大分の教育は何処にあるか

　大分が「不正採用」者をきちんとした形で辞職か解雇かを迫るのは、何とも情けない。新学期が始まったばかりの時に、だ。
　現場のことを考えることができない連中に教育にかかわる資格があるのだろうか。大分の教育幹部はやるほどに、語るほどに、お粗末さを露呈しているように思う。多くの人が今回の一番の被害者は子どもだと言っている。しかし、大分の教育幹部は子どものことを考えずに、新学期が始まった時期に、辞職か解雇かとやってしまった。彼らの頭の中には、現場がないことは明らかだ。自分達が不正のためにやっているアドバルーンを上げることだけに汲々としているように思えてならない。つまり、彼らに教育に携わる資格はないのではないか。
　マスコミも本気になって教育問題に取り組むのなら、記者会見だけでなく、独自の取材をすべきだろう。現場の人間が、今回のことについてどう思っているか訊けばいい。問題は広がるのではないか。それをわかっている関係者は多いと思う。大分はそこまでいくのを食い止めるためだけに、あたふたしているとしか思えない。本気で解決しようなんて考えていない。
　一番簡単で、楽な方法は全てを出すことだ。そう思う。