2月20日 埼玉県の外秩父の山に登ってきました。
B山の会の2月の行事で、参加者17名。
前日の雪もまじった曇り日とは打って変った、嘘みたいなすばらしい快晴。
「 金勝山、官の倉山(344m)、石尊山(340m)という奥武蔵の北端にこじんまりと
たたずむ気軽な山。そして、重要文化財の古民家、武蔵の小京都と呼ばれる
小川町をウオーキングするコース」 ・・・・ リーダーの説明
左; 東武竹沢駅から歩いて、登って約1時間。金勝山の頂上です。
「思い切り大声をだしてみよう。風に乗って言葉がどこまで届くかな」 の、プレートあり。
中; 埼玉県立小川げんきプラザ。
右; 埼玉県最古の民家で、重要文化財に指定されている 「吉田家住宅」
左; 2つ目の 「官の倉」山の じぐざぐの上りを終えた峠道。
中; 石尊山の頂上にたどり着いた。
右; 石尊山頂のほこら。
低山ながら3山とも眺めが素晴らしい。遠く真っ白い浅間山、榛名山も
見え、登り降りにくさり場のある急な岩場もあって、山登り気分も満喫。
下山して、小川町の酒蔵で説明と試飲の楽しみの後、土地の名物 忠七めし
で、しめくくりました。
始めからデジカメの調子が悪くて、携帯で撮ってみましたが、
うまくとれませんでした。 ざんね~ん !!
2月17日高尾山へ行ってきました。
区切りの150回目。私の?回めの誕生日ですので、この日に
合わせられるように 12月、1月、2月は2回づつ登って
数合わせに勢をだしました。
幸いお天気がよくて、日曜日。
腰の手術からまだ2ヶ月たっていない夫と、高尾山が子供の時以来
はじめての娘が 同行してくれるというので、往復ケーブルを使いました。
左; ケーブル上駅(高尾山駅)を降りたら、ボランティアガイドさん
(八王子市観光協会の人)が薬王院まで案内をしてくれるという。
(土、日、祝日のみ)
右; たこすぎ 「私も500歳を越しました。根っこにのぼらないで!!」
・・・といっていますよ。
ムササビのすみか 薬王院へ入りましょう。
薬王院の一隅に咲くミツマタと四国霊場八十八ヶ所のミニ地蔵さん
左; 昨年オープンした頂上直下のトイレ。ガイドさんの話によれば
建設費は1億5千万円だとか。
右; 頂上の「おそうじ小僧」 日本全国の 「山のゴミは持ち帰りましょう」
運動の先駆け。
帰りは3号路という植物観察コースを歩いて十一丁目茶屋で、
「名物だんご」を頂き、体をあたためてケーブルで帰りました。
家に帰ってから(頂上ではさすがにハズカシイから)、
3人でハイタッチと万歳をしてこの日を喜びました。
うれしかったヮ。ありがとうネ。
2月14日 出光美術館の「オリエントの美術を見て来ました。
、
10:30から、学芸員さんの解説があるので、
かなりの人が集まっていました。
3~40代の女性が多くみられるのは、私のように「楽しいから、何となく」
行ってるのとは違って、もっと深い目的意識があってだろうと、感心しました。
岡野さんの解説の中で
古代エジプトの木棺蓋の胸のところに、花びらの青い睡蓮が描かれています。
ロータスといって、ナイル川上流の上エジプトの人々に愛された植物です。
植物に注目して観察するのも違ったたのしみかたができますよ。
その昔、アガサ・クリスティが、イラクの発掘現場で、夫の考古学者の手伝いを
しているとき、出土した象牙の小片を磨くのに自分の化粧用のクリームを
使っていた、後で、足りなくなってお化粧できなくなったそうですよ。
・・・・・・・・ が特におもしろかったです。
皇居を半周か一周しようと思ったけど、その元気がなくなったので、MOMATへ
国立近代美術館(MOMAT)へ
国立近代美術館では、企画展でない日は、65歳以上は入場無料です。
2:00~3:00には、毎日常設展を解説するツアーがあります。
テーマは「絵で旅をしよう」 で解説の対象は3点(いずれも日本画)
参加者は約10名でした。
東山魁夷 「残照」 昭和22年作
東山魁夷が近親者を立て続けに亡くし、前年の「日展」にも落選した心理的に
どん底の時に描いたもの。 房総の高野山から九十九谷を見たものだが、
実際にはこれと同じ風景はない。 この絵は第3回日展で特賞を得、
東山は風景画家としての第一歩を画しました。
私が初めてこの絵にあったのは、昭和30年代。あまりの美しさにそれ以来
東山魁夷の大フアンになっております。本物はMOMATにあるのですね~。
杉山寧の「穹 」の前で説明を聞く 山本森之助 「曲浦」(きょくほ)
杉山寧の 「穹」(きゅう)
エジプトのスフインクスを
描いたもの。
背景の空はプルシャンブルー。
杉山が大量に紺青の顔料を
手当てしたため、他の画家に
廻らなくなったという
エピソードがあったそうです。
岩絵の具を使っているので、
日本画といえるが、
日本画とはなにか?
