お愉しみはココからだ!!

映画・音楽・アート・おいしい料理・そして...  
好きなことを好きなだけ楽しみたい欲張り人間の雑記帖

そうだ、北海道に行こう ~その5 札幌 中島公園~

2019年08月31日 | 小旅行を愉しむ
札幌には出張でちょくちょく行くのですが、すすきのから先への行ったことがない。今回は安いホテルを探していたこともあり、札幌駅から離れた中島公園駅にあるビジネスホテルを利用しました。

折角なので、23.6ヘクタールもある中島公園を散策すると、豊平館という名の素敵な洋館が建っているではないですか。明治時代に、天皇陛下が行幸されることになったために、宿泊施設として作られた建物です。外観が立派。とくにファサードが見ごたえあります。






室内の装飾も飾りすぎることなく、それでいて華美。






宿泊の間の天井には、凝った彫り物があります。各部屋にツバキ、ウメ、シャクヤクといった花の名前が付けられ、その花のレリーフが彫ってあり、お洒落なことこの上ない。











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部屋はベッドルームと応接の間で一つのセットになっている。シャワーもバスルームもなく、琺瑯の洗面器とお湯を入れる壷が木の専用棚に置いてあるのが、明治時代の宿泊施設らしい。

もう一つ、美しいと思ったものは、階段の手すりの装飾。かくも美しい木の装飾が一列に並ぶと、それだけで絵になる。






豊平館の他に、小堀遠州の作と言われる古びた茶室、八窓庵(はっそうあん)が置いてある日本庭園もあります。遠州は、江戸時代初期の大名で、古田織部に茶を学び、綺麗さびと言われる茶道を作り上げた他、築城や作庭にも能力を発揮した人物。八窓庵は、8つの窓を配した草庵風の構えで、遠州にしては最も狭い庵だとか。もともとは、滋賀県にあったものを、札幌在住の人が買い上げて、その人の邸内に移築されたが、札幌市に寄贈されたのを切っ掛けに中島公園に移されたもの。

<番外>
前日でしたが、味噌ラーメンを愉しみました。



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そうだ、北海道に行こう ~その4 サッポロビール工場~

2019年08月31日 | 小旅行を愉しむ
前から行ってみたかった本場のサッポロビール工場見学に行ってきました。駅の名前もサッポロビール園。

歩いて10分程で施設に到着。予約しておいた時間まで、しばしお庭で時間つぶした後、バスで見学ルートまで運んでくれる。




見学後のお愉しみは、出来立てのビール。「サッポロ生ビール黒ラベル」と北海道限定「サッポロクラシック」が愉しめる。


ビールが飲めるエリアの外には、ガラス越しで見事なお庭が見渡せる。こんな景色の中で出来たての上手いビールを昼間から飲めるなんて、北海道はなんて良いところなんだろうか。
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出張の愉しみ スイーツ編(札幌)

2019年08月31日 | スウィーツを愉しむ
■ Bon Vivant
札幌出張の折に必ず寄るのは、フルーツケーキファクトリ。でも、それ以外も色々と試しています。
中島公園に立ち寄った際に、公園東側にこ洒落たお店がありました。中を覗いてみると、美味しそうなケーキが並んでいるので、これは!と思うものを買い求めてみました。洋酒、グラッパを使ったチョコレートベースのケーキで、その名も「グラッパ」。


見た目の宜しいが、味も宜しかったです。グラッパという名なので、もっとお酒が効いているかなと思ったのですが、さほどではありませんでした。
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そうだ、北海道に行こう ~その3 網走の旅~

2019年08月30日 | 街歩き
■ 網走刑務所博物館
網走と言えば、もちろん刑務所。高倉健さんの映画で有名になった場所。今では、網走を有名にしてくれた立役者であり、博物館が観光客向けにできています。






当時の刑務所内を再現した房と並びがこちら。




建物の外側。


すごいと思ったのは、洗面用の流しが一枚板ならぬ一枚岩で作られていること。


臭い飯を実際に食せるレストランもありました。


臭い飯というのは、房の中でのトイレ施設は片隅に壷がおいてあるだけで、その匂いがプンプンする中で食事をしていたために、飯が必然的に臭くなってしまったために、そう呼ばれたのだそうです。

みやげ物売り場にはビールもありました。


博物館からバスで10分ほど離れた川沿いに本物の刑務所(現役)があります。





■ 網走流氷館
冬のオホーツク海が流氷で覆われ、それがまた冬の道東名物でもあるので、流氷館があります。流氷ができるしくみや、実際にどの位の気温なのかも体験できるコーナー、流氷体感テラスではマイナス15℃の室内で本物の流氷に触れられるだけではなく、濡れたタオルが振り回すことで凍ってしまう「しばれ実験」が体験できる。プロジェクションマッピングで流氷の景色が愉しめる。


可愛らしいクリオネが泳いでいる水槽もありますが、外の景色も素晴らしいです。このあたりは天都山と呼ばれ、ここから海が見渡せます。


館の直ぐ外にある大きなコケシのような彫り物は、ニポポと呼ばれるもの。樺太アイヌの人たちの言葉で「小さな木の子供」を意味し、これを身に着けて手を触れると事故にあうことなく幸せをもたらしてくれると信じて、お守りとして大切にしてきたそうだ。







