花歩る木

山と旅がすきです

あじさいハイク(武蔵五日市)

2012-06-27 15:01:35 | 山歩き

6月26日武蔵五日市から南沢アジサイ山へ行ってきました。
      山の仲間9人が武蔵五日市駅に10時に集まって、タクシーで
      15分ほどの深沢集落へ向かいました。
      山の斜面を15分ほど登ったところに巨樹のカシの木があります。

      
       「山抱きの大カシ」  樹齢300年とも600年ともいわれる。

      
       あじさい山の入口 木製人形の「ZIZI」がお出迎え。

      
             シモツケソウのピンクが鮮やか

      
       午後の日差しに、紫陽花が水分をほしがっていました。

            「南沢アジサイ山」 は大カシから20分ほど山道を下って上ります。
      南沢忠一さんという人が、ご自分の山に 40年以上も植え続けて、
      今では約1万本にも増えた見事なアジサイ山(谷?)になっています。
      (入場無料 donationは300円が目安。)

      山奥深く続く林道沿いに彩り豊かに咲き誇っていました。
      その林道を登っていくと、金毘羅山へのハイキングコースに通じます。
      
      お花見だけではなくて、楽しい豪華なランチ(持ち寄りお弁当)、その上 
      山歩きも出来ました。 梅雨の晴れ間を充分満喫出来た、得した気分の
      ハイキングでした。  
      Kさんお世話さま。  みなさん またね。
      
      


エルミタージュ美術館展

2012-06-25 17:15:25 | 美術館

6月25日 エルミタージュ美術館展へいってきました。
      ロシア国外では最大級といわれる美術展です。       
      ~7月16日まで 国立新美術館で開催されています。     

       

      ロシアのサンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館は
      ロマノフ王朝歴代の宮殿で、300万点を超える所蔵作品がある
      世界有数の美術館です。


           
                                              HPより
      マティスの最高傑作の1つである“赤い部屋”は東京に30年ぶりの来日だ
      そうです。今回の展覧会でも一番の見どころ。私もこれを見に行ったのです。

      実はこの作品、最初は緑で描かれたらしい。マティスはそれを青に直し、
      さらに鮮烈な赤で埋め尽くした・・・ンだそうです。
      画面の縁には、緑や青の絵の具が残っていました。
      
      サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館の3階には、「マティスの
      展示室」があり、「赤い部屋」が真ん中に飾ってありました。

      05年にロシアを旅して、一番感激したのはネヴァ川の畔から見たエルミター
      ジュでした。「隠れ家」という意味だそうですが、壮大、華麗、豪華・・
      宮殿ですからね。ここの劇場でバレエ「「ジゼル」を見たのを思い出しました。
        世界遺産に登録されています。
                  
       
       セザンヌ「カーテンのある静物」     ルーベンス「虹のある風景」
                                             NHK TVより
     
      
      美術展は、16世紀から世紀ごとに 部屋割りされていて、 およそ400年に
      わたる美術の大きな流れを感じる事のできる展示でした。

      

 

 


赤城・鈴ヶ岳(群馬県)

2012-06-19 16:51:24 | 山歩き

6月18日赤城の鈴ヶ岳へ登りました。
           赤城山の外輪山で、標高1564mの鈴ヶ岳。春はアカヤシオに始まり
      ミツバツツジ、ゴヨウツツジ、ヤマツツジと続きレンゲツツジでフィナーレを
      迎えるつつじの山、花の山です。

      今月8日、山の会でお世話になったSさんが病でなくなられました。
      Sさんのブログによると去年の今頃Sさんは奥様と鈴ヶ岳に登られたそうです。
      今回私たちの登山はSさんを忍んで、追悼登山のような気持ちで歩きました。
      歩き始めてしばらくして上を見上げると北から南に虹が見えました。なにかSさんが
      「よく来たね」と言っているように思えました。あたりはハルゼミの鳴き声がしきり。
      まるでお経のよう! ナミンアミンダブツ ナミンアミンダブツ ・・・      

      白樺牧場からの往復ピストンで登ったり、降りたり、4時間強の歩きです。
      
       レンゲツツジ(群馬県の県花) が満開。BGMは春ゼミの大合唱。

      
       地蔵岳の上に何故か虹もかかった。 千の風 かしら?
        
