花歩る木

山と旅がすきです

景信山

2017-12-24 11:35:53 | 山歩き

12月23日久しぶりに山登りに行ってきました。

            5ヶ月ぶりかな?  低山しか行ってないのに大変な間の空き方。
      今年最後の高尾山を歩こうと出かけたのですが・・・・・

       
      小仏バス停から、景信山(727m)に登りました。
      
      晴れて、この上ない穏やかな頂上の様子
      
      富士山もくっきり見えました。
      
      ところがトレラン一行(約900人)にぶつかりました。道を譲っていると私達は前へ
      進めません。この調子では、高尾山はおろか、小仏城山にも行けそうにないので
      小仏峠から麓に下りることにしました。
      高尾山ではこの日の夕方「ダイヤモンド富士」が見られる日で、その混雑の様子をみて、
      下山しようと思っていましたが、無理でしたね~。
      
      山でサンタさんを何人か見かけました。

      翌朝、体操広場にもサンタさんが表れてプレゼントを頂きました。
      
      


「ゴッホ」展・巡りゆく日本の夢 

2017-12-21 15:43:41 | 美術館

12月15日 都美術館の「ゴッホ展~巡りゆく日本の夢」を見てきました。

      フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)は、オランダ生まれ。
      1886年にパリに移り、印象派や日本の浮世絵などから様々な刺激を受け、
      模写の油彩画を描いたりして、日本のイメージを膨らませて行きました。
      そして南仏アルルへ。
太陽が降り注ぐ南仏で、日本人の生活や自然に
      思いをはせたんでしょうか?


      「アルルの跳ね橋」                          写真は日曜美術館より
      
      アルルで最初に選んだ題材。のどかな雰囲気に満ちていて、おそらく人生で
      一番幸福だった頃ではないでしょうか?

      今回の展覧会で、「幻の傑作 復元プロジェクト」という企画がもようされました。
     「アルルのはね橋」(ラングロアの橋)をゴッホが描いたスケッチ(色まで指定されている)
     をもとにして、125名の画家が選ばれ、そのなかで日本からただ一人選ばれたのが
     古賀陽子さん
      
      
      ゴッホのデッサン  ラングロア橋はゴッホの大切なモチーフ、35歳の集大成
      
      古賀陽子さん、製作中。
      
      復元を始めて、3週間後に完成させた。

      
      ゴーガンとの共同生活時代の初期。同じモデルを2人で描いた。
      
      
      だんだん仲があやしくなってきた頃のそれぞれの自画像
      
      事件がおきた後の自画像

      
      
      星月夜  ゴッホの晩年を語るうえで重要な作品。
      療養所の窓から眺めた風景。うねる曲線と複雑な直線が描かれている。

       原田マハさんの新刊、「たゆたえども沈まず」    読み終えて感動で
      しばらく動けませんでした。 ゴッホは昔からフアンでしたから多くの本を
      読んできましたが、ここにきて展覧会、映画(ゴッホ最後の手紙)、そして
      マハさんの本と続いて、又ゴッホブームが私に来ました。
     
      5年前、南仏を旅した時の記録などをひも解いて、アルル、サン・レミの
      療養所などを巡ったこと、ゴッホの悲しい、短い生涯に思いをはせると
      涙でうるんでしまいました。

      「日本人がなぜあんなにゴッホにひかれるか。それはゴッホの絵に浮世絵
      のような日本美術をかんじるから」…だと、原田マハさんはおっしゃいました。


ポーラ美術館・「100点の名画で巡る100年の旅」展

2017-12-12 14:37:50 | 美術館


12月11日箱根のポーラ美術館へ行ってきました。

     ポーラ美術館は、今年開館15周年の記念企画として、当館のコレクションの
     中から19世紀から20世紀に活躍した有名な画家の有名な作品を100点
     「当館始まって以来の贅沢なコレクション展」と銘打って展示しています。
                               ~~ 2018.3.11(日)