■ 網走ビール館
街中にあったレストランですが、地ビールメーカー直営のお店。ここのビールはこのように色鮮やかなのです。


ここの前を通っただけで利用することはなかったのですが、今思うと利用しておけばと悔やんでいます。なぜなら、地ビールもさることながら、地元和牛の焼肉が食せたのですから。



でも、正直言って網走には見所が少ないです。半日あれば、すべての見所を見ることができます。一泊二日の予定でしたが、二日目は早めに網走を発って次に向かいました。
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そうだ、北海道に行こう ~その2 知床の旅~

2019年08月29日 | 小旅行を愉しむ
■ 知床五湖
札幌から夜の11時過ぎの深夜バスに乗り、知床に到着したのが朝の6時過ぎ。ホテルが提供(有料)している風呂・朝食セットで元気を取り戻したら、そのまま知床五湖ツアーに参加しました。

2・3日前まで天気が悪かったが、ここ2日くらいは天気がとてもよく、知床の大自然を堪能することができました。

ツアーは、ガイドさん付きで奥の一湖から順に廻り、最後は高架歩道となります。この高架歩道がすごい。総長900メートル×幅2メートルくほどの木造製。熊が上れないように電流が流れている電線が張り巡らされ、人が安全に安心して行き来できる構造になっています。大自然もすごいが、こんなものを作る人間もすごい。




高架歩道にある見晴台から撮った風景。通常版とパノラマ撮影版の2種類。




下の遊歩道をガイドツアーで廻っている間、天気も良く湖が綺麗に見えました。何よりも、山々が湖に映える風景が素晴らしい。途中、鹿は出ましたが、幸いなことに熊は出没せず。もし、出たらツアーはすぐに中止になってしまうからです。











■ オシンコシンの滝
自転車をレンタルして廻った先にあった滝。この辺りでは定番の観光スポットです。





■ 知床クルーズ
海からも知床を見ようとクルーズに参加しました。クルーズでした、知床半島の先を見ることができませんからね。
4時間弱のクルーズです。


知床半島の最先端がこちら。先端部分は、平らな土地でした。



■オロンコ岩
クルーズ船が出入りするウトロ港の横に、とてつもなくデカイ岩が。名前がオロンコ岩といって、高さが60メートルほど。170段あまりの急傾斜の階段をヒーヒー言いながら登っていくと、素晴らしい眺望が開けます。





■ 羅臼
知床泊も3日目になり、見るものも見たので、半島の反対側に羅臼に行ってみることにしました。バスの便が悪いので、レンタルバイクを使います。これが愛車。


天気は生憎の曇りのはずだったのですが、山道を走っていくと雨が激しくなってきました。雨宿りする場所もないので、そのまま走り続けて、羅臼のビジターセンターへ。ここまで来ると雨も止んできたので、近辺にある間欠泉まで、泥濘の道を行きますが、着いた時が間欠泉がまさに噴出し終わる時。次の噴出しまで1時間以上だというので、写真は諦めて、羅臼の町へ向かいます。


羅臼国後展望塔から北方領土を見渡すが、曇っていて何も見えず。




眺望がだめなら、名物のウニイクラ丼でも食べようと奮発しました。



ウトロへ帰る山道のほぼ一番高いところにある知床峠で一服。雨はやんでも、景色はどんよりのまま。




でも、原付バイクで知床峠を越える小ツーリングは、雨に打たれたとは言え、爽快でした。バスで行くのとは全く違う移動の愉しみがありました。


■ 夕日スポット
ウトロから五湖方面に向かう途中に、夕日が綺麗に見える有名スポットがあるというので寄ってきました。残念ながら、この日は天気がすぐれず、しょぼい夕方の写真になってしまいました。



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そうだ、北海道に行こう ~その1 帯広の旅~

2019年08月25日 | 街歩き
札幌出張が土日をまたがったため、帯広まで足を伸ばしてみました。

■ 六花の森 (公式HPはこちらから
帯広で一番気に入ったのがここです。お菓子で有名な六花亭が持っている庭園施設。スイーツが愉しめるレストランもありますが、何といっても雄大な自然を活かした庭園が見事。思わず時間を忘れてしまうという言葉がぴったりのエリア。


このような入り口から入って受付を済ませて、しばらく歩くと、綺麗に手入れされた芝生が見事な、ただただ広い大自然の空間が広がります。ざっと見積もっても、50メートル先まで綺麗な芝生が続く北海道ならではの空間です。




こんなにも広くてゆったりとしていて清らかな庭園に、ゆったりと座っていられるクッションとオットマン付きの椅子が天蓋の下に7客設置されている。ここの座っているだけでも最高に贅沢な時間を過ごしている気になれる。


庭園の脇には、綺麗な水が流れる小川もあり、超大富豪になってこんな庭園を持ってみたいと夢想していました。


六花亭といえば、花柄の包装紙ですが、包装紙を展示してあるだけの展示場もあります。中はこんな感じ。デザインは一種類だけではなかったのですね。北海道に自生する花をモチーフにした、地元愛溢れるデザインであったことを知りました。






