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そうだ、京都に行こう ~宇治編~

2019年09月14日 | 小旅行を愉しむ
■平等院
宇治と言えば、平等院。京都駅からJR奈良線に乗って行ってきました。快速急行に乗れば所要時間は20分もかかりませんでした。
門を正面右から撮ると、こんな感じ、

門を裏側から撮ると、こんな感じ


そして、肝心の平等院の建物はやはり神々しかったです。


建てられたのは1052年。日本史の平安・摂政時代に燦然と輝く人物、藤原道長の別荘だった屋敷を、子の頼道(これも摂政)が、仏教の説く極楽浄土をイメージして阿弥陀如来を安置するように寺院に改めたもの。池を前にして静かに佇まう雰囲気と屋根の上で輝く一対の鳳凰(国宝)、鳳凰堂の中の阿弥陀如来坐像と二重天井(これまた国宝)、その他数々の菩薩像を始めとする美術工芸品を見ると、当時の人が死後の世界を本当に恐れて、仏教にすがった様子が分かる。




でもね、別荘だったといっても、どこで生活していたのでしょう?真ん中の鳳凰殿はともかく、両脇の翼廊には屋根こそあれ壁がない。当時の権力者が利用する建物自体としては、さほど大きくはないなぁ。
それでも、池に映る姿と一体になった姿は美しい。


■興聖寺
宇治川を渡って10分ほど歩くとある、曹洞宗の最古の寺院。1233年に中国から帰朝された道元禅師が日本で初めて開かれた禅宗寺院。事前に予約すると、1000円で座禅体験ができるのだそうだ。



琴坂と名づけられた坂を登った先に山門があり、その奥に法堂を始めとする建物が建てられている。中には、檀家と見られる有力者一族の位牌が祭ってある殿もあり、お金がある一族は宗教の世界でも別格扱いなのが如実にわかります。



法堂では、見るからに位の高そうな御坊が5人の坊さんを引き連れて、誦経しておりました。

■宇治上神社
本殿は平安時代後期の造営で、神社建築としては現存最古で、国宝。しかも、ユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」の構成資産の1つとして登録されている。でも、見た感じは大したことなかったなぁ。





■三室戸寺
宇治上神社から徒歩20分くらいかな。裏山から千手観音が出現し、その像を祀っているお寺。土地の傾斜を利用した5千坪の庭園があり、蓮の季節には綺麗なんだろうと思わせてくれる。





■宇治茶道場
宇治川沿いにある京都府茶業会議所が、お茶を美味しく、楽しく飲んでもらおうと開いた茶房。おばさまたちが美味しいお茶の入れ方を教えてくれました。
私が選んだのは抹茶、しかも冷たい抹茶。店構えと店内はこんな感じ。




そして、一式が出されます。ガラスの器が涼しげで、夏向きでした。


おばさまの教えに従いつつ、冷たい水を注ぎ入れて抹茶粉を茶筅でダマにならないように溶かします。


ダマがなくなったら、向こう側から手前側に茶筅を勢いよく動かして、泡を立てます。茶道でやるようにかき混ぜるのではないのですね。そして、泡に艶が出てきたら、茶筅をゆっくりと回して泡を中央に寄せて、出来上がり。


私が冷たいお抹茶でしたので、これに氷を入れて飲んだところ、渋さが少なく、ほんのりとした抹茶らしい甘みが口の中に残りました。


■地元のスイーツ
旅行ガイド本で紹介されていたご夫婦でやられているスイーツ店、シェ・アガタで、アガタロールをいただきました。宇治抹茶を使って旨味をぎゅっと凝縮したスイーツです。




宇治の全体像がよく分かるイラストマップがあったので重宝しました。

実物はこちらから。

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