花歩る木

山と旅がすきです

映画「パガニーニ」

2014-07-31 16:18:55 | 映画 演劇

7月29日午前  映画「パガニーニ」を見てきました。

      「愛と狂気のヴァイオリニスト」という副題がついています。
      パガニーニの曲を聞けば、誰でも聞いたことがあると思いますが、
      パガニーニの「悪魔のヴァイオリニスト」・・・と呼ばれる伝説の人生は、
      ご存じの方は、多くないかもしれません。

      物語は、欧州一の人気者となったパガニーニは、酒と女と賭博に
      溺れるが、ツアー先の英国で指揮者の娘シャーロットと出会い、
      清らかな歌声に心を打たれる 破滅型の天才の「ただ一度の
      純愛」 を描いたもの。

      
      ニコロ・パガニーニ            NHKらららクラシックより
           
      
      超絶技巧でヨーロッパの聴衆を熱狂させた伝説のヴァイオリニスト
      ニコロ・パガニーニ(1782~1840年)。

      デイビット。ギャレット(主演男優)

      
      
     
     
          「主人公がパガニーニという大変な技巧の持ち主で、しかも
      演奏シーンが多い。 俳優より、ヴァイオリニストの僕がやるのが
      ベストだと思う」 と名乗り出て、銀幕デビューしたデイビッド・ギャレット。
      上の写真は、弦1本でも演奏を続ける現代のパガニーニ。
           

      カジュアルなギャレット
       
                                                 HPより
      「21世紀のパガニーニ」と呼ばれるディヴィット・ギャレットです。
      33歳だそうですが、5億円のストラディヴァリウス。190㎝近い長身。
      モデルもこなす美貌の持ち主

      Bunkamura ル・シネマで見たんですが、最近めずらしい超満員でした。  
      女性客が9割。 音楽が好き、天才が好き、その上イケメンが大好き・・・だからネ。   


西荻おわら風の舞

2014-07-30 13:57:32 | 映画 演劇

7月27日(日) 「西荻おわら風の舞」というのを、見に行ってきました。

      JR中央線・西荻窪駅前通りで、「おわら風の舞」がおこなわれるという
      新聞記事を見て、風の盆に2回 富山へ 足を運んだフアンとしては
      どんなものか…? 見ないわけにはいきません。

      今年は3回目だそうですが、午後4時ごろかなり強い雷雨があって、
      出来るかどうか? 危ぶまれましたが、1時間ほどでおさまって
      6時の開会の頃には、蒸し暑さも持ち去られて好条件の舞台が出来ました。

      越中おわら節同好会「高尾会」の人たちが、600mの乙女ロードを
      地方(じかた) の演奏にあわせて踊り流す「町流し」です。 

      

       女踊り

       写生をしている人

     
      

       男踊り

      富山の八尾では、7時までにお天気の具合で催行か、中止かの判断が
      下されます。9月1,2,3日は二百十日の台風シーズン、なかなか
      晴れの日に当たるのは難しいのです。
      場所を町から、特設の舞台にかえて観客はもらった合羽を着て
      みたこともありました。

      西荻窪なら、近いから 情緒豊かな踊り、胡弓、三味、笛の音を聞きに
      来年も見に行こう・・・と楽しみが増えました。


奥日光(栃木県)

2014-07-27 14:15:35 | ウオーキング

7月24日 奥日光・戦場ヶ原を歩いてきました。

      昨年、ホザキ(穂咲き)シモツケを見たくて8月19日に奥日光を訪ねました。
      残念ながら花はほとんど終わっていて、涼を楽しんできただけでしたが、 
           どうしてもきれいなピンクの花園を見たい思いを捨てきれず
      今年は早めに行くことにしました。

      奥日光の赤沼に車を置いて、東武バスで湯元まで行きました。
     
      湯元温泉街の北の湯ノ平湿原に源泉があります。
      湯けむりを上げる小屋がいくつもあって、硫黄の匂いが鼻をつきます。

      
       

      湯の湖を半周して、湯滝に下りました。
      小学6年生の2泊3日の旅行団体にあちこちで会いました。

      

      男体山の主(蛇)と赤城山の主(百足)が争ったときの戦場だったという
      “戦場ヶ原” は、今、湿原から急激に草原化しています。

       
       
       ノアザミ                      バイケイソウ

      

      

      

      

      ちょっと早めでしたが、やっとホザキシモツケの花を見ることが出来ました。
      この辺から、雨が降り出してきて傘をさしての撮影はうまくいきませんでした。

       

      左  湯滝。  小学6年生のグループ写真撮影会
      右  竜頭滝 この滝も急傾斜の溶岩上をほとばしって流れ落ちる滝です。
               燃える秋、ヤシオツツジが咲く春の景色は、きまってテレビで
               紹介される滝です。

      3時に竜頭の滝を発って、6時過ぎに家につく予定でしたが、
      高速を下りて、西東京市あたりで猛烈な雷雨に会い、渋滞が続き、道路が冠水して
      車がますます動かなくなったのには怖い思いをしました。(1時間、74㎜だったとか)
      あっという間に道路が川になって、車の中まで浸水しそう。梅雨明けしたって ホント?