もちろん、スイーツもいただきました。六’café(ロッカフェ)という名前の洒落た建物で、しかも目の前も庭園です。


出来立てのバターサンドは、クリームがビスケットと一体化する前ですので、味もしっとりしています。アイスクリームもミルクの味がしっかりしている上物です。




バターサンド越しに庭園を写しました。陽光たっぷり、緑もふんだん、清くて広々と開放的で、目の届く限り青々とした草木が生い茂るカフェで、上等なスイーツを味わいながらゆったりと時間を過ごす。このままずっと居たかった。


こちらは札幌店で食したストロベリーパフェです。



■ 真鍋庭園
帯広駅前からバスで15分ほどのところにある、苗木生産を営む真鍋庭園苗畑が運営する庭園。広さ25,000坪の中、日本庭園・西洋風庭園・風景式庭園で構成されている回遊式の庭園です。真鍋庭園苗畑は、樹木生産・デザイン・造園・管理の全てを自社で行っており、この真鍋庭園は、会社の植物見本園も兼ねているそうです。









2万5千坪という実際の広さ以上にこの庭園を広く感じさせているのは、入り組んだ道と先々を見せないように工夫してある木々の配置ですね。歩きながら振り返ると、「あっ、あそこはさっきのところだ!」と分かるところが幾つかあり、それが興ざめではなくて、逆に空間を上手くデザインしていると感心させられるのです。

池の辺で一服していると、10メートルほど離れたところに食べ物の取り合いをしている2匹のリスがおり、それを見た時に自然の中にいるのだなぁ、という思いと、野生の動物が住めるくらいに広いんだなぁ、という思いが沸き起こり、市内からほんの15分くらいしか離れていないところにこのような施設がある幸せを羨ましく感じました。往復バス+入場料で1100円。


■ ばんえい競馬
帯広といえば競馬。私は、生まれてこの方一度も競馬を見たことがありません。が、帯広名物ということで、是非見てみようと競馬場まで足を運びました。帯広駅から歩いても30分程度の距離です。


知らないというのは怖いもので、行けばレースがすぐに見れるのだろうと軽く考えていたのが大間違い。12時ごろに競馬場に着いたものの、会場が午後1時。さらに第一レースが始まるまで1時半ほど待たされました。

展示場があったので時間を潰します。ばんえい競馬で使われる馬は、普通の競馬馬であるサラブレッドとは全く体格が異なり、大型なのですね。それほど大きな馬が1トンほどの重さのソリを引きながら、200メートルの直線コースで速さを競います。コースの中ごろに、2つの急斜面をもつスロープがあり、そこを競走馬は鞭打たれつつ登って生きます。中には、途中で止まってしまう馬もあり、ゴール直前で動かなくなってしまい、一位を逃してしまう馬もあるという、ハプニングありの競馬でした。




初めての観光客に、馬券の買い方を丁寧に教えてくれるスタッフもいて、説明を聞いたものの、どの馬が勝ちそうなのが全く分からず、馬券を買ってギャンブルに参加することなく、単にお馬さんたちの頑張りを見守ってきました。


■ 池田ワインの城
十勝ワインで有名なエリアにあるワインの城。折角ここまで来たのだからと、帯広からバスで1時間くらいの隣町にある施設ですが、朝早くに寄ってみました。


建物自体はお化粧直し中で、写真は撮りませんでした。本来の姿は、こちらのHPに立派な写真が掲載されています。

日曜日でワイン製造ラインはお休みでしたが、飲み比べをしてみました。好きな種類を3つ選んで700円です。



一つずつを拡大したのがこちら。3種類とも「ややコクのあるミディアム」と形容されていますが、味は全然違う。酸味や渋み、香りすべてがとても違う。私の好みは清見でした。独特の渋みが嫌にならず、香りもよく、単体として飲むならこれが一番でした。






往復バス運賃と500円分の商品相当券が込みになったチケットが1400円。帯広から1時間ちょっとという遠さが気になります。


■ モール温泉
帯広といえばモール温泉。泥炭や亜炭層から湧き出る褐色の温泉で、植物起源の有機質を多く含み、ツルツルした触感があり、肌にも良いので美人の湯とも言われている温泉。入浴券付きバス往復券を買って、丸美が丘温泉に行ってきました。

ここは温度の低い湯と高い湯の2つがあり、それぞれが緩和性低張高温泉と弱アルカリ性低張性高温泉と別の温泉でした。温度の低い湯には、何分でも入っていられて気持ちいいことこの上なしです。


■ 満寿屋パン麦音
地元で働いている友人に薦められて訪れたパン屋です。午後3時過ぎでしたが、店内は長蛇の列。人気店であることが一目で分かりました。

買い求めたパンは、隣接するお庭で食べることが出来ます。このお庭が、庭園と呼べるほどの広さ。子どもたちが遊びまわっていました。







六花の森とついつい較べてしまうと物足りなく感じましたが、ごく普通のパン屋と考えれば贅沢な空間です。さすが、北海道。


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