アーダ、コーダ、イーダ!

浮かんでは消えていく想い。消える前に名前をつければ、何かにつながるかもしれない。何処かにいけるかもしれない。

動詞で考える日本 「笑う」

2010年11月29日 18時44分15秒 | Weblog
 お笑いブームに首をかしげていた。笑いがあまりに突出している。どうやら、ブームはおさまっているかのように思う。

 たとえば、古いけれど「もみじ饅頭」なんてのは、面白くともなんともない。「赤信号みんなで渡れば怖くない」は今でも生きているし、微妙に毒がある。笑いには毒が要るように思う。その毒が今の笑いにはないのではないか。

 人間は笑いたいのだ。同時に泣きたいのだ。日常では難しいそれを、芸能が解消してくれる。

 ただ、政治で泣きたくもないし、笑いたくもない。官房長官、どんどん、人相が悪くなっているんではないかい。首相は気が抜けたビールみたいな顔になっている。英断という言葉もある。

動詞で考える日本 「秀でる」

2010年11月28日 14時54分41秒 | Weblog
 今晩、龍馬が殺される。どうやら新しい解釈はないようだ。龍馬があそこで殺されなかったなら、という仮定を巡らしても詮無きこと。

 文藝春秋の「『坂の上の雲』日本人の奇跡」の中で京都大学の中西輝政教授は明石元二郎を書いた中で明治陸軍は「型にはまった秀才タイプではなく、知性とともに器量の大きさを兼備している人物を珍重した」と書いている。珍重した人物も規格外の人物だったように思う。

 今の日本にそういうのがあるだろうか。少なくとも、たとえば大分の教員人事にあったようにそれはない。自分が金を使ったから、そうなったら使った分に利子をつけて回収する。日本がよくなるわけがない。
 秀でているということを判断できる人間が採用側にいるのか。いないとは思わないが、極めて少ないと思う。今の日本は試験の成績だけで考えている。医学部に進んだ学生がとんでもなく不適だという話を聞いたことがる。進みたい方向は成績で決定するけれど、進んだ先でどうなのか、そこを検証する必要があるのではないか。

 書く必要はないけれど、民主党はみんな不適格。皆さん秀でているかもしれないが、集まると烏合の衆。管はダメだ。自覚があれば、もっとと思うが、自覚すらない。民主党は解散しろ!

動詞で考える日本 「仕分ける」

2010年11月22日 20時08分23秒 | Weblog
 日本国民の多くは民主党に票を入れたことを後悔していると思う。鳩山もひどかったが、あれから転げ落ちる石のように、信頼は落ちている。やがてゼロになるだろう。
 選挙で政権をとったのに、なんというテイタラク。民主党にたぶらかされたのも悪いのだろう。だが、あのときはああいう雰囲気だったのだ。鳩山のボケに始まり、あれこれの暴言。極めつけは官房長官の自衛隊の呼び方。今、日本人の多くは、こんなことなら、自民党のほうがよかったと思っているのではないか。結局、民主党は自民党の亜流でしかなかったのだ。
 次の選挙は国会議員を仕分ける作業になると思う。民主党のように国民をたぶらかし、愚弄する政党は消えてしまうがいい。政治家はプロなんだ。プロの能力と自覚がなにより求められる。

動詞で考える日本 「すべる」

2010年11月19日 19時25分36秒 | Weblog
 人生がすべるときは些細なところからではないかと思う。
 法相のあの言葉は支援者の前でのへりくだっただけのように思える。あの発言で躍起になるのはおとなげない。ただ、官房長官の自衛隊についての発言は、いけない。謝罪だけではすまない。

 野党にお願いしたい。民主はもうダメだ。無能とアホの博覧会みたいじゃないか。こうならないように!

動詞で考える日本 「くらべる」

2010年11月10日 22時42分37秒 | Weblog
 司馬遼太郎の『坂の上の雲』の第2部がやがて放映される。それに合わせるように、文藝春秋から特集号が出て、それを読むと、なんとまァ、明治の政治家の凄まじい気骨であることか。文明開化で、今の日本は明治から始まった。文化、科学、工業、商業、全てのものが進化してきた。ただ、一つだけ、明治より退化したものがある。それが政治家。

 中国船の「攻撃」、逮捕と釈放、映像の「公開」。この一連で浮き上がったのは管と仙石のキッカイ。内弁慶というか、弱い者に強く、強い者に弱いというか、情けないを通り越して、醜い。尖閣付近で働く海保の人達がいかに過酷で危険な状況にあるか。中国船船長の釈放とその後の動きは、彼らのことを何も考えていないことをどんどん明確にしていった。政治家の仕事は自分の地位を守ることではなく、最前線に立って、国民を守ることではないのか。できるできないはすぐに判断できるだろう。的確に判断して、政治から身を引くことだ。「石にかじりついてでも」と総理はおしゃったけれど、レベルもレトリックも低い。あまりにも低い。ここは一般市民になって、四国遍路の続きをしてらいいんじゃないか。次の選挙で仕分けされる前に。

動詞で考える日本 「告る」

2010年11月05日 22時13分20秒 | Weblog
 中国漁船との事件の映像がインターネットで流されて、今日は一日メインのニュース。
 今も「ニュースステイション」で取り上げられている。

 もともと、日本の対応がジャイアンへのノビタのいじけた対応みたいで、お粗末の極みだった。民主党の外交能力の欠如が明確になった。今流れた管首相の顔が少々むくんでいるように見えたが、かなりのストレスがたまっているのではないか。しかし、それは自分で招いたことではないか。誰が、ネットに告ったのか、犯人探しが始まった。識者の一人は「憂国の士」の行為だから、理解できると書いている。

 大きな問題なのに、その認識がなく、その認識がないが故に情報管理の甘さがあったのかもしれない。

 ただ、これは酒飲みの妄想だけれど、あれは本当に漁船だったのか。本当に魚を獲りに来ていたのか、と、思う。海で暮らす人は、すごくおおらかで、海と仲良くしてきた。危ないところで漁をするのは密漁とか、ではないのか。普通は逃げる。逃げずにぶっつかってきた。中国人の意見には、領海内だから、他の国の船にぶっつけても問題はない、と、いう意見もある。そういう時代じゃないだろう。お前は前時代の中国人か、と、思う。

 明らかに日本の対応が間違っていた。管さん、どうも、やっぱり、ダメみたい。肝心なことは自分で動き、自分で語らないと。幹事長や官房長官とかが弁明してるだけ。それを承知の上での民主党代表なのかしらん。

 こんな状態じゃ、民主党の次はないよ。