尾瀬ヶ原

2014-07-16 19:23:46 | 山歩き

7月15日尾瀬ヶ原を歩いてきました。

      毎年訪れている尾瀬ですが、娘が行ったことがないというので、
      初めて、日帰りで行ってみることにしました。

      群馬県、片品村戸倉まで、マイカーで3時間。シャトルバスに乗り換えて40分。
      鳩待峠が、群馬県側の登山基地です。

       
      尾瀬ヶ原への入口(標高1591m)    1ヶ月前はミズバショウの道でした。

      
       尾瀬ヶ原の撮影スポット、“逆さ 燧ヶ岳”
       晴れていて、風もない穏やかな日にしか見られません。

      
       池塘に空を映して ヒツジクサが咲いている。
       水と光の画家・モネさんに「こんな綺麗なところがあるんですよ」と
       教えてあげたかった・・・といつも思います。

       
           ミズバショウの 最後の一花        サワラン(沢の湿地に咲くという意味)
       
      キンコウカ                 カキツバタ(花弁に白い筋、太くて平らな葉)    

      
      燧ヶ岳をバックにした ニッコウキスゲの尾瀬ヶ原(標高約1400m)

      
      尾瀬ヶ原を 歩荷(ぼっか)さんが通る。山小屋へ荷物(主に食料)を運びます。

       

      左 尾瀬ヶ原一帯に敷かれている木道は(全長65㎞)、
        テプコ(東京電力)がやってくれています。
        この日の朝、補修していた木道が帰りには完成していました。

      右 木道が過ぎると石の道。1400mの尾瀬ヶ原から約200m登るんですが
         疲れた足に最後の登りは辛い!

      尾瀬の一番ポピュラーな1日コースを歩いて、25000歩。
      中学生の遠足がいましたが、尾瀬としては静かな1日でした。
      戸倉をマイカーで出発したのは、5時。途中で食事して帰宅したのは9時でした。
      はじめて尾瀬デビューした娘もへこたれずに歩けて、
      めでたく 家でハイタッチ出来ました。
      
                                               


オルセー美術館展

2014-07-12 18:09:29 | 美術館

7月10日 国立新美術館で オルセー美術展 を見てきました。
                                                                               7月9日~10月20まで

      1874年、パリで第1回印象派展が開催されました。
      それから140年の時をへて、印象派の殿堂・オルセー美術館から
      名画が84点来日しました。   

             
       
      
      
       左 「マネに始まり、マネに終わる」 印象派の誕生です。美術展の展示構成がそうなっています。
          《笛を吹く少年》は、「世界一有名な少年」だと言われます。友人の軍人が連れてきた少年を
          モデルにした画。着衣の平面的な色使い、何もない背景等は、マネの浮世絵愛好が表れています。

       右 マネが最晩年に描いた作品。51才で病気で亡くなるまで描きたい思いを諦めなかった…
          と、説明がありました。

      
      
       6月に、市の美術講座で、「オルセー美術館」が取り上げられました。
       みんなの大好きな、印象派ですから、定員60名のところ、90名以上の応募があったそうです。
       3回で美術館と、印象派の絵を解説してもらい、まことによく頭の中が整理されました。
       その上での鑑賞ですので、画面に表れてないところまで、感じられてホント良かったです。
       柄にもなく私は、フランスが好き、パリが好き…なんですが、3度オルセーへ足を運んでいて、
       オルセーあってのパリだとさえ思っています。
       

       マネと、モネを間違えやすいけれど、
       「マネは先立つもの、モネはもうネ~」と生まれ順を覚えるのだと、ユーモアあふれる講師のお話でした。

                    

       左 モネの《サン・ラザール駅》 光の移ろいを描いた絵。

       右 カバネルの《ヴィーナスの誕生》 伝統的な主題を描いたアカデミスムの作品。         
         ナポレオン3世が買い上げたそうですけど、本当に美しい絵です。 

