お愉しみはココからだ!!

映画・音楽・アート・おいしい料理・そして...  
好きなことを好きなだけ楽しみたい欲張り人間の雑記帖

ユビウォール(ユビキタスの壁、別名お節介の壁)

2005年02月27日 | My Diary
富士通が開発したこのシステムでは、個人を特定できるICタグからの情報に反応して、その人個人に向けた情報を、公共機関に設置してあるディスプレイ上に表示できるようになるのだそうです。

まさか名前や住所は表示されないだろうが、年齢などの情報から、「貴方に必要な情報はこれです」と一方的に機械が表示するわけで、これを親切と見るか大きなお世話と見るかは人によって異なると思いますが、私にはお節介以外の何物でもないですね。個人情報漏洩と悪用を心配する私には、うっかりと公共機関のディスプレイには近づくこともできなくなります。

何を探しているのかはその人その人で違うし、また同一人物であってもその時々で異なってくるのですから、知りたいことを丁寧・的確に教えてくれたり検索できることがお客の身からすると真の親切のはずです。それを聞く前から「お前に必要な情報は、これとこれ!」と押し付けられるのは、どうもね。

考案した人には申し訳ないが、『顧客ニーズ』を履き違えているんではないですか。企業が人間が顧客ニースを類推すると、得てして独り善がりやお節介になりかねない。本当に必要かという視点ではなく、どうすればビジネスのネタになるかという邪心が邪魔するんでしょうね、きっと。

これが導入された暁には、原宿あたりを歩いていると、「ここはあなたのような『おやじ』が来るような場所ではありませんよ。とっとと帰りましょう」などとディスプレイが教え諭してくれるようになってしまうのでしょうか。ああ、いやだいやだ。
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ガトー・ド・ボワイヤージュの『窯だしパイカスター』

2005年02月26日 | スウィーツを愉しむ

シュークリームの丁度真ん中に、正方形のパイ生地をめり込ませたような形のシュークリーム。パリパリしたパイ生地とサクサクしたシュー生地の二重の食感が楽しめます。シュー生地に砂糖をふりかけて焼いてあるためか、中のカスタードクリームは甘さが控えめ。これで1個210円<税込>。1日1,200個限定なのだそうです。東急百貨店日吉店で購入。

【食後の感想】
シュー生地とパイ生地の直感のハーモニーは楽しめたものの、クリームの甘さが控えめなところが私には物足りないかったな。独特の形状は私には土星のように見えてしまいました。
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「きれいな女にタマを蹴られたような感じだ」

2005年02月26日 | パルプ小説を愉しむ
いきなり下品な台詞で失礼。『探偵はいつも憂鬱』(スティーブ・オリバー)の主人公、昼は新聞記者で夜はタクシー運転手、そしてその実態は元精神病患者でありながら素人私立探偵のスコット・ムーディーが、癌を宣告されたインタビュー相手から引き出した台詞がこれです。なかなか、率直かつ感情がこもっている一言ではありませんか。

恋人の父親が殺され、嫌疑をうけることになったムーディが、犯人探しをするうちに辿り着いたのが、人類長年の夢であった長寿の秘法を開発したと名乗る研究所。実は、長寿というのは真っ赤な嘘で、大掛かりな詐欺の組織であった。途中で雇った一見ダメ探偵や、同じく研究所を探っている超元気老人と一緒に、バタバタ探偵業が続く。

【その他のお薦め台詞】
・癌患者の老人インタビューした後にムーディーが悟った人生観がこれ -
  「人生は18歳のときに思っていたような壮大で永遠につづく贈り物ではないらしい」
・へまをしたムーディーが、へまを指摘された相手に返したナイスリターン。この台詞は職場で使えそうだ。 -
  「皮肉な現実を指摘するつもりならお手柔らかに頼む」
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風邪のひき始めにみかんのホットドリンク

2005年02月25日 | ヘルシー生活を愉しむ
一昨日の紫蘇ジュースに引き続き、我が家のお手軽ドリンクとして、みかんの皮を使ったホットドリンクをお薦めします。ビタミンCの吸収を助けてくれるビタミンPが含まれているとかで、我が家では風邪のひき始めに愛飲しています。

【作り方】
1.干したみかんの皮を熱湯に入れて約3分煮る。
2.みかん(食する部分)を加え、蜂蜜で甘さを整える。

みかんの皮を干す手間を省きたい時は、電子レンジで加熱したみかんの皮を使ってください。普通は棄ててしまうみかんの皮も、りっぱな健康食品です。
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男性誌が目に付きます

2005年02月24日 | My Diary
このところ男性ファッション誌が目に付きます。本日の朝刊には、新刊のUOMOの他に、BRIO、LEON、Gentryといった雑誌広告が載っていました。LEONというとイタリアっぽさと「ちょい不良(「わる」と読ませるのだそうです)」というイメージ、BRIOはグルメといった印象があるのですが、UOMOは40代を狙っているのだそうです。

この世代(実は私もここに属します)は高度成長後に会社に入り、上の猛烈社員にようには頑張れないが、さりとて下の「新人類」のように個人優先にはなり切れない中途半端な世代ですよね。なにせ、我が世代には呼び名がない。が、一般の企業では一番脂がのりきっている世代であり、今の日本を実際に支えている層ではないでしょうか。定期昇給はとっくになくなり、年金は不安だらけ、家に帰れば子供は巣立っておらず、住宅ローンはまだまだ、といった世代ですよ。決して無趣味ではないが、どれくらい自由になるお金があるんでしょうか。

私は、婦人雑誌とよく比べるのですが、婦人雑誌はページの多さ、扱っている領域の広さはすばらしいですよね。食べ物、ファッション、旅行、趣味、本や映画、これでもかと言うほどの広い領域をカバーしていて、手に持った時のずっしりくる重みは男性誌とは大違い。何よりも違うのは、実生活に役に立つ情報が多いことです。映画・ビデオのコーナーを読んで、その足でレンタルビデオ屋に行った経験も何度かあります。それだけ記事が生活に近い。それに比べて男性誌は、薀蓄を語りすぎていて、誰がここまでのめりこむのかと疑問に思うような趣味を極めるコーナーばかりなのが不満です。

オリンピックや女子プロゴルフに象徴されるように、今の日本は女性の方が元気。その中で男性誌、しかも「おやじ世代」をターゲットとした雑誌の新刊は同世代の男として嬉しい限りですが、もっと肩から力を抜いて読める男性誌が欲しいんだな。
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花粉症対策

2005年02月23日 | ヘルシー生活を愉しむ
私10年ほど前