花歩る木

山と旅がすきです

二の丸庭園の花

2015-04-29 13:08:46 | 美術館

 4月28 日生誕110年「片岡珠子展」を近代美術館へ見に行きました。
      「球子に会いにいこう」というサブタイトルがついています。
      「球子」サンの画のイメージは、どなたもご存じ。
      日本画とは言え、強烈な色彩、デフォルメされた形、力強い筆使い。
      代表作60点が展示されていましたが、1点でも圧倒的な迫力で、目がくらくら。
      
      物語、歴史上の人物の「面構え」のシリーズが見事でした。
      特に好きなのは、足利尊氏、足利義満、足利義政の個性の違いをとらえた作品が
      素晴らしかったです。

      皇居東御苑の二の丸庭園を通りました。       

       
       ホウチャクソウ                 カキツバタ?

      
      雑木林の中にギンランが一杯。今や絶滅危惧種と言われているのにすごい!! 

      
      二の丸庭園の池のほとりに シラン カキツバタ(?) ヒツジグサ

      
       藤棚には白と紫のフジが丁度見ごろ。この日一番のハイライトでした。

      
      シャガです。湿気を帯びた林の下に群生していて今一番見頃です。

      
       諏訪の茶室の周りは、ボタンと新緑

      
       クルメツツジがちょっと満開を過ぎました。

      三の丸尚蔵館では、「鳥の楽園」と言う展覧会がもようされていました。

      鳥を主題とした作品(絵、工芸)が紹介されていました。
      6月21日まで、前期、中期、後期に分けて展示されるようです。(無料)
      公園散歩と合わせて訪ねて見てはいかがですか?

       
      皇居前の広場           新緑の美しい丸の内中通りを歩いて
                          銀座へ出ました。

 


蛾ヶ岳(山梨県) 登山

2015-04-26 15:15:09 | 山歩き

4月22日蛾ヶ岳(ひるがたけ 1279m)に登りました。

      蛾ヶ岳は、山梨百名山の一つです。          20名参加
      4月のB山の会の行事は、雨の前日と打って変って好天に恵まれました。
      新宿からバスで2時間半、四尾連湖(しびれこ)に着き、ここから
      準備を整えて、9:40から登り始めました。
      
      
      カラマツ林の歩きやすい道  若葉がまだ淡い。

      
      頂上から富士が見えました。 雲の中からちょっぴり顔が見えます。

      
      頂上からは富士山、南アルプス連峰、八ヶ岳等の眺望が望め、
      甲府盆地も一望できました。 ここで昼食。 
          
      
      下山は同じルートを戻り、四尾連湖でちょっと休憩。
      ボート遊びもできるこの湖は桜の名所でもありますが、花びらの
      舞う季節になっていました。

      ☆ 蛾ヶ岳(ひるがたけ)は、昔、武田信玄が甲府盆地から眺めて
        この山の真上に太陽が来た時に昼の合図の太鼓を打たせた故事
        から「昼ヶ岳」と呼ばれ、中国の蛾眉山ににていることから蛾の字を
        使うようになったらしい…そうです。

      ☆ 「四尾連湖」は、地元に伝わる湖の神が、つのねた竜神
        だった・・・んだそうです。

      みたまの湯 

     
 40分ほどバスを走らせて、着いたのが日帰り温泉のみたまの湯。
      桃果樹園に囲まれた丘の頂上にあり、眺望がすばらしい温泉でした。

      
      
      ホームページから拝借した写真ですが、この日も全くこの通りの眺めでした。
      「ほったらかし温泉」「湯めみの丘」を合わせて、甲府盆地三大パノラマ温泉だそうです。
      
      源泉は、地下1500mから汲み上げるそうで、透明感のあるコーヒー色。
      肌にやさしく、なめらかで、疲れがいっぺんに取れました。
      夜景も素晴らしいそうです。