      
       頂上(1565m)     主峰・黒檜山が見える。 7~8人の登山者あり。

      
       途中の鍬柄山から見た 大沼と 黒檜山(1828m)

        
       白樺牧場から見た 登ってきた山 鍬柄山と鈴ヶ岳

       
       ミツバツツジがまだ咲いていた。        主役はレンゲツツジ

       
       ミヤマザクラ                    クサタチバナ

       
       ロープを伝って登る。とーちゃん頑張れ!      鈴ヶ岳は岩道が多い。

           
             昨年のSさんご夫妻の登山日も 「素晴らしい好天で赤城の山々がよく見えた」
       そうですし、
 「ツツジで目がくらみそう。ツツジのオンパレード」・・・だと感激して
        おられた
様子が ブログで拝見しておりました。
     
             芥川龍之介が2度目の赤城旅行の際に友達にいった言葉
         
                  ほんとうに 佳いだらう うつくしいだらう
          だから僕は “赤城が一番好き” だって言うんだねえ
          何処よりも佳いだろう                       
 赤城総合案内所にて


          Sさんも、芥川さんも、(私も) 蓮華ツツジが満開で天国みたいにきれいな赤城が 
        “一番好き” ・・・だったのです
 。                  ご冥福をお祈りします。            


鎌倉ぶらぶら明月院

2012-06-12 21:44:18 | 山歩き

6月11日鎌倉・明月院へ行ってきました。

      梅雨に入りました。鎌倉へ行って、明月院の紫陽花を見ようと 8:30開園を
   目指して早朝に家をでました。「あじさい寺」の通称がある明月院は シーズン
   には 大変な混雑があるそうですから。               拝観料500円
          
 鎌倉・明月院
                                              フルスクリーンボタンをクリックすると画面が大きくなります。
                                                                        ESCで戻ります。
  
       境内は1年を通して、さまざまな花に彩られますが、なかでも約3000株の
   アジサイは見事でした。明月院のアジサイは95%が「姫あじさい」で、
   日本古来の青色の花を植えているそうです。

   本堂丸窓から後庭園を眺められます。 丸窓は満月を意味している
   ことに気が付きました。 後庭園は初夏のアジサイ、花菖蒲、晩秋の
   紅葉の見ごろのみ特別公開されます。   拝観料500円が別に必要。
   鎌倉にあって、京都の様な風情のあるお寺でした。


    その後、明月院⇒天園ハイキングコース⇒覚園寺⇒下山
    約2時間の山歩き
        
     ナルコユリ              ドクダミ(初めて見た!)

    ガイドブックでみたレストランで30分並んでランチをし、その後、
    山道を歩いて、鎌倉駅にたどる “祇園山ハイキングコース”を
    歩きました。1時間。ここは初めて通りました。

    今年これで6回目の鎌倉訪問。 アジサイの時期鎌倉を歩いていると、
    “あじさいに 隠れて住みぬ 原節子”   ・・・という句を思い出します。
    誰の句か知らないのですが、路地からエプロンをかけた原節子が
    出てくるような錯覚を感じます。
    


セザンヌ展

2012-06-09 14:17:54 | 美術館

6月4日(月) セザンヌ展を見て来ました。

      国立新美術館で6月11日まで行われているセザンヌ展に行ってきました。

      セザンヌの作品はこれまでいろいろ見て来ましたが、これだけまとまって
      みたのは初めてで、フランスの北と南、パリとプロバンスという2つの場所
      を対比させる展示でとても興味がもてました。

       
       パリと プロヴァンスの位置       エクスの町
          
       セザンヌ                      セザンヌが描いた父の絵
       
      生涯描いた サント・ヴィクトワール山
      「あの2本の松は、君と僕じゃないのかい?」と、親友ゾラの回想。

      
       首吊りの家(変な名前ですね)  BS ジャパンより


            
      お気に入りのモデルとなった自分の妻が、辛抱強く同じ姿勢を
      とり続けるのを見て 「りんごのようにポーズをとる」 と称賛した
      そうですが、2人は決して夫婦円満ではなかったらしい。
            
