安部内閣が法案を通す過程で、支持率が下がっている。国民の殆どがそれが通ると戦争につながると考えているからだ。国会でのやりとりは放送されている。安部首相は、質問した議員に答えているのかもしれないが、その議員は国民の代表の一人だから、議員に対してではなく、国民に答える姿勢が欲しい。しかし、それは皆無。そんな答弁を繰り返して、時間をかけたと言うのは、「やってねえよ」を取り調べ室で繰り返して「もう時間をかけたんだからいいじゃねえか」と被疑者が言うに等しい。
どうも、自民党と公明党の皆さんには、国民の生活を守る意識がないようだ。
以前、ここで官房長官の無愛想を書いた。彼は、マスコミを相手にしているだけで、国民が見えていないから、ああいう無愛想になってしまうんだろう。かわいそうな人だ。
また米軍のヘリが落ちた。人々の生活を守るのが、落ちた。それで守れるのか。沖縄が抗議する前に、国が抗議すべきだろう。でも、国の声は聞こえてこない。つまり、そこに今回の「法案」の性格があるんではないか。
武装とかではなく、新しい視点で戦争のない世界をつくる姿勢が必要だろう。今の政府は武力に対する姿勢だけで、平和をつくり、維持するのはどうすればいいのかという視点がない。
だから、戦争法案なのだ。