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好きなことを好きなだけ楽しみたい欲張り人間の雑記帖

旧岩崎邸

2006年09月17日 | My Diary
上野の旧岩崎邸に行ってきました。言わずと知れた戦前の日本最大財閥、三菱家の当主の邸宅です。



入り口から左に90度曲がった140メートルの砂利道を歩いてやっと窓口に到着。90度に曲がったポイントから入り口を見たところ(左)と料金窓口を見たところ(右)はこんな感じです。さすが日本一の財閥だった家族の邸宅だけのことはあります。門を入ったらすぐに玄関という一般庶民の家とは違うのです。お屋敷までの道からして、邸宅とはこうでなければ、と思わせる立派さに期待が高まります。



140メートルの砂利道の先に現れたのが、豪勢な洋館。築ウン十年のはずなのに、その立派さたるや、やはり日本一の財閥の力がオーラのように感じられます。



洋館と隣接する和館からなる5000坪の邸宅ですが、もともとは15000坪あったという。庭のこんなに広く、庭の中ほどからみた洋館はこんなに豪華です。これでも元の三分の一の大きさというのですから、昔はさぞかし見ごたえのある庭だったのでしょう。貧乏たらしくテニスコートやバスケットコート、はたまたプールなぞとゴテゴテ作りたてずに、シンプルに庭を愉しめるように設計されているのが金持ちならではの贅沢なのでしょう。




洋館の横に山小屋風の小屋がある。なんと撞球室と書いてある。ビリヤードをするためだけに普通の家族が暮らす家よりも大きな小屋ではないか。



これは洋館の一部となっているサンルームですが、後から増築したものだという。見栄えは問題なし。小春日和にこんなところでビール片手に好きな本を読めたら堪らないだろうな。生活にアクセクしないで済むところが、超大金持ちのすごいところかな。スーパーの安売りを探し回ったり、ユニクロの週末セールを心待ちにしたり、なんてことは全くなしに。




洋館のベランダのタイルはミントン製。ここでミントン社が新作発表することがあるというが、是非見て見たいものです。



各部屋は違った壁紙が張られている。ダイニング用部屋は赤。雰囲気を暖かいするための配慮という。2階の客間には緑と金色の壁紙。金箔は使われておらず、日本独自の手法で縫ったニスが金色に見えるようになるのだという。これまた贅沢の極みですね。



以上、今は文化庁の所有物となっている日本が誇る財閥・岩崎家の邸宅を見て、少しでもこのような栄華に近づきたいものという思いが強く心に残り、以前に法務省赤レンガ館を見たときとは全く違った世俗的な思いを持ってしまった次第です。
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