という質問も出てくる作品
・・・だそうです。
この絵が展覧会に飾られたとき、左右に 高山辰雄の「月」の絵と、
平山郁夫の「日」を題材にした絵が並べられたため、
このスフインクスが両方から光に照らされ三山(杉山、高山、平山)
の「輝き」といわれたそうです。
本物の名作を人の少ない静かな会場でタダで見られ、
解説までして頂けるなんて、超ラッキーじゃないですか~~。
得した気分で帰路につけますよ。
2月10日昭和公園(国営昭和記念公園)へ
セツブンソウを見に行ってきました。
JR青梅線・西立川の駅の正面が公園の入口。
入場料は400えんですが、シニアは200円になっていました。
園内にはボランティアの案内、説明をしてくれる人が迎えてくれます。
はいってすぐの「水鳥の池」 「ホトケノザ」が咲きだしました。
「花木園」の フクジュソウ。花言葉は「幸せを招く」 ←説明ボードから。
「こもれびの里」の ソシン(素心)ロウバイ
「こもれびの里」の セツブンソウ。 花言葉は「人間ぎらい」
寒咲きナノハナ 花言葉「元気いっぱい」 スノードロップ
ふれあい広場の アイスチューリップ チューリップガーデン
帰りは立川口、あけぼの口をへて、中央線JR立川駅へ。
日本庭園でお抹茶を頂いたりしましたが、3時間ちょっとのお散歩でした。
快晴、無風の連休中日に「小さい春」を見せてもらいました。
1月30日高尾山へ行ってきました。
頂上へ行って、誰もがまずすることは富士山へのご機嫌うかがい。
きれいな富士の姿を見れば幸せに 包まれます。
帰りは琵琶滝の道を降りてきました。
大きな冠毛をつけたキジョランの種が道に落ちていました。
この辺にもキジョランがあるらしい。12月に探してみよう。
途中で出会ったおじさんは、「健康登山」で週に3回登っているとか。
「健康登山」というのは、薬王院で登山ごとに1つハンコを押してもらって
20回~100回~800回と重ねて、健康も重ねるんだそうです。
このおじさん、もう800回以上登って、もうやめられない生きがいに
なっているそうですよ。
2月5日高尾山です。
琵琶滝では、線香のにおいが 杉並木の1号路に出てきました
漂ってきて 心洗われるような
好きな道です。
薬王院の裏の紅梅が咲き始めました。 その隣に赤い椿。
節分、立春とすぎると高尾山でも春の足音が感じられます。
翌6日は又雪が降るという予報でしたが、5日は山歩きにはもってこいの
ぽかぽか3月の陽気。 三寒四温、ゆっくりと春が訪れてほしい。
まだ冬の間にしておきたいことが事があるんですのよ~。
1月31日 映画 「東京家族」 を見て来ました。
山田洋次監督の新作 「東京家族」 は、60年前の小津安二郎監督の
「東京物語」をモチーフにして製作されました。
「東京物語」といえば、昨年の世界の映画監督が選ぶ映画史上すぐれた作品
第1位に選ばれているんですよ~。 あの現代の巨匠、山田洋次監督にしても
笠智衆と原節子のいない映画をなぞれるんだろうか? 無理だと思うけど
・・・ というのが私の一番の関心で、心配でした。
物語は誰でも知っていますが、
父周吉を 笠智衆⇒橋爪功 母とみこを ⇒吉行和子
次男昌次を ⇒妻夫木聡 恋人紀子を原節子 ⇒蒼井優
オリジナルの「紀子」が、「昌次と紀子」に取って代わっています。
特に何もしない、いるだけの笠智衆の存在感が大きくて、おしゃべりの
イメージがある橋爪に重ねてみるのはやめました。吉行さんのとみこは
おっとり、茶目っ気があってこの人の地そのままの親しみが感じられました。
出色は何と言っても妻夫木君。とその恋人の蒼井優さん。
映画の後半で、妻夫木君が父親に反抗してきた紆余曲折を乗り越えて
母の葬儀の後、最後まで残って父親の面倒を見ていた優しさ。
3.11でのボランティアで出会った「感じがいい、年寄りに好かれる」紀子さんの
出現に戸惑いながらも大喜びして亡くなっていく母親のくだりには泣きました。
妻夫木君は前から好きだったけど、また一段と演技が向上しましたね。
蒼井優さん、いい女優さんですね。見終わった後ず~っと脳裏に焼き付いて
います。原節子とは違うけど、若くて清潔、息子の嫁に来てほしいと・・・
思ったひと多いんじゃないかな~。
郷里の舞台が尾道から、フェリーで渡る島に設定してありました。
「瀬戸内海は日本のふるさとの原風景のようで、見飽きない美しさがある」
と、山田監督が選んだそうです。
天涯孤独になった周吉の世話は誰がするの?
まだまだ心配はいりません。お母さんが68歳だったのには驚きましたが、
お父さんは72歳だっていうじゃないですか? まだまだ若いですよ。
近所の人に助けられながら 晴耕雨読の幸せな老後を送ってくださいませよ。
昌次と紀子さんはどうなるのかな? 10年後のこの家族を見てみたい。
会話中の役者をほぼ正面から撮るカメラ位置の低さは小津監督へのこだわり。
久石譲の空気のような抒情的な音楽もすばらしかったです。
全員実力派のキャストが、何気ない日常のシーンを演じていて涙があふれました。
日本映画らしい、すばらしい作品。今年の話題作でしょう。