粛々って、アホみたいに思える

　民主党がどんなに弁明しようと、中国船の船長の釈放はおかしかった。民主のトップは、検察側の判断というが、検察側が中国との関係云々の発言は、政治が入った信号を送ったように思う。

　それにしても、みんな「粛々」という言葉を使うので、使うほどに愚かに見えてくるのはぼくだけだろうか。

　鳩山兄が、わたしだったら交渉できた、と言ったとか言わないとかが報道されているが、あなたはもういい。口も顔もはさまない方がいい。ただ、小沢さんだったら、と、ついつい考えてしまう。

　領土を侵犯されたのに、毅然とした態度がない。何が粛々だ。それは、オロオロする自分へのいさめでしかないのではないか。民主党へ、ぼくらは何を信じればいいのだ！

脱小沢ってセコイ

　小沢は外れた。
　外れたところで、民主党は考えないと。
　小沢支持の人は読み間違った。もしかすると、その流れを読み切れない感受性は政治家として不適格ではないか。かといって、管直人がどうかというと、期待感がない。悲しいほどに、期待感がない。何ができるんだ？

　政権交代したのに、変わらない。

大分の「不正採用事件」のその後

　もはや忘れ去られようとしている。本当なら採用されていたのに、どこかのお偉いさんが「こいつを頼む」と言って、頼まれた人が採用になり、採用されるはずだった人が不採用になった。そういう事件。
　で、その不採用の人にお金を払うらしい。税金を使うので、金額は公にしないらしい。教育長がポケットマネーで払うのなら、公にする必要はないが、税金なんだから。それが通用するのだろうか。異常。自分たちの落ち度を県民の税金でカバー。これが通用していいのだろうか。

毛が３本多いだけなのだ

　猿より人間は毛が３本多い、そういうことが小学生の頃言われていた。小学生の頃だから、猿なのかオランウータンなのかチンパンジーなのかはっきりしない。ただ、毛が３本多いということだけははっきりおぼえている。

　今思うと、結構真理をついた言葉のように思える。

　議員バッジをつけたら、一つランクが上がったように勘違いする人間がいる。その人と一般人にどれくらい差があるのかといえば、ほぼ何もない。ちょっとだけ名誉欲、名誉でなければ金儲けの手段と考える強欲、それが一般人よりちょっとだけ強いだけなのだ。だから、バッジつけて何威張ってんだ、と、思う。あんたらは国民のために働いてナンボなのだ。どれだけ働いたかで評価される。この辺を忘れているというか、最初から頭にないという議員が何と多いことか。選挙前に、どういう活動をしたか、ぼく達は求めていいように思う。ともかく、自分の立場をわきまえ、誠実と謙虚に仕事に臨んでもらいたい。

　民主党の代表選挙は、消去法。誰が考えても、小沢さんの金の問題はおかしい。小沢支持の議員こそ、そこだけははっきりさせるよう小沢さんに求めるべきではないのか。それをせずに盲目的に支持するのは奇形ではないか。小沢さんは世論調査は信じないと公言しているが、その声に耳を傾ける姿勢がなくて、国会議員と言えるのだろうか。誠実さ、謙虚さがない。

　じゃあ、管さんがいいかというと、そうではない。国家戦略局の尻すぼみが好例。政治家は海なす問題に敢然に立ち向かう志が必要だと思うが、星雲の志は消え失せ、かけひきだけの政治家に成り下がった。

　積極的に選ぶ要素を持っていない二人。だから消去法選挙。首相は国民投票にして欲しい。何故あの人のような無能な議員に投票権があって、と、思う。「あの人のような無能な議員」って、誰を思い浮かべますか？

　

　

一律カットは無能の証明

　小沢さんが管さんの予算の一律カットを批判したけれど、同感。
　それぞれ事情があるだろうが、今何が必要か、少し我慢してもらえないか、そういうのがあるのだ。民主は仕分け作業をしているのに、何故予算面でそれをしないのか。文句が出るかもしれない。しかし、そこを納得させないと。一律に政治はない。金がないのなら、子ども手当や高校無償化を何故やったんだ。一挙手一投足に民主の無責任と無能を感じる。

小沢さんに質問

　子ども手当を１１年に２万、１２年に満額支給とおっしゃるけれど、金がないのに、どこから出すつもりなのか。

　日本はこれだけ借金を抱えているのに、高速無料、高校無償、子ども手当というバラマキなど、「今はできませんが、できるように財政を立て直します」と一言謝っていればよかったのだ。マニフェストを守るべきだとは思うけれど、そのマニフェスト自体が政権奪取のための根拠なき約束。そう国民は理解した。なのに、また空約束を？

　根拠を示しなさい。どこからそれだけの金を出すのか、それを示さない公約など、「ええネエちゃんいますよ」と同じではないか。