静岡県袋井市内には遠州三山と呼ばれる大きな寺院が3つあります。
昨秋、その中の紅葉の「油山寺」(ゆさんじ)をご紹介しましたが、その折、同寺院の周辺も散策してきましたので少しご紹介します。
油山寺は、目の霊山と呼ばれ、第46代孝謙天皇が同山で、眼病が全快されたことによるといわれています。
左上の山門は国の重文になっていて元掛川城の大手門から移設されたといわれています。石段を上がると礼拝門があり、方丈には世界一と言われる願いのかなう大念珠がかっており、その先に本堂の役割をする宝正殿がありました。
油山寺は、土地も広く俣山間にあるので坂道も多いです。
参道の途中には滝行のできるるりの滝があり赤色の滝堂も設置され、長い石段も続きます。
その先にはこれも国の重文の三重塔が控えています。
三重塔を超え、さらに進むと右手には鐘楼堂。正面に山頂の薬師本堂があります。堂内にはたくさんの絵馬が飾られていました。
別ルートの参道(山道)に入ると 弘法大師像や五重の石塔などがありますが、 こちらに足を向ける人は少ないようです。
(弘法大師像と五重の塔)
※ 遠州三山のあとのニヶ所は、「法多山」と「可睡斎」です。機会がありましたら改めてご紹介したいと思います。
上の小画像は油山寺の鳥瞰図です。