓流の景観が見られました。
       
       カラマツの林の中は、クサソテツで埋まっている森。30分歩いて 「創造の森」へ
       
       八ヶ岳南峰の編笠山(右) 西岳(左)が望める 「望峰の丘」
       
       ワイルドフラワーエリアには、秋の花が咲きそろっています。
       
       展望リフトに乗って、「創造の森」から「花の里」へ下ります。
       
       
       「花の里 ロマンスエリア 」  百日草が満開。 土産に一人3本頂きました。
       歩行7キロ、約3時間の行程を、4時間かけて花を愛でながら歩きました。


         
       
        
        上、左から センニンソウ、右 ワレモコウ  中 桔梗  下 夏水仙

       驚いたことに、このイベントは、名古屋から、岐阜から、かなり広い地域から
      バス27台、1100人が参加したのだそうです。ところが中央道で土砂崩れが
      あったり、ゲリラ豪雨にあったりとか、穏やかならざる話を後で添乗員さん
      からお聞きしました。

            
      東京も雹が降ったとか、局地的に大雨だったりしたそうで、傘もささずに
      帰れたのが
奇蹟みたいでした。


       

       


「山へ!」 世田谷文学館

2017-08-14 10:37:11 | 美術館

8月11日(山の日)世田谷文学館で開催されている「山へ!」展に行ってきました。
      
      最近の山への関心は大変なもので、「山の日」と言う祝日が昨年から
      できて、
「山」を考えてみる、もっと知る、そして山の恵みに感謝しよう・・・
      というコンセプトの展示会でした

      
      文学館は、京王線・芦花公園駅から徒歩5分の閑静なところにあります。

      
      リニューアルしたようで、館内は明るく、モダーン、周囲の緑がとても美しい。

      深田久弥、小島烏水、田辺和雄、田部井淳子、坂本真一(漫画家)、
     石川直樹(写真家) 
などを中心に登山に関係する文学作品(原稿など)、
     写真、映像、山の道具などが出品されていました。

       
     
      深田久弥
      
       
      右: 深田久弥(1903~1971)
         山の文学者と言われます。氏が書いた「日本百名山」が50年以上経つのに
         今なお 登山者のバイブルとなっています。
         「私のふるさとの山は、白山であった」(日本百名山)より。
         実は、私のふるさとの山も、白山なんです。・・・だから、ことのほか氏へのリスペクトの
          念は深いです。
      
      左: 深田久弥の出身地、石川県加賀市大聖寺にある「山の文化館」は、山、自然を
         愛する人々の交流の場です。明治時代に建てられた絹織物工場(はたば)を
         改装したもので、レトロな味わいのある、落ち着ける建物になっています。

         3~4年前に訪れたとき、2階の畳の部屋で「ごゆっくりしてください。お昼寝
         してもいいですよ。」と、もてなされたことが、忘れられません。

      田部井淳子
       
      田部井淳子さん(1939~2016)

      田部井淳子さんは、世界最高峰エベレストに女性として世界で初めて登頂した人。
      それ以来のあまたの登頂実績は、山好き女性たちに刺激と憧憬を抱かせていました。

      登山を通じての東北応援活動、東北の高校生の富士登山プロジェクトなどは、
      メディアを通じて、感動しながら拝見しておりました。

      「焦らず一歩一歩登って行けば、夢はかなえられます」
      命果てるまで、人々を応援してくれた人でした。


等々力渓谷 散策(東京都世田谷区)

2017-08-10 13:36:52 | ウオーキング

8月5日 かねてから気になっていた等々力渓谷へ行ってきました。
         渋谷から東急大井町線「等々力駅」を下車して徒歩3分で入口に来ました。

     入口と谷との標高差は、約10m。坂を下りていくと鬱蒼と茂った植物が
     繁茂していて、台地との温度差は4~5°あり、涼しさを感じました。
     谷沢川を流れる水は、この季節、余り多くはないけれど、都区内唯一の
     約1キロの
貴重な渓谷遊歩道が楽しめました。
          
      
      
      
      不動尊への登り。不動の滝をお参りするところ。ちょっとした広場。
      
      不動の滝  「等々力」の地名は、この滝の音が響き渡り「轟いた」ところからついたとか。
      川から落ちる水ではなくて、岩の間から湧水の染み出た水が落ちるので、水量は少ない。