       開幕して2日目ですけど、多くの入場者がありました。
       最近では、子連れの人のため託児サービスがあるとか、お若い人達は我慢せずに
       趣味を楽しめるんですね。 


       午後は、同じミッドタウン内にある、FUJIFILMで山岳写真展を見てきました。
       「天晴れ ニッポン山風景」        ~7月16日(水)まで

             山の絶景を集めた大判の写真展。銀塩プリントという最高画質の写真展で、スバラシイ!!
       麓から仰ぎ見た頂き、山の中で見た山。もう行けない所だけれど、また行ってみたい衝動に
       かられる美しい写真ばかり。展示プロジューサーのギャラリートークも聞けて、
       山にすっぽり浸れる写真展でした。


歌舞伎鑑賞教室

2014-07-12 15:19:55 | 映画 演劇

7月8日  歌舞伎鑑賞教室へ行ってきました。

      

近くの大学の社会人向け勉強会の
1科目に歌舞伎鑑賞教室がありました。

前から、新しい歌舞伎座へ行って、
歌舞伎を見たいと機をうかがって
いましたので、この際、とりあえず、
歌舞伎の勉強をするのも必要かな?
 と思い、国立劇場へ
行ってみることにしました。

この日の時間割は

講義   12:00~13:00
昼食会  13:00~14:00
鑑賞会  14:30~16:40

私たちのグループは、20人。
夜じゃないので良かった。




 


      演目は、近松門左衛門の作で、義太夫歌舞伎(義太夫の演目を
      人間歌舞伎にしたもの)の曲名。1幕だけですが、その前に
      澤村宗之助の「歌舞伎の見方」という、分かりやすい解説があり、
      現代劇と歌舞伎の演じ方の違いを「お化け屋敷」の場面で
      比較して説明し、次に上演する「傾城反魂香」のあらすじの
      紹介がありました。

      見どころは、一人の男が、心魂を込め死を賭けた奇跡によって
      階級を越え、身体の障害を越えるドラマでした。
      その陰にはお徳という女房の愛があった。すなわち夫婦愛の
      物語でした。

      中村梅玉、魁春兄弟で、品のある夫婦愛を描いていたと見ました。

      私の歌舞伎との最初の出会いが、この国立の鑑賞教室でした。
      この日も、中高年よりも中高生の若い人たち、外国人の若い人たちで
      満席。大劇場が若いエネルギーで溢れていました。

      帰り道、中学生に聞いてみたら、「面白かったです!」と答えて
      くれたので 安心しました。

      日本の伝統文化にあらためて感心し、引き継いでいく若い人たちに
      希望を感じました。


浅間山麓・湯の平高原

2014-07-04 17:43:22 | 山歩き

 7月2日浅間山の表登山口から湯の平高原を訪ねました。

      6月24日に、横尾山のレンゲツツジを見に行く山行を、私が担当していました。
      残念ながら、その日は、お天気に恵まれず、断念してしまったのですが、
      代わりにどこか、今が旬の山はないか?・・・と頭を悩ませていた時、
      Oさんから提案して頂いたのが 湯の平(ゆのたいら)高原 でした。

      登山口の浅間山荘(1423m)から、樹林の中に続く道をたどり
      湯の平高原(2004m)へ。約2時間半、標高差581mあります。

           
      樹下には、目をこらせば小さな花が沢山咲いている道。               ハクサンイチゲ

           
      左側は、黒斑山、蛇骨岳、と続く岩峰が迫る。                    アマドコロ

           
      2時間歩いたところに「火山館」があります。二階建てで、避難ごうにも     グンナイフウロ 
      なる、登山者の休憩所で、水、トイレが完備しています。

            
      カラマツを通して、浅間山の前掛山の山容が見え始めた。            マイズルソウ

     
        百名山の浅間山ですが、活火山ですので、噴火の危険のある時は、入山規制が引かれます。
      火山活動が穏やかになった7年前に、第1外輪山の前掛山(2524m)まで行けるようになって
      この道を往復して黒煙を立ち上らせた火口を近くで見てきました。8時間かかりました。

      帰りのお風呂は、その時前泊した宿屋で、有名な赤褐色の湯です。鉄鉱泉で日本一だとか。
      湯船をみて濃いオレンジ色なのでオドロキ!  タオルも茶色に染まりました。
      

      一番期待していたアヤメは、7月下旬ごろに咲くようで、1本も見られませんでした。
      とはいえ、 雨に会わず、19名全員が無事下山できたのは、有り難いことでした。