小沢さんが何人かを引き連れて離党しても、何も変わらない。ただ、民主党政権の綻びが明確になるだけの「価値」はある。筋は小沢さんが正しい。ただ、民主党の「正義」はとっくに崩壊している。それなのに、ダダをこねる小沢さんにも問題はある。
今、民主党を支持している人は少ない。おそらく、民主党で次の選挙に出る限り、三分の一にとどまれば「勝利」ではないか。結局、政権を取ったらという妄想が膨らんで、妄想の風船をパンパンに膨らませて政権を取ったら、現実の厳しさに直面して、しぼんでしまった。これは、宝くじが当たって、ワイワイのうちに・・・という悲惨な現実と似ている。民主党の議員はモチの絵を描いただけなのだ。
小沢さんは「こんなのは私の望んだ民主党ではない!」と辞職したほうがいい。新党作っても支持されない。だって、暫定税率廃止を阻止したのは、あなたで、あなたから既に綻び始めたのだから。
国民は誰が何を言い、何をしたかを覚えるようになった。自民党政権の時にはなかった。野田が「私の責任で」と言っても、「お雨に責任が取れるのかよ」というのが国民の想いだろう。「生活が一番」と叫んで政権をとったのに、今や「議員としての私の生活が一番」「議員としての私の生活をささえるああいう人たちの生活が一番」になってしまった。今や政治のニュースは「バカの品評会」。
でもバカが果たした役割は大きい。マニフェストも信じられないことを証明した。
ともかく、小沢さん、もう辞めて、のんびりゆったりの時間を過ごしたほうがいい。