       
      等々力の「お不動様」   平安の末に開かれた霊場。

      渓谷の斜面には、樹木が茂り、いたるところから水がわき出て、野鳥の
     声が聞こえます。家族ずれや、カップルの散策が平日の割に多かったです。
     
     東京を代表する自然地理的名勝として貴重なところだそうで、
     武蔵野の面影を大切に残している貴重な所でもありました。


東京国立博物館・「トーハクでアートを体感!」

2017-08-06 16:15:29 | 美術館

8月1日 午後 東京博物館で夏休みの企画「親と子のギャラリー」を見に行きました。
      今年は、「屏風とあそぶ」という子供だけでなく、大人にも 興味のある
      素敵な企画でした。
     
      長谷川等伯の「松林図屏風」と尾形光琳の「群鶴図屏風」の作品を

      複製と映像のインスタレーションで体験するのです。

      高精細画像(こうせいさいがぞう)による複製を使い、ケースなしで向き合えるのです。
      その上に、インスタレーションが重なって、名画の世界が広がっていく新しいアート
      体験ができました。

      第1会場  松林であそぶ                松林図屏風


         
       映像6分、休み4分    そろそろはじまりますよ
       
       遠くに見える雪山。鳥たちが飛びかって海の音まで聞こえました。

       第2会場  鶴とあそぶ                      群鶴図屏風 

       
       「群鶴図屏風」江戸時代・17~18世紀作  本物はアメリカ・フリーア美術館蔵 

       尾形光琳作  フリーア美術館は、アメリカ・ワシントンDCにある、全米でも
      屈指の優れた
東洋美術のコレクションを持つ美術館ですが、その所蔵作品は
      チャールズ・ラング・フリーア(デトロイトの実業家)の遺言により
      同館以外の展示を禁じられているそうです。
      そこで、高精細複製の形で日本に里帰りできました。

       
        インスタレーションの画面では、「近づいて鶴をビックリさせ」てもいいのです。
        「人の数だけ鶴がまいおり」る・・・と、言ってますよ。

       18室では、屏風が沢山見られます。

       
       
       
       「柳蔭」横山大観
      
       見る角度によって、見え方、全体の表情が違って見えます。
       「正面から」 「左から」 「右から」   見るように、足形が描いてあります。

       写真は、ほとんどOKです。
       


ボストン美術館展・東京都美術館

2017-08-03 15:42:42 | 美術館

8月1日上野・東京都美術館で開催中の 「ボストン美術館の至宝展」
      見に行ってきました。                 ~10月9日まで

      「ボストン美術館展」は、色んな趣向を変えて何度か来日しています。
      今回は約50万点もの作品を所蔵する美の殿堂から80点を古今東西の
      作品から選りすぐった、誰にでも親しめる作品が揃っていました。

      テレビでお馴染みの 木梨憲武さんが、スペシャルサポーターになって
      展覧会を応援していらっしゃいますが、5月にボストンへ行って、町の様子、
      美術館の様子をレポートした番組を拝見しました。
      写真は、そのテレビからお借りしました。

  

       
      英一蝶「涅槃図」(1713年) およそ縦2.9m、横1.7mの大きさなのでほとんど展示されなかったそうです。
      昨年から約1年かけて、大修理を経て、170年ぶりに初の里帰りをしました。
      今回の目玉の一つ。

      
      フィンセント・ファン・ゴッホ「郵便配達人ジョセフ・ルーラン」(188年)
      ゴッホが、友人夫妻を別々に描いた肖像画ですが、2点が揃って来日したのは、初めて。
      今回の最大の目玉です
      木梨さんがボストンで最後に見た作品。ほとんど出発準備が整っていて梱包を待っている「ルーラン夫妻」

      
      お馴染みのフランス印象派、クロード・モネ、オーギュスト・ルノアール、ドガなどが、待っています。

      ボストン美術館のコレクションは、コレクターから寄贈された作品や、寄付金で
     成り立っているようです。
米国では、公の機関に寄付をするという寛容な姿勢が
     美徳として、敬われているからです。


     どこかの国の、大金持ちが大金を積んでゴッホを買って、死んだら一緒にお棺に
     入れて燃やして欲しい
・・・・・・って、言ったそうですが、え~~~ン