      お天気も、山も、良かった。極めつけはなんてったって温泉でした。
      幹事さん、イイ計画、見事な采配、申し分のないすばらしい山行でした。


ブリジストン美術館

2015-04-20 14:53:19 | 美術館

4月17日 ブリジストン美術館へ行ってきました。

      東京駅のほど近く八重洲通りにある美術館です。
      2015年5月18日よりブリジストン美術館は、休館して新築工事に
      入るそうです。休館前最後に創始者・石橋正二郎のコレクション
      1600点(東京美術館管理)のうち160点が「ベスト・オブ・ベスト」
      として展示されています。
      
       

      

      

      印象派を中心とするヨーロッパの近代美術、明治以降の日本の洋画を
      コレクション・展示されていて、見慣れた、有名な絵画ばかり。

      さすがにブリジストン創始者のコレクションだと思います。
      松方コレクションも、根津美術館も(好きなところばかり)戦前の
      日本の実業家の経済力とスケールの大きさに驚かされます。

      こじんまりとした美術館で、普段は観客もそう多くはなかったので
      ゆったりと見られました。
      シニア600円、はありがたいですが、その上、リピーター割引があって
      2回目以降は半券を持っていくと、半額です。お勧めです。

                                           
      

 


丹沢・渋沢丘陵(神奈川県)

2015-04-20 11:13:31 | 山歩き

4月18日小田急線の渋沢から頭高山(ずっこうやま)をへて渋沢丘陵を
      歩きました。
      
      丹沢の麓に住んでいる山友のTさんが、花の寺をへて、頭高山、渋沢丘陵
      を歩く コースを推薦してくれました。
      お天気が大丈夫そうなこの日、夫と娘が参加してくれました。

      渋沢丘陵は、小田急線の渋沢駅と秦野駅を結ぶ線に沿って連なっています。
      チューリップ寺として有名な「泉蔵寺」が目的の一つでしたが、ほとんどの
      花は見ごろが過ぎていました。その代り、この周辺の千村地区は、八重桜の里
      として有名で、至る所にみごとな花が見られました。
      
      
       八重桜の向こうに表丹沢の雄大なパノラマが望めます

       
      「八重桜の里 祭り」が開かれていました

      
      
      

        
      千村地区一帯の農家が、植林を重ね、今では2500本ほどが栽培されている
      そうで、丁度その摘み取り作業風景を見物出来ました。
      八重桜は食用として塩漬けされます。駅の特産センターで買えました。

       
       ルバーブです。この茎でジャムを造りますが、畑にある姿を見たのは初めて

        
       やまなみと菜の花と八重桜   のどかな畑の風景が続きました

      
      震生湖   (関東大震災の時に誕生した湖 周囲1キロ)

      歩いてきた道路からぐ~っと下った所に震生湖がありました。釣り人がかなりいま
      した。そこに、グレー地に黒の模様のねこが1匹、ミャ~ミャ~ないて寄ってきて、
      まとわりついて、猫ぎらいの3人は恐怖で逃げ回りました。
      どうしたもんだろう・・・と、思いあぐねていた所に、小学生の女の子とパパの二人組が
      通って、「可愛い、可愛い」とこねくり回し始め、あげくに連れて帰ってくれました。
      家には、すでに5匹の猫がいるそうで、あの子、こんないいお家にもらわれるなんて
      最高のエンディングになりました。    あ~あ 胸をなでおろしました。  
      世の中には、心やさしい人がいるもんですね。   

      この日一番感激した事でした。
      

        


スペイン、ポルトガルの旅 3

2015-04-14 16:01:38 | 

4月3日はるばるポルトガルにやってきました。

      セビリア⇒エヴォラ(約3:30)⇒ロカ岬(3:30)

        
      ロカ岬に建つ十字架の搭

      いよいよロカ岬です。今回の旅の主目的です。
      ユーラシア大陸最西端の岬で、西には大西洋が広がっています。
      ここには、ポルトガルの詩人カモンイスの叙事詩の一節
      「ここに地が果て、海が始まる」 を 刻んだ石碑が立っています。