      
            アプローチブリッジ。直進してエントランスホールに向かう。

      15周年記念展は、B1とB2の展示室。一部の作品以外は、写真OKでした。

      
      クロード・モネ 《サン・ラザール駅の線路》 1877年
      
      ポール・セザンヌ《4人の水浴の女たち》 1877年
        
       ルノアール《レースの帽子の少女》 1891年   エドガー・ドガ《マント家の人々》1880年
      
      アンリ・ルソー 《エデンの園のエヴァ》 1906-1910年
      
      クロード・モネ 《睡蓮の池》1899年  「自分は 小鳥が歌うように描く」
      
      アンリ・マティス 《リュート》 1943年
      
      
      
      浅井忠 《武蔵野》 1898年 
         
      岡田三郎助 《あやめ》 1927年      モジリアーニ 《ルニア・チェホフスカの肖像》
       
      フィンセント・フアン・ゴッホ 《アザミの花》 1902年     中庭のXマス・オーナメント

           モネ、ルノアール、ピカソは、国内最多のコレクション。総数1万点に及ぶ
     というポーラの宝物は、箱根の自然と調和した美術館で、年に2度展示替え
     があり、拝見できます。

      この日は、山の会の忘年山行と総会が箱根小湧谷のホテルであったのですが、
      1日目は湯本から山を越えてホテルまで、2日目はホテルから三島までてくてく歩く
      行程でした。そこまで体力に自信が持てない私は、総会のみ出席して、
      皆さんにお会いできて、箱根の一人旅も楽しんで満足して帰ったと言うわけでした。


新宿御苑・外苑の晩秋

2017-12-09 11:23:54 | ウオーキング

12月2日あまりに見事な紅葉日和なので、新宿御苑から神宮外苑を歩いてきました。

      新宿御苑  いつも何かの驚きがある美しくて、大好きな公園です。

      モミジも楽しめましたが、今回は秋咲きの桜に出会えました。
 
      
      コブクサクラ (子福桜)   白い八重桜で秋から冬にかけて咲く。栽培品種

          
      10ガツサクラ (十月桜) 江戸後期から栽培されている八重咲きで秋と春の2回開花。

          
      フユサクラ

      
      ヒマラヤ桜    ネパールヒマラヤ山脈に分布。1960年以降に日本へ移入。

      
      ハナノキ  花が美しいのが名の由来。紅葉も園内一美しい。 絶滅危惧種だとか。

      
      400年以上のケヤキ   剪定しないで広々としたところで育つとこんな形のケヤキになる。

      
      ラクウショウ(落羽松) アメリカ原産の落葉する針葉樹。気根が地上に出る。

      神宮外苑    聖徳記念絵画館  イチョウ並木   

      
       聖徳記念館は、外苑のシンボルとして大正8年に着工、大正15年に竣工されました。 
      明治天皇、昭憲皇太后の御事績を描いた壁画80枚が展示されています。
      明治の歴史がうかがい知ることが出来て、一度は行ってみるべきところです。
      年末年始以外は、年中無休。維持協力金500円で拝見できます。    

      
     イチョウ並木は、大正12年にできてから今年で94年がたちます。新宿御苑で採集した種子を
     育て、146本の樹高を整えながら成長させた並木道は、黄葉の季節には、東京で一番の
     人気スポットになっております。

       

      


カンデンスキー、ルオー展

2017-12-05 16:32:44 | 美術館

 12月5日 「カンデンスキー、ルオーと色の冒険者たち」展を
        汐留の「パナソニック  美術館」で見てきました。 

                                  


                            
          カンデンスキーの習作(カーニバル・冬)     ジョルジュ・ルオーの(ヒンデンブルク)

          毎年3回行われる美術の市民講座で、今年は「20世紀に親しむ」がテーマでした。
        講師は、斎藤陽一先生(美術史研究科・元NHKプロデューサー)で、分かりやすく、
        ユーモアたっぷりの語り口で美術の勉強を楽しませていただいています。

        今秋は、マティス、ルオー、カンデンスキーの3日間でした。丁度講座が終了後に
        この展覧会を見に行けるようになって、本物に対峙できるいいチャンスでした。

        カンデンスキーは、抽象絵画の創始者と言われ、ルオーは、20世紀フランス
        最大の宗教画家と言われますが、色彩と形に苦悩したようでした。

        抽象画は、どう見ても、「感動した、とか、好きだ!」・・・という感想は持てない
         私ですが、先生は、抽象絵画は、日本の床の間にも、和室にも似合いますから
        生活の中に取り入れてみては、、、、?、、、、とおっしゃっていました。