      
                                   HPより
      「私は1つのりんごでパリを驚かせたい」 とは
      有名なセリフです。
                                                                  
     
      セザンヌは「近代絵画の父」 と言われ、絵画は自然を模写する
      ものではなく画家個人の「感覚」を実現させるもの…という
      考え方のようでした。
     
      ゴーギャンは、最後の下着を手放しても、セザンヌの絵は手放さない。
                         ...と言い、
      ピカソは、セザンヌは私のただ1人の先生でした。私のキュビズムは
            セザンヌがあの山にいどんだからこそ描けたのです。
             みんなの父のような存在なのです。・・・と、讃えています。
      
              
           100%セザンヌ作品のセザンヌ展。ユニークな展覧会でした。
           パリとイルドフランスには行ったことがあり、今秋 南フランスを
           旅する計画を立てていますので、とても興味深かったです。
                                                                                        


高尾山(141,142)

2012-06-09 08:49:22 | 山歩き

4月25日(水)高尾山のヤマサクラを見に行ってきました。

            体調がまだ充分ではなかったのですが、花は待っててくれませんので
      ヤマサクラを見に行ってきた時のスナップを遅ればせながら・・・

      

       
      高尾山頂上は、戦前まで樹木がなくてカヤが生えていて、360度の
      眺望があったそうです。

        
      頂上直下の「やまびこ茶屋」のご主人です。
      生まれも、育ちも この高尾山。 何とお名前が 「たかおさん」 (漢字は?)
      気安い感じじゃなかったので、それ以上の突っ込みはできませんでした。    
      

  6月7日高尾山へセッコクを見に行ってきました。

      

      

      
      セッコクはラン科の多年草で、杉、桜などに寄生して生えます。
      高いところにあるので見つけるのが難しいのですが、毎年目ぼしい木を
      チェックしています。今年は思ったよりよく咲いていて、うれしい限りでした。

       
      頂上近くのトイレが新装オープン(1Fのみ)していました。
      まるで山荘のように立派。木の香りがすがすがしい必ず寄ってほしいスポット。

       
      タツナミソウ                  サイハイラン

            冬から初夏が高尾山の一番美しい季節です。
            この季節に、今年は頻繁に通えなくて残念でしたが、
            高尾山は いつ行っても 大手を広げて歓迎してくれるので、 
            ありがたい存在です。

                                
      

 


那須・南月山

2012-06-06 11:19:43 | 山歩き

6月5日那須の南月山へ行ってきました。

      B山の会の6月の行事は、那須連山の花の山、「南月山」を選びました。
      4月、5月は天候が悪くて中止になった後での6月の山ですので、
      この日の参加者23名の期待も大きく、リーダーを勤める女2人
      (1人は私)の心配が1週間程前から続きました。
      まず、お天気、次が花の咲き具合でしたね。

      南月山は、那須火山群の南端に横たわり、茶臼岳から半島のように
      伸びた尾根の端に、優しくそびえる山です。
     
      新宿7:00発  那須ロープウエイ山頂駅10:00出発で歩き出しました。

                                   
       ロープウエイ山麓駅            ロープウエイから見た朝日岳
      
      牛ヶ首から見上げた 茶臼岳(1915m)
       
      流石山方面、その後ろは福島県         ミネザクラ    日の出平のパネル     

      
       茶臼岳を背に日の出平へ登る 我がグループ
      
             ミネザクラ 花と葉が同時に生える初夏の花     日の出平
      
       満開のミネザクラに出会えて、全員に感嘆してもらえたスポットです。
       
       日の出平の道標              日の出平から少し下って一登り
       
      南月山神社(祠)のある山頂(1776m)   白笹山の山頂(1719m)
       
       オオカメノキ                アズマシャクナゲ
      
       樹林帯はシロヤシオの花が満開
      
       シロヤシオに交じって咲いていたのはトウゴクミツバツツジでした。

      全部で4時間弱の歩きでしたが、のんびりと見ごろの花を愛でながら
      楽しめました。午後の下山頃から、霧がかかり、周りの山々の姿は
      隠れてしまいましたが、ミネザクラ、シロヤシオ、アズマシャクナゲの花の
      競演で、男性からも歓声が上がっていました。
      3時に下山しましたが、沼原湿原の散策は霧のため 次の機会にと
      見送りました。
     
      雨に降られなかったこと、花の開花時期がピタリだったことで皆さんに
      満足してもらった上に 「晴れ女」の称号も頂いたんですが、この次雨が
      降ったら どうするのよ!