      ユーラシア大陸最西端到着証明書を頂きました。名前と日付が入っています。
      裏面には主要国の言葉でかかれた上記の詩と、新世界を求め、未知の海へと
      漕ぎ出した航海者たちの信仰心と冒険魂が、今も、脈打つところです。 …と、
      書かれています。

      風の強い所だそうですが、この日は、おだやかで花が沢山咲いていました。
         
       

      ⇒リスボンへ(約1時間)
      夜は、ファドディナーショーを楽しみました。ポルトガルの民族音楽ファドは、
      世界文化遺産に登録されています。
      
      ファドは、ポルトガル語で「運命」を意味します。消灯した暗い舞台で女性歌手2人、
      男性歌手1人が一人づつ低く、訴えるように歌う、日本の演歌にも通ずる感じです。
      夫はCDを買いましたが、私は暗くて、悲しくて、あまり好みじゃないな~。

                                                リスボン 泊
     4月4日 リスボン市内観光

       
      コルク製品(特産)が並ぶお土産やさん   リベルダーデ大通りの朝   

      
       黄色い路面電車は坂の多い町を走る

          
      ベレンの搭   
      マヌエル様式(ポルトガル黄金期の芸術様式)を代表する建築の一つで
      世界遺産。  かつて要塞としても使われたらしい。

      発見のモニュメント

       
      
      テージョ川に面するこのモニュメントには、エンリケ航海王子を先頭に繁栄を
      担った航海士、文化人、有力者などのすがたが刻まれています。

       
      ジェロニムス修道院               中庭

      天ぷら、合羽、硝子など漢字になった言葉を初め、タバコ、シャボン、カステラ、
      ズボンなど、ポルトガル語を語源とする日本語は200も300もあるそうです。
      
      大航海時代の後、欧州列強と一線を画したポルトガルは昔ながらの生活や風景を
      残したまま今に至っているからでしょうか、「どこか なつかしい町」 と 旅人に
      形容される風景が溢れていました。
 
                              ポルトガルよ  オブリガーダ            おわり
      


スペイン、ポルトガルの旅 2

2015-04-11 14:40:46 | 

3月31日マドリード市内観光、午後トレド観光

 
                   右下の□をクリックして大きい画面で見てください
      
      マドリードは、16世紀に、当時のフェリペ国王が宮廷をトレドから
      移転して、小さな村からスペインの首都に成長したものです。

      観光スポットは、中心部の半径1キロ程度におさまる範囲の距離にあります。
           スペイン広場、プラド美術館、王宮、市場が観光日程にありました。

      私たちは、プラド美術館を見て、その後 「ソフィア王妃芸術センター」へ
      行きたかったけれど、火曜日は休みだと知って ガッカリ!
      「テッセン・ボルネミッサ美術館」へ行ってみましたが、満足度はイマイチでした。 
          
      午後3時発でトレドへ行きました。「もし、1日しかスペインにいられないなら、
      迷わずトレドへ行け」と言う名言があります。中世のたたずまいを残す
      世界遺産の町です。前にはなかった、駐車場から、エレベーターがついていました。

      三大名画といわれるエル・グレコの「オルガス伯の埋葬」 が、
      有名なサント・トメ協会で、見られました。  (プラド美では、三大名画の1つ
      ベラスケスの「ラスメニーナス」が見られました。)
      (因みに、最後の1つは、オランダ国立美のレンブラントの「夜警」です。)
                                     
                                             マドリード 泊

   4月1日 マドリード⇒ラ・マンチャ⇒アルハンブラ 
      アルハンブラ宮殿は、人類の作ったもっともロマンチックな建物と言われています。
      有名な「アルハンブラ協奏曲」を重ね合わせると美しさの歴史がもっと感じられます。
      入場の予約は午後8時から・・・と言うのには驚きました。
      夏時間になったばかりで、まだ明るかったけどね。
                                             グラナダ 泊
   4月2日グラナダ⇒ミハス⇒セビリア
      セビリアは、スペイン4番目の都市。アンダルシア地方の政治、経済、文化の
      中心として歴史を重ねてきた町です。
      セビリアは、フライパンといわれるほど気温が高い所でこの日も最高で35℃まで
      上がりました。 オレンジの並木道が多く、さわやかな柑橘の香りが漂ってきて、
      ステキでした。
      町を洋々と流れるグアダルキビール川は マゼランやコロンブスもこの河港から世界
      一周の航海に出航したしたのです。
       

