花歩る木

山と旅がすきです

北フランスの旅 3

2010-04-30 18:47:41 | 

 4月18日 パリ 自由行動の日
 添乗員のYさんから、地下鉄の切符の買い方を教えてもらいました。
 ホテルから5分のところに駅があります。「一日乗り放題」(モビリスという)を買って、日付け、名前を
 書いて地下鉄に乗りました。 何度も、何度も 「すりに注意!!」 と念をおされて。

 集合場所まで行って、オプショナル・ツアー「ルーブル美術館」に参加しました。
  11年前、美術館の前まで行って、朝早いのに長い行列だったので、あきらめたことがあるんです。
  ルーブルのエリアに入った時、「どれがルーブルですか?・・・ なんて聞かないで下さい。見えるのも
、見えないのも全部ルーブルです。」 とガイドさんが言いましたが、さすが世界1の広さと内容。

 
    中央入り口のピラミッドの広場
  
地下の逆ピラミッド                  もと王宮ですから回廊の展示もみごとです。 

撮影はフラッシュを使わなければどこでもOKでした。
  
ミロのビーナスも横から、前から、後ろから。     朝は空いていました。

 
ウィキペディアより拝借              77×53センチ、1503~5年頃の作品

ルーブルが火事になっても 「モナリザ」 だけは燃えないようになっているそうです。
この絵だけはガラスにおおわれていました。
まさに、フランスの至宝なのですね。
荒れ果てていた宮殿を「フランスの全ての栄光に捧げる」美術館
として、整備されたのです。
 

ガブリエル・デストレとその妹

フランス絵画、右がアンリ4世の寵妃ガブリエル・デストレで、左がその妹。
乳房をつまむ動作は懐妊の暗示ともいわれている。

ルーブル内で昼食をして、セーヌ川向こうの オルセー美術館に
行ったのですが、長い行列。暑くなってきたので、パスしました。

 
セーヌ川クルーズ (1時間)               沢山の橋をくぐり抜けました

ポンピドーセンターへ行ってみました。

国立近代美術館などが入っているポンピドーセンター

むきだしになっている工事現場のような外観。
この中で、「北野武」 の展覧会もありました。
コマンドール賞をもらった、フランスでは大変人気のあるアーチストなんですね。

最後に凱旋門へ行って展望台へ上りました。

 
展望台から見たパリの夕方

ホテルに帰ったら、Yさんが皆さんに集まってほしいと言う。
4月14日にアイスランドで火山が噴火して、欧州の北部、中部の空港が
閉鎖されることになった。明日よりYさんが全力をつくして
航空会社と折衝にあたるが皆さんは24日までこのホテルを4日間予約したので、
その間自由行動にします。決して事故をおこさぬように・・・というものでした。

                          つづく






 

 


北フランスの旅 2

2010-04-29 21:36:49 | 

  4月16日 今日はロワール渓谷の古城観光。(世界遺産)
 1時間半バスに乗りました。シートベルトは厳しく催促されます。
 しめてないのが見つかると、乗客に90ユーロの罰金が科せられるとか。

 ロワール川は平野をゆったりと流れています。1012mのフランス最長の川で、
 流域は 「うまし国 フランスの庭」 と呼ばれ古城が沢山あります。

  シュノンソー城
  
     ポワティエの庭園(川の上流側)            メディシスの庭園(川の下流側)

  シュノンソー城はロワール川の支流シェール川の上に橋の様に建てられています。
  代々の城主が女性であったので、「6人の奥方の城」 と呼ばれています。
  若きドビッシーは一夏ここに泊まって、奥方が寝付くまでピアノをひいて過ごした・・とか。


 モン・サン・ミッシェル(世界遺産)

  
  夕方7時過ぎのモンサンミッシェル                       名物の卵焼き

 今回の旅のハイライト、モン・サン・ミッシェルが見え始めると、みんなで歓声をあげました。
 「西洋の驚異」 と称される世界的な巡礼地ですもの、みなさん、私も 一番の目的にしていました。
 
 8世紀初頭に建てられ、周囲わずか600mという孤島の修道院。
 潮の干満の差が激しい小島に天使ミカエルのお告げに従って建てたのが始まりだそうです。
  今は水没しない道が造られていて、世界中の人が見学に来ています。
  しかし、この道で砂がたまり、潮の流れに変化を来たしたため、橋に立て替える
  工事が近く始まるという、大きな説明図が道に立てられていました。

