花歩る木

山と旅がすきです

西洋美術館に入場できなかった日

2020-06-27 11:21:48 | 美術館

2020年6月19日西洋美術館のコロナ閉鎖がとけて、「ナショナルギャラリー展」が
      やっと見られるようになりました。前売り券をもっている人は優先で
      6月18日から3日間入場できるそうで、2日目に出かけました。
      10時に着いたのに長い行列。入場制限のための時間指定券をもらう列でした。
      4~50分列にいたが、時間が午後1時ごろ、と聞いて、しびれをきらしました。
      
      
      
      国立博物館   へ やってきました。ここも1階だけの開催です。

       
      重文  文殊菩薩騎獅像     奈良興福寺伝来
       
      「富士」        横山大観
      
      「森の仙人」  平櫛田中   木造 大正6年
        インドの聖者が「森の書」を熟読する姿をあらわしているのだそうです。
        平櫛田中の美術館、お住まいは、私宅から歩ける範囲にありますので、
        親しみ深く感じています。

      国立近代美術館   へ 行きました。3日前に来ましたが今度は常設展へ。

      
      4階に「眺めの良い部屋」があります。皇居が眺められて、ちょっと
      一休みできる素敵なスポットです。

      
      左:「浴女」小倉遊亀
        作者の関心は、タイル張りの湯船に温泉がゆらめいて、縦横の格子
        模様がユラユラとひしゃげる様子にあったのだ、、、そう。
      右:「第22回アンデパンダン展」に参加する芸術たちを導く自由の女神」
        アンリ・ルソー   日本国内でもルソーの絵は少ないので、この
        美術館で見られるのは、うれしい。

      
      左:荻原守衛(碌山)「女」 絶作 30歳で帰らぬ人
        モデルは別にいたが、その姿は相馬黒光を思わせるといわれる。
        新宿中村屋の女主人・相馬黒光(1876~1955)をひそかに慕っていた
        と、伝えられています。 私は、中村屋の地下でカレーを食べ、
        3かいの美術館を回ってみるのが新宿の楽しみです。
      右:モジュロール
        ル・コルビジェの造語で、建築の寸法を決める際に人体のサイズを
        基準とするルール。天井の高さは身長183センチという人体(西洋男性)
        を標準とし、その手を伸ばした高さ(226センチ)に設定された。
        基準の人形。

      
        



         


細川庭園(文京区)、東御苑(千代田区)のハナショウブ巡り

2020-06-21 15:43:12 | 植物 花

2020年6月16日細川庭園から東御苑を巡ってハナショウブを見てきました。

      新宿→細川庭園→大隈公園→早大学食(ランチ)→大手門・三の丸尚蔵館
      →二の丸・東御苑公園→国立近代美術館→家へ帰る
     
      細川庭園

      
      旧熊本藩主・細川家の屋敷跡にある庭園で、今、肥後花菖蒲が咲いています。
      この花は、江戸時代から品種改良を重ねた熊本ゆかりの花で、花弁が大きいのが
      特徴だとか。園内には約30品種が植えられているそうです。
      
      
      
                     
      大隈公園の花菖蒲

      
                    この公園の花の盛りは終わっていました
      三の丸尚蔵館

           
      「皐月、水無月、文月 夏めく日本」   江戸時代の絵「朝顔と子犬」
                今の美術館が小さいので隣に新しいのを建設中でした。

      二の丸庭園

      
      二の丸雑木林は、コナラ、クヌギ、など落葉樹の林が保たれ、チゴユリ
      キンラン,ギンランなど花を咲かせる植物がみられます。

      
            
      6月2日にコロナ閉鎖から再開されました。
      この花菖蒲は、まだ公園を造成中の1966年、明治神宮から株分けされた
      ものだそうで、84品種が回遊式の庭園に植えられています。
      係の人が「毎日のように花柄を摘み、大切に育てている」んですって。
      
                ヒメコウホネ   この他、アサザ、ヒツジグサなどが咲いていました。

      国立近代美術館  ピーター・ドイグ展

      イギリス・スコットランド生まれの「画家の中の画家」といわれる
      現代アーティストの日本初個展だというのでみてきました。

       
      
      ロマンティック、かつミステリヤス・・・だそうですが、わからん??
      世界で最も重要なアーティストの一人・・・といわれても、わからん??    
      20~40歳ぐらいの若い人が沢山来ていました。

      今年の菖蒲は、ぎりぎり間に合って、堪能できましたのは、ホッ 
      

      


明治神宮散策

2020-06-07 15:28:34 | 植物 花

2020年6月6日明治神宮で、今、散策できるところがあるようなので、緊急事態宣言
      が解除された折柄、ハナショウブとスイレンの花を見に行って来ました。

      
      小田急線の参宮橋で降りて、西門(参宮橋口)から入りました。

      
       
      境内の北エリアには、宝物殿や広大な広場があります。
      以前、植物観察に来たことがあり,皆さんも是非神社参拝の後に
      歩いてみてはいかが・・・かと思います。

      
      ご社殿 明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社で、2020年は、鎮座
      100年という記念すべき年を迎えました。11/1~3日間お祭りがあるようです。

      
      この2本の楠は大正9年のご鎮座当時に献木され、大樹に育ったご神木です。
      縁結び、夫婦円満、家内安全の象徴になっているそうです。

                      明治神宮御苑

      
      まだ工事中のところが多いようで、今回は北門からの入場でした。
      隔雲亭の後ろから出入りしました。

      
      
      
      隔雲亭の横から、南池がすぐに見渡せ、白いハスが出迎えてくれました。
   
      花菖蒲田 南池の小道を奥へ進むとハナショウブ田が曲線を描いていて、
      もっと奥、清正の井(今は通れません)まで続いています。

      
      
      
      
      心持ち例年より花数が少ないように感じましたが、今が旬の咲き具合。
      御苑は、明治天皇が皇后のご体調をきずかわれ、自ら設計された庭園です。

      明治神宮ミュージアム
      御祭神ゆかりの馬車や調度品等、永久保存するための博物館。神道文化に
      ついての常設展示室、多目的スペースが整っているそうです。
      隈研吾さん設計で、昨年10月に開館しましたが、残念ながら、
      当面の間、臨時休業でした。

      
      
      正門は、ガラス張りでエントランスの様子が全部映っているのです。
      「白い鹿」は、「神宮の杜芸術祝祭」の作品の1つです。
     
      原宿駅(西口)

      
      新しい原宿駅の西口から、神宮は隣り合わせ、簡単に通じていました。

      「永遠の杜」を目指して100年前の先人たちが描いたグランドデザインは、
      全国からの献木と奉仕団の力を集め、社殿を包む杜となって大都会の
      オアシスを今に伝えてくれました。今年は、これからの100年に
      バトンタッチするのですね。