      セマナ・サンタ(イースター)の行列をガイドさんの計らいで見ることが出来ました。
      カトリック信者が多いセビリアの町では、伝統的な衣装に身を包んだ人々が行進
      して、復活の喜びを表していました。

                                               セビリア 泊

      

      


スペイン、ポルトガルの旅 1

2015-04-10 15:52:55 | 

3月28日~4月5日 スペインとポルトガルを旅しました。

      スペインへはかれこれ3回行っていますが、夫がヨーロッパの西の果て
      ポルトガルへ行ってみたい・・・と言うものですから、ポルトガルはリスボン
      だけにして、残りはスペインをまた回ることにしました。4回目です。
      「スペイン&ポルトガル周遊9日間」というパック旅行。28名参加

     3月29日乗り換えのイスタンブールから、バルセロナに入り、午後3時から
      バスで市内観光。やはり一番の期待はサクラダファミリア。予約が5時だそうで
      それまで、ランブラス通り(一番の目抜き通り)を歩きました。活気に満ちた美しい
      散歩道です。暖かい日曜日だったので賑わっていました。
      
      
      ミロのモザイクのタイル画

          
      プラタナスの並木はほんの少し芽吹き初めています。

       
      カタルーニャ音楽堂                  モザイクに飾られた切符売り場
     
      ガウディのライバルと言われるモンタネールの最高傑作で、世界遺産。
      外側を見ただけですが、内部はモザイクタイルや彫刻、ステンドグラスなど圧巻の装飾
      で、モデルニスモという華麗な建築様式だそうです。
 
      サクラダ・ファミリア

      バルセロナの象徴です。ガウディが31歳から1926年6月7日路面電車にひかれて
      3日後になくなるまでの43年間この教会の建設に生涯をささげた、まさに
      「サクラダ・ファミリアはガウディそのもの」と言われています。

      完成までにあと100年かかる・・・と言われていましたが、11年後のガウディの
      没後100年にあたる2026年に完成するらしいです。
       
      
      「生誕の門」です。
      生誕の門を飾る楽器を奏でる天使たちを掘ったのが、主任彫刻家の外尾悦郎さん
      です。バルセロナに来てもう36年。ガウディの心を継ぐ者として世界から尊敬を集めて
      いるお方です。あるコーヒーのCMで「違いの分かる男」として日本に知れ渡りました。
  
      
      全景がカメラに収められる小高い丘に案内されました。
     
      1991年、2007年と今回でここは3回目ですが、巨大な重機が作業していたり、
      シートで囲まれていたりしていたのに、
      今は内部は荘厳、華麗に出来上がっていました。

      
       内陣  45mの高さの中央身廊天井から注がれる光。
    
      バルセロナのガウディ作品は、旅行者に大変な人気で、サクラダ・ファミリアの
      エレベーター、グエル公園、カサミラ、カサ・パトリョなどは予約がとても取れない
      のだそうです。                           
                                           バルセロナ 泊                            
      3月30日   サラゴサ
      
      バスで4時間15分。サラゴサは、エブロ川沿いに発達した大学都市。
      川はピレネー山脈から流れてくる雪解け水で濁って溢れていました。
      
       
      ピラール聖母教会                        ピラール広場 

      400年前、支倉常長がマドリッドからローマへ行くためにこの地を通りました。
      俳優の平岳大さんが同じ道を歩いたのが先日テレビで放映されました。
      その道を逆に、バスで通ったことになります。風が強くてベテラン運転手さんが 
      往生していました。

      6時間乗って、マドリードへ着きました。                  マドリード 泊