花歩る木

山と旅がすきです

四国紅葉の旅 3

2018-11-22 14:10:49 | 散策

11月17日3日目・全国的に雨がまじるという天気予報で、仕方なく心の準備はしておりましたのに、
      朝から、ウソのように晴れの天気。天空の隠れ里歩きには、持って来いの有り難いお恵み。

      まずは、西日本最高峰・石鎚山の麓に広がる紅葉名所の面河渓に行きました。
      渓流で有名な仁淀川(高知県)で、愛媛県では面河川(おもごがわ)と呼ばれます。水質は全国1位。

      
      
 
      別子銅山・東平(とうなる)

      かって鉱山で賑わった山、街並みをガイドさんとともにあるきました.

          別子銅山は、愛媛県新居浜市の山麓部にあった銅山で、足尾銅山(栃木)、日立銅山(茨城)と共に
     日本三大銅山の一つに数えられていました。

     別子銅山は、1690年に発見され、1973年(昭和48年)までの約280年間に70万トン(って多いの?)
     を産出し、日本の貿易や近代化に寄与したのです。その間、住友家が経営し、関連事業をおこして
     発展を続け、日本を代表する大財閥となる礎となったのです。

                                             ↓娯楽場の模型   
      
      
      
      
      
      
      標高750mもの高所に住友グループが一つの大きな街(最盛期には約5,000人の銅山関係者と
     その家族が住んでいた。)をつくって、商店、学校、娯楽場、銭湯、病院・・・などが揃っていたそうです。

     閉山して廃墟化が進んだが、資料館、公園整備などで、今では「東洋のマチュピチュ」とまで呼ばれて
     賑わっています。  「マチュピチュ」だなんて・・・。でも実際に来ると、こんな山奥に、こんな大規模な
     人工物が残っているのが不思議に思われました。

     ガイドさん(女性)が、とても熱心に、こと細かく説明をして下さり、この周辺の山には、花が
     数多く咲いて、早春には「あけぼのツツジ」で、山がピンク色になるという話もありました。
     「私がご案内しますから、今度は花トレッキングに来てください」とのうれしいお言葉も頂きました。

     銅もありがとうございました。

                                      四国の旅、いいお天気で秘境を巡れました      


四国紅葉の旅 2

2018-11-18 16:07:55 | 

2018年11月16日

      中津渓谷  
  
      
       ここから遊歩道が始まります
      
            
          
           
           中津渓谷は5年連続で水質日本一に輝いた奇跡の清流・仁淀川で、「仁淀ブルー」と呼ば
     れています。 西日本最高峰の石鎚山に源があります。

     遊歩道散策は、1時間しか与えられませんでしたので、往路を30分で「雨龍の滝」までで
     引き返しました。青碧色の川と紅葉が素晴らしいコントラスト。
カラフルな大きい石も見事で
     高知県の自然の宝を満喫できました。

          

      大洲 臥龍山荘  「伊予の小京都」と呼ばれる所 肱川(ひじかわ)の流域にある旧城下町

       
      朝ドラの「おはなはん」を撮影した町です。


      
      
      
      
      
      

      臥龍山荘は、肱川「ひじかわ」の景勝地・臥龍淵に臨む山荘庭園。約3000坪の敷地に、
      桂離宮などを参考にして築かせた山荘は、2011年ミシュラン・グリーンガイドに
      「一つ星」として紹介された国指定重要文化財です。

      7月の台風・水害で肱川の被害もあったそうですが、見事な紅葉に今年一番の秋の景色
      を味わいました。「ここへ来たいためにこのコースを選んだのよ」とため息をついている
      同行者がいました。

      


四国紅葉の旅 1

2018-11-18 10:41:23 | 

 2018年11月15日~17日「錦秋の四国絶景巡り」と言うツアーに参加しました。
      日本の原風景を辿る 天空の隠れ里・奥祖谷と奇跡の清流・仁淀川を巡る旅でした。

     11月15日羽田空港(7:40)  高松空港(9:30) 
      
          
       
 大歩危峡(おおぼけ峡)    徳島県三好市に位置する吉野川中流の渓谷美
                                              国の名勝天然記念物に指定されています。

     奥祖谷(おくいや)二重かずら橋    観光客で賑わう「かずら橋」は、西祖谷山村にあります
                            奥祖谷の二重かずら橋は東祖谷村。
                        
                          平家一族が剣山の「平家の馬場」に通うために架けられたといわれる

      

      
      三年ごとにかずらを取り換えるって聞いたけど、材料はあるんでしょうかね
        
      おっかなびっくりで渡っているおばさん          男橋を渡ったら 女橋で帰りましょう
      
      「野猿 (やえん)」とよばれる人力ロープウエイ  3人まで乗ってツナを引っ張って対岸へ渡ります。
      
      日本の原風景が残る落合集落を谷の対岸より望む   「日本のチベット」とか言ってますけど
      国の重要伝統的建造物群保存地区
      
      
      村人が造った人形がポイント、ポイントに歓迎してくれています 「かかしの里」

      
      何でこんな所にいるの?   世界三大ガッカリのベルギーの子より よく出来ていますけど

      土佐の山奥へ入りました。細い道をくねくね登って、名前通りの「紅葉ロード」をドライバーさんの
     ハンドルさばきに時々拍手をしながらスリルを楽しみました。
     大型車ではいけないところばかり、人数制限、23人のグループでした。
      


映画 「散り椿」

2018-11-03 15:47:08 | 映画 演劇

2018年10月22日  映画 「散り椿」 を見てきました。
      今年のモントリオール世界映画祭で、審査員特別グランプリを受賞した映画です。
     
     原作は、「蜩の記」で直木賞を受賞した葉室麟。
     監督兼撮影は、木村大作。    音楽 加古隆
     主演 岡田准一

     舞台は江戸中期、主人公の武士・瓜生新兵衛(岡田)は、病に倒れた妻(麻生久美子)
     から旧友でかっての恋敵(西島秀俊) を助けてほしいと遺言を託される。

      
      
     「そなたの頼みを果たせたら、ほめてくれるか?」  「おほめいたしますとも」


      
      花弁を落とした椿の木の前で、岡田さんと西島さんが繰り広げる殺陣はまさに芸術

      「大切に思えるものに出会えれば、それだけで幸せだと思っております。」 

      瓜生新兵衛は、朴訥で不器用だが、凛とした生き様、そして愛する女性の
      ために命を賭けて闘う。 美しい愛の時代劇でした。

      日本の美しい風景、岡田准一のすばらしい殺陣、音楽も最高でした。
      オールロケーションの現場は富山、お城は彦根城、だそうですが、日本には
      美しい所がありますね。すべてが美しく、すばらしく、感動的でした。
      
      それなのに、なぜか観客が少ない。こんないい映画こそ見てほしいです。

 

       
            速水御舟  《名樹散椿》 1929年 山種美術館蔵

      椿は、花ごとポトリと落ちるものなのに、京都・地蔵院の五色八重散椿(ごしきやえちりつばき)
     は、白から紅まで様々な色の花が咲き、花弁が一片一片散っていく特徴があるそうです。
     3月中旬~4月初めが花の見頃だそうで、来年春に是非見に行きたいです。

     葉室麟は、この二曲一双の大画面の絵からインスピレーションを得て小説を書き上げたそうです。
     その銘画(重文)は、原作の表紙になっています。 残念ながら葉室さんは、昨年(2017年)
     享年66歳で亡くなられました。    エンドロールに 「葉室麟に捧ぐ」 と出ました。  

     今、山種美術館で「日本画の挑戦者たち」という企画展が行われていますが、この映画の
     上映を記念して、特別展示として10月16日より11月11日まで《名樹散椿》が展示されています。  

    

     


 


早稲田大学・キャンパスツアー

2018-11-01 22:52:28 | 

 2018年10がつ31日早稲田大学関係者に「大学キャンパス・ツアー」に誘われました。

      早稲田大学へ行くのは、初めてですし、「大隈庭園」へ行ってみたい「ユニカフェ125」で
      カフェをしたい・・・と前から思っていましたのでこれ幸い・・・でした。 
      東京メトロ東西線早稲田駅から徒歩4分。 JR高田馬場駅からバスで10分。

      
       大隈庭園  広い芝生と池、築山があり、和洋折衷の回遊式庭園です。
       井伊家の下屋敷に在った名園を大隈重信が改造して、没後大学に寄贈されたもの。
       
          開園 月~土の授業実施日 (天候不順日は閉園)
          休み 日曜日                           (行く前に検索してみてください)
       
      
       築山の上(地蔵山)で外国人学生がバイオリンの練習をしていました
      
      韓国校友会から贈られた 「エミレの鐘・韓鐘閣」が見える林          大隈講堂から
      
      Uni Cafe 125
      
       公園を出たところに「ユニカフェ125」がありました
       2007年早稲田大学創立125周年に開設されたオフィシャルカフェで、大学グッズも販売しています
       ベーグルのパン以外は、すべて手作りだそうで、オリジナルブレンドのコーヒーは美味しかった。

      
      大隈記念講堂   早稲田大学創立者・大隈重信を偲び業績を記念する建物として建てられた
      ゴシック様式で演劇にも使える講堂として昭和2年に竣工された

      
      100段の階段を上って、頂上に着きました。4面の壁に時計がありますが、展望はありません

           
          大隈重信は早稲田大学の創設者で「早稲田大学建学の父」といわれています
          左の写真は、大隈記念講堂とともに早稲田大学の象徴となっています
            2代目の銅像で、昭和7年に建立された     (朝倉文夫の力作)
            羽織っているコートはえんじ色だったそうで、それが早稲田のスクールカラーに
            なっているんだそうです。

          右の銅像は、昭和初頭まで、キャンパスの中央に設置されていたものだとか。 軍服姿だから 
            今は、大隈講堂内におかれている     180㎝を超す長身の人だったとか。

      
      坪内逍遥銅像
      日本近代文学の先駆者。特に演劇芸術の発展に尽くした功績は高い。坪内博士記念演劇博物館の前
       にある銅像の右手だけがつるつる光っています。握手すると早稲田大学に合格するとの噂があるそうです。

      
            早稲田大学には、5万人の学生が在学しているそうですが、
      大隈重信は「私には、子供が いないが、(実際には娘さんがいた、とか。)

      早稲田の学生はみな私の子供だ」と言ったそうです。卒業生を入れたらいったい何人?

       (キャンパスツアーには、大隈公園、ユニカフェはふくまれていません)