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そうだ、高野山に行こう

2019年09月08日 | 小旅行を愉しむ
我が家の宗教は真言宗。両親ともに看取って、喪主として葬儀も出したので、しっかりと覚えています。でも、京都旅行でお寺産を拝観する際には、宗派など決して気にしないのですが、ふと我が家の宗教の大本山を一度でも見ておかないといけないなぁと思い立ち、大阪出張の折に高野山まで足を伸ばすことにしました。

高野山と呼んでいますが、高野山という山があるわけではなく、和歌山県の紀伊山地の一部に今から1,200年前に空海が真言密教発祥の地とし、「山内全体が金剛峯寺というお寺の境内である」という考えに基づいて作られた地域一帯のことだそうです。ここには117もの寺院があり、約4,000人が居住しているとのこと。そのうち1,000人ほどが真言密教のお坊さんで、真言密教の修行をしながら生活をしているのだそうです。

朝早く(とは、言っても9時前)の新幹線に飛び乗り、新大阪着が11時前。ゆったりとは言えないまでも、しっかりと高野山を見てこれるだろうと思ったのが甘かった。新大阪から高野山まで片道2時間以上かかるのですね。

南海電鉄の難波でお得な高野山・世界遺産きっぷなるものを買って、難波の駅を出発したのはよいけれども、高野山まで一本で行かない。橋本で一回、そして極楽寺からは一駅だけだがケーブルカーに乗って、やっと到着。駅の外観とケーブルカーです。




まずは、金剛峰寺にお参りします。




ツアーガイドに率いられたフランス人の観光客団体と一緒に拝観となりました。


裏側から見た門。






団体旅行もあれば、一人で訪れているフランス人もおり、日本人とフランス人、そして少数の中国人といった具合です。大きなキャリーバッグを転がしながら、ケーブルカーに乗っていた外国人たちは宿坊体験をしたのでしょうね、きっと。

金剛峰寺には蟠龍庭(ばんりゅうてい)と名づけられた広さ2340平方メートルに及ぶ石庭園があり、雌雄1対の蟠龍(天に昇らずに地上でとぐろを巻き潜んでいる龍)が雲海の中で向かい合いながら奥殿を守っているように表現されているのだそうです。




堂々たる中門をくぐると根本大塔や金堂、不動堂などがある大伽藍エリアも見ごたえありました。根本大塔の中には、大日如来を中心に四方に金剛界四仏、周囲16本の各柱に菩薩が描かれております。金堂には、平清盛が自らの額を割った血で中尊を描かせた血曼荼羅もあります。残念なことに根本大塔は外観を修理中でした。

テクテク歩くこと15分くらい、西のはずれに大門が立派に聳えていました。




奥の院や戦国武将たちの供養塔、金剛三昧院など、見逃した見所も多いのですが、もう一回行こうという気にはなりません。遠すぎる上に、広いエリアの中を巡るバスの便が悪すぎる。

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