花歩る木

山と旅がすきです

映画・燃えよ剣

2021-11-13 12:26:58 | 映画 演劇

 2021年11月10日 映画「燃えよ剣」を見てきました。

            今、上映中の映画のポスター
 
      「新選組」という、幕末の6年程暴れまわった集団があったそうですが、
       私には 一体その人たちが何者か?何のために切りあいをしていたのか、
      意味が分からず、ず~~っと目を背けていました。

      大河ドラマ「青天 を衝け」でやっと意味がわかって、丁度今上映中の
      映画「燃えよ剣」を見に行きました。主人公になっている土方役の
      岡田准一 さんがすごい!今の日野あたりのあばれんぼうだったそうで
      あだ名が「バラガキ」。イバラのように触れるとけがをするような乱暴な
      人物…という意味だそうです。青天フアンとしては、「新選組」の意味が
      わかってきて、興味を持ちはじめました。

    11月11日近藤勇の生誕の地とお墓がわりと近くなので訪ねました。
         
       「龍源寺」門前の「近藤勇」の肖像 (三鷹市の野川公園の南)

        
      龍源寺(近藤勇のお墓が本堂の後ろにあります。)

      
      本堂の裏に一族のお墓がありました。右から2基目が近藤勇のお墓 

         
      近藤勇のお墓 板橋で処刑された勇の遺体を甥が引き取りここに埋葬した

                   
      近藤勇の生家跡と産湯を使ったという井戸だけが残されています 
      
       機会を作って、今度は日野市へ土方歳三ゆかりの風景を訪ねてみようと
      思いました。
            

                      


映画「いのちの停車場」「HOKUSAI」

2021-06-08 15:18:16 | 映画 演劇

2021年6月3日天気予報は雨だというので、映画を見ることにしました。      

                   
             「いのちの停車場」という吉永小百合が医師を演じるヒューマンドラマ      
              です。現役医師でもある南杏子の同名小説の映画化。

      在宅医療や安楽死といったテーマに金沢の風情ある景色を背景にして、
      命のしまい方を考えさせられます。病におかされている父(田中泯)
      の願い、安楽死を受け入れたのか?…??? 最後の場面が涙でぼやけて        
         はっきりしませんでした。
     
                 「いのちの停車場」とは、最後の時を迎えた人々が安らぎの時を持ち、
      家族や親しい人々に別れを告げて旅立っていく場所・・・という意味だそ
      うです。 死ぬまでどう生きるか? 悩みますね。

                      

      「HOKUSAI」   午後、ほんの近くのシネマで見ました。

      
      江戸の絵師の中で、一番好きな 「北斎」さんの映画
      
      「青年期」を柳楽優弥、「老年期」は田中泯。蔦屋重三郎は阿部寛。
      喜多川歌麿を玉木宏。高井鴻山は青木崇高。柳亭種彦を永山瑛太。
      何という豪華キャストでしょうね。
      画面に顔の大アップが何度もでますが、どなたも立派な面構えでした。

      北斎は「あと10年、せめてあと5年あれば本当の絵師になれたのに・・」
      と嘆きながらも90年の生涯を生き、3万点以上の作品を残しています。

      「The Great wave」と呼ばれる「神奈川沖浪裏」は、世界で2番目に
      有名な絵だそうですし、2024年発行の1000円札の裏に使われます。
      ちょっと前、アメリカ「Life」誌の特集で「この1000年、世界で最も
      功績を残した100人」に日本人としてただ1人選ばれた人でもあります。

      孤高の絵師の生涯、力強く、もう一度見たい映画でした。
      
      


映画・ブータン山の教室

2021-04-11 10:27:48 | 映画 演劇

2021年4月8日映画・「ブータン山の教室」を見てきました。
                     岩波ホール。~5月21日まで

       
     学級委員長のちゃん、純粋でとても可愛い。監督パオ・チョニン・ドルジ                    

      
      標高4800mのブータンの村ルナナ、人口56人。ブータン民謡がヒマラヤ
      山脈に響き渡る。   

      
      生徒は全校で9人。先生が大好き、先生は❝未来❞を教えてくれる。

      
      民謡を教えてくれた彼女に恋に落ちそうになったけど・・・・
                   (ロビーに展示してある写真です。)

      
      国立近代美術館の常設展のさくら

      
      「行く春」河合玉堂 1916年  

      
      「小雨ふる吉野」菊池芳文 1914年

      
      「和春」鈴木圭子 1936年
                   ( 常設展の作品は写真撮影OKです。


映画「イーディ、83歳初めての山登り」

2020-02-03 15:05:28 | 映画 演劇

2020年1月27日映画「イーディ、83歳初めての山登り」を見てきました。
                        イギリス映画 銀座4丁目「シネスイッチ銀座」で上映中です。
            

          ベン・ネビス山(1343m)
      スッコットランド1(イギリス1)の高い山です。映画では、スイルベン山
      (731m)と言っていますが、イギリス最高峰のベン・ネビス山の方が
      あの映画のタイトルに合っていると私は勝手に思いました。

      我が天皇陛下も23歳で、オックスフォード大に留学中、登山されています。
      
      「登る標高差は5合目からの富士登山とほぼ同じだよ」と、登山愛好家が
      いっていました。イギリスでは登山者の多い山だそうです。
      スコットランドの自然が文句なしに美しかったです。
      --Never too late--  私も気持ちを入れなおして生きてみるか?