  
     塔の上から海を眺める                朝早く まだうっすら霧の中

  
            僧院の回廊                   ドラゴンを踏む聖ミカエルの像

 13世紀に造られた回廊は、僧たちが瞑想を行ったところ。
 中庭を囲む二列の柱には植物をモチーフとした装飾がほどこされています。
 
 聖ミカエルの像は塔の一番上にあるものと同じもの。みやげ物やさんでも人気。

 
    オンフルール
 
 モン・サン・ミッシェルから3時間 、港町オンフルールに来ました。
  この旅が「 モン・サン・ミッシェル」に「オンフルール」がついていたのが
  決めてになったのです。
  
 今も昔も風景画家たちの創作意欲を駆り立てる眺めです。
 船乗りの息子として生まれたウジェール・ブーダン、クールベ、コロー、モネ
 といった巨匠たちも魅せられた町です。
 
    旧ドックの町並み風景

フランス最古の木造教会

エリック・サティの博物館にも行きました。
町のどこも人が沢山いて、イースターの休みのようでした。
3時間かけて、パリへ戻る。

                                                                                                   つづく


北フランスの旅 1

2010-04-28 17:18:28 | 

 4月14日出発、「北フランスをめぐる旅」という、 ある旅行社の企画に参加しました。
 20日帰国と言う予定でしたが、アイスランドの火山噴火の影響で、空港が閉鎖になり、
 結局4日間延泊し、24日に帰国しました。
 フランスは15日から23日まで毎日が快晴。雨は一滴も降りませんでした。

 4月15日  
  市内車窓観光(世界遺産 セーヌ河岸とパリの総合的な美しさと歴史的評価)

   
   シャイヨー宮から撮った逆光のエッフェル塔       今年の9月で閉鎖する三越パリ店 

 ベルサイユ宮殿(世界遺産)

  
 
  おなじみのベルサイユ宮殿 と 幾何学模様のフランス式庭園です。

   パリのルーブル宮殿を嫌ったルイ14世はパリ郊外ベルサイユで、新宮殿に着手。
   贅の限りを尽くした宮殿は50年後に完成。宮殿内では連日舞踏会がもようされ、
   ロココ様式の宮廷文化が花開いた。
 
 
11年前に個人的にきた時は時間がたっぷりありましたので、
 庭園の下のほうまで散策しました。
 今回 建物は工事中部分が かなりあって、
 見た目があまり感激するほどではありませんでした。

  
  毎夜舞踏会が開かれていた鏡の間です      マリーアントワネットの部屋、ベッド

   鏡の間はルイ14世の居室。ベルサイユ条約の調印がここで行われた。
   マリーアントワネットは、オーストリアの女帝マリア・テレジアの娘としてウイーンで生まれ、
   ルイ16世と結婚した。窮乏したパリ市民に「パンが買えなきゃ、お菓子を買えばいいじゃない?」
   と言った・・・とか。   

 フランスへ行くといったら、孫が「ベルサイユのバラ」愛蔵版2冊を
 貸してくれました。漫画を読むのは初めてで1冊1000ページ近くの
 本は読む(見る?)のにとても疲れました。

 「わああああ・・っ」「かちゃ~~ん」「ばた~~ん」   ばっかり。
 完読しなきゃ悪いかな?  の思いだけで読んだんです。
 でも、今回の[旅の予習」になりましたかね??。

 シャルトル大聖堂(世界遺産)

  
 二つの塔をもつシャルトル大聖堂の遠望      「シャルトルブルー」と呼ばれるステンドグラス

 ベルサイユから1時間も行くと畑の向こうに大聖堂が姿をあらわしました。
 聖堂には塔が二つあり、ロマネスク様式のものと、ゴシック様式のもの。
 「シャルトルの青」と呼ばれるステンドグラスが世界的に有名です。
 夕方、おごそかなお祈りが始まって、3人の聖職者が交代で歌を交えての説教でした。
 男性は脱帽をして入ります。カメラはOKでしたが、
 暗いところの写し方はまだ習得出来ていませんね~~。
                                                      
                                                    つづく



小金井公園

2010-04-13 15:03:23 | ウオーキング

 4月11日 小金井公園へカメラの試し撮りにいってきました。

 落としたカメラの修理代が15000円くらい。
 2~3週間かかる・・・と言われて悩みました。まだ二年とちょっとだったんです。
 少し慣れてきたかな~~と思ってたところだったんですもの。
 14日からフランスへ行くのに間に合いません。仕方なく買いました。
 「接写とズーム10倍」にひかれて買ったリコーのカメラを
 小金井公園で試して見ました。

  
  
 小金井公園正門から続くチューリップ畑      玉川上水縁のニリンソウ

 
              花にらに接写してみました
 
         やまぶきです。1センチまで近ずいてみました。

  
            「駒止め]と言う名前です。遅咲きで見ごろは中旬。白くて大輪です。

   
   公園の東側(鈴木街道に近い方)にみごとな「大島桜」があります。
   11日の時点で、見ごろは過ぎていましたが、まだまだ充分立派でした。
   (電池切れでうつせませんでした。残念!)
   花もみごとですが香りがもっとすばらしい。(桜餅に使われる種類)
   樹齢何年かわかりませんが、姿がうつくしい巨木です。
    来年は蕾の固いころから、ちょこちょこ通って花の散り行くさままで 注目したい桜です。                                              

                                            
 


金沢 能登の旅

2010-04-12 13:15:23 | 

 4月2~5日 金沢と能登を旅しました。

 4月3日 金沢駅前でレンタカーをして、
  能登の門前へ向かいました。
  門前の猿山山系一帯には雪割草の群生地があり、
  その群生は日本有数と言われ、特別保護地域に指定されているのです。
   だから ・・・・「 とるのは写真だけにしてください」
  ・・・・って
 当然のことです。 
   

   
   猿山の登り口から見た能登の海            猿山(333m)の地図

   
   キクザキイチゲが沢山咲いていた        白とピンクの雪割草

   3年前の3月25日能登半島地震が襲った日、
   門前町では「雪割草まつり」の日でもあったそうです。
   雪割草の花言葉は「忍耐」、震災後の苦難を乗り越え
   「復興の花」となり、町のシンボルになりました。


林一面に雪割草が咲き乱れていた

  
  じゅうたんを敷き詰めたようです       登山道の傍は白の花が多かった

        この夜は門前の総持寺祖院の宿坊にとめてもらいました。

 
  4月4日 輪島の朝市をみて、お昼過ぎに門前経由能登金剛へ向かいました。
    途中、道の駅で休憩して出発しようとしたらエンジンがかかりません。
    ジャフにきてもらってバッテリーアップ(古くなっていた)の処置をしてもらいましたが、
    かなりの時間ロスをしました。

    能登半島の外側を南下すると志賀町を通ります
    能登金剛という日本海の荒波が創り出した自然の造形美が見られる所です。

  
 機具(はたご)岩 能登二見ともよばれている        松本清張の碑

  昨年は松本清張生誕100年でした。
  「ゼロの焦点」がリメークされてもいました。
  この辺の断崖絶壁が舞台の地であり、ロケ地でした。
  それ以後、サスペンスのクライマックスがいつも断崖絶壁に
  なる原点がこの作品だともいわれています。
  戦後の混乱をうつす悲劇を描いた作品でした。

  
   能登金剛を最も象徴する巌門、侵食によりぽっかり開いた巌門に夕日がそそぎ、
   岬の頂には老松が茂り、洞門の向こうには日本海が広がっています。

                
                          
 
 4月5日 桜の開花がはじまって、この日から1週間兼六園は無料開放されました。


園内をめぐる曲水を毎週2回掃除するそうです


城にはやっぱり桜が似合う

お城の中がくるたびにきれいに整ってきています。
桜が見ごろで、あまりの見事さに呆然としていてカメラをおとしました。万事休す。                     



  

 




  


皇居一周

2010-04-01 14:55:16 | ウオーキング

 3月30日 桜が見ごろになってきたので 皇居を一周してきました。

 ようやく寒さがゆるんで、雨の心配のない一日でしたので、
 東京駅から、大手門、二の丸庭園、本丸、千鳥ヶ淵、北の丸公園、国立劇場前
 を通って7~8分咲きの桜を楽しんできました。

 
                                       大手門の枝垂れ桜

  
     東御苑のキブシ             岡山から来た「皇居清掃奉仕団」の人たち
 
                 桃華楽堂前の桃の花

  
        千鳥ヶ淵から                   北の丸公園から
 
                           ムラサキハナナと桜

  
  国立劇場前の「小松乙女」               簡単抹茶泡立て器

 国立劇場の前庭で「さくらまつり」が行われていました。
 珍しい数種類の桜が見事な花をつけ 千代田区の隠れた桜の名所になっているそうです。
 「駿河小町」「小松乙女」「神代曙」など、ピンクの濃い桜が目立ちました。
 お茶のサービスなどもあって、賑わっていました。
 抹茶が200円。泡立て器を応用したような道具で抹茶を立てていました。
 大勢の要望に答えるには 何と便利な! だけど ちょっと味気ない! 

 
 「神代曙」 神代植物園に栽培されている桜の子供です。
  ソメイヨシノよりもひときわ爽やかな紅色が印象的でした。
  国立劇場の専属の庭師が丹精こめて手入れしていらっしゃいました。