       
      映画館のロビーに展示されていた登山服

                    
      「石川のおぜん」昨年4月に開業した無印良品 銀座の
      6階ににある「わ」 日本の故郷の味が食べられます。
      1.2月は石川県。次は、静岡県だそうです。
      
      

 

      


東京・高円寺 阿波踊り

2019-08-26 16:14:04 | 映画 演劇

2019年8月24日夕方高円寺の阿波踊りを見に行きました。

      原宿の「よさこい踊り」を終えて、家へ帰るまでの途中・高円寺に下車しました。

      
      子供の踊り子が可愛いです
      
      
      観客席に向かってのパフォーマンス、心躍らない人はいません。
      
      子供達の踊りが何といっても可愛くて、頼もしい
      
      中央線の「高円寺駅」がスグそば  5時から8時までの祭りもそろそろ終わり
      
      ごみをあつめてくれる高校生、大学生のボランティア

      高円寺でも、約1万人の踊り手、100万人の観客が2日間で熱狂したそうです。
      
      若者達が始めた町おこしの活動が60年以上つづいているんだそうで、
      今回も、可愛い小さな踊り子たちが沢山いましたから、きっとこれからも
      受け継いでくれるでしょう。すばらしかったです。


原宿元気祭り・スーパーよさこい2019

2019-08-25 16:24:36 | 映画 演劇

2019年8月24日原宿へ「よさこい祭り」を見学にいってきました。

               たしか「よさこい踊り」は、高知の踊りという認識しかない私は、
     どんな踊りが、どんな会場でみられるのか?・・・とにかく行ってみました。

     原宿駅は相変わらずの人出。どこに、なにがあるのかわからないので、まず
     駅から近い、一度は行ってみたかった、「太田記念美術館」へ行きました。
     
      
     太田記念美術館は、東邦生命保険会社会長などを歴任した太田清蔵(1893~1977)
     のコレクションを基礎に1980年に開館しました。   
     
     
     「異世界への誘い_妖怪・霊界・異国」展
     夏場はやっぱりこれでしょう。現実の世界とは異なる「異世界」の住人である
     妖怪の絵、、、でした。

      
     歩いていたら、ガイドブックをもらえたので、4~5ヶ所ある会場のうち、
     明治神宮前に行きました。

     
      

     次に 代々木公園ステージの演舞

     
     「高知市役所踊り子隊」のセンターは市長さんでした
     
      
     
     
     北海道から南は高知まで、アジア諸国、カナダのグループまで110チームで
     踊り子1万人以上がエネルギッシュに力強く、一糸乱れず踊っていました。
  
     

     こんな大きなイベントが原宿の街で行われていたんです。
     24日、25日で観客動員100万人、すべての人々が一体となって盛り上がりました。
     
       


映画「ヴィクトリア女王 最後の秘密」

2019-02-12 10:47:00 | 映画 演劇

2019年2月4日 映画「ヴィクトリア女王ー最期の秘密」を渋谷で見てきました。

      英国のヴィクトリア女王の晩年の孤独から光が差し込んだ真実の物語。
   
   女王の即位50周年式典で記念金貨を献上するため英国にやってきた
   インドの青年・アブドゥル、最愛の夫と従僕をなくし塞いでいた女王は、
   王室のしきたりにとらわれないアブドゥルに心を開いていく。

   

   1世紀以上もの間隠されてきた、知られざる秘密のベールが、解き明かされました。

   そこに、歴史の表舞台から消された、感動の物語がつむぎだされたのです。 
   18歳で即位し、63年もの在位期間「ヴィクトリア朝」と呼ばれて英国君主に君臨した
   ヴィクトリア王妃の晩年を輝かせたエネルギーが人間的で感動的でした。

   女王を演じたのは、ジュディ・デンチ。20年前に「クイーン・ヴィクトリア 至上の恋」を
   演じた女優さん。ハンサムなインド青年は、アリ・ファザル。二人とも最高に素晴らしい
   キャストでした。 小さな劇場でしたが、満員でしたよ。
   

   「二人の女王 メアリーとエリザベス」が3月15日から上映されます。   
   英王室の人間味ある歴史を美しい衣装、重厚な背景で見られるのはうれしい!、大好き!      


映画 「散り椿」

2018-11-03 15:47:08 | 映画 演劇

2018年10月22日  映画 「散り椿」 を見てきました。
      今年のモントリオール世界映画祭で、審査員特別グランプリを受賞した映画です。
     
     原作は、「蜩の記」で直木賞を受賞した葉室麟。
     監督兼撮影は、木村大作。    音楽 加古隆
     主演 岡田准一

     舞台は江戸中期、主人公の武士・瓜生新兵衛(岡田)は、病に倒れた妻(麻生久美子)
     から旧友でかっての恋敵(西島秀俊) を助けてほしいと遺言を託される。

      
      
     「そなたの頼みを果たせたら、ほめてくれるか?」  「おほめいたしますとも」


      
      花弁を落とした椿の木の前で、岡田さんと西島さんが繰り広げる殺陣はまさに芸術

      「大切に思えるものに出会えれば、それだけで幸せだと思っております。」 

      瓜生新兵衛は、朴訥で不器用だが、凛とした生き様、そして愛する女性の
      ために命を賭けて闘う。 美しい愛の時代劇でした。

      日本の美しい風景、岡田准一のすばらしい殺陣、音楽も最高でした。
      オールロケーションの現場は富山、お城は彦根城、だそうですが、日本には
      美しい所がありますね。すべてが美しく、すばらしく、感動的でした。
      
      それなのに、なぜか観客が少ない。こんないい映画こそ見てほしいです。

 

       
            速水御舟  《名樹散椿》 1929年 山種美術館蔵

      椿は、花ごとポトリと落ちるものなのに、京都・地蔵院の五色八重散椿(ごしきやえちりつばき)
     は、白から紅まで様々な色の花が咲き、花弁が一片一片散っていく特徴があるそうです。
     3月中旬~4月初めが花の見頃だそうで、来年春に是非見に行きたいです。

     葉室麟は、この二曲一双の大画面の絵からインスピレーションを得て小説を書き上げたそうです。
     その銘画(重文)は、原作の表紙になっています。 残念ながら葉室さんは、昨年(2017年)
     享年66歳で亡くなられました。    エンドロールに 「葉室麟に捧ぐ」 と出ました。  

     今、山種美術館で「日本画の挑戦者たち」という企画展が行われていますが、この映画の
     上映を記念して、特別展示として10月16日より11月11日まで《名樹散椿》が展示されています。  

    

     


 


映画・「妻よ薔薇のように」 「万引き家族」

2018-07-02 16:11:19 | 映画 演劇

2018年6月11日、28日に映画を見てきました。

      6月11日 「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ Ⅲ」
      
      山田洋次監督 のシリーズ3作目。今回のテーマは「妻の反乱」

       

      3世帯で暮らす、ごく普通の家族を通して、一家の要なのに時に軽んじられて
     きた
主婦に光をあてた作品。
       
      平田家の主婦・史枝(夏川結衣)は、子供2人と夫(西村まさ彦)、両親の
     世話を一手に引き受けてきた。ある日、平田家に泥棒が入り、史枝のへそく
     が奪われる。夫から心無い言葉で攻められて、史枝は、家を出て行ってしまう。

     「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか!」
     「俺の働いている間に昼寝だと!」「家事なんて誰だってやれるだろ!」
     
     「一身上の都合により『主婦』やめます」 あ~あ家出しちゃった。と、言うわけ。

     史枝の行動が女性には共感を、男性には反省を呼びますね。
     
     監督は、「主婦への讃歌」をテーマにして、家族と言うものを考えるきっかけに
     したのだと思います。86歳の監督、続編はあるんでしょうか?


     
      6月28日  「万引き家族」

      

      カンヌ映画祭でパルムドール賞を受賞した作品です。

     東京の片隅で生きる「普通じゃない」家族の物語。祖母(樹木希林)の年金を
     当てにして暮らしていて、足りない分は治(リリー・フランキー)と翔太(城桧吏)
     が万引きで補っている。翔太が成長し、他人の物を盗むことに疑問を感じはじめ
     成長していく・・・そのあとも見てみたい。

     是枝監督は、原案、脚本、編集もしていますが、映画を見る前に、そして見た後も
     原作を読んでほしいと望んでいます。もっと深く味わうために・・・でしょう。
      
くしくも2作品とも「家族」「絆」をテーマにしていました。


映画 「ゴーギャン  タヒチ、楽園への旅」

2018-02-18 16:23:38 | 映画 演劇

2018年2月14日

     「ゴーギャン タヒチ、楽園の旅」 と言う映画がゴーギャンの生誕
     170周年を記念して製作されました。(フランス映画)

     19世紀末、画家のゴーギャンはパリでの世俗的な生活を離れ、
     タヒチに
新天地を求めます。そこで、ゴーギャンは、黒髪の野生
     のイブに出会う。「テフラ」と言う名の野生の娘。
     ゴーギャンは、新たなインスピレーションを得て、傑作を生み出
     
していくのですが・・・・、傑作は、後年の評価で、貧乏に苦しみ
     思うようにいかない孤独と挫折の第1次タヒチ時代の愛と苦しみ
     の2年間でした。

     テフラは、17歳の現地で“発見”した野生の娘だそうです。
   
     
 

      

      いつか「タヒチ」へ行ってみたい・・・と私は思っていたころがありました。
     勿論、ゴーギャンの野生、異国情緒、神秘、ポリネシアの大自然
     などのイメージに引きずられていたからですが、この映画を見て、
     もう行かなくてもイイヤ・・・に変りました。
     なんだか ゴーギャンがかわいそうになっちゃたから。

     タヒチへ行く前は、南仏アルルで、ゴッホと共同生活をやってみたけど、
     この2人、普通の人間じゃないから2ヶ月しかもたなかったのは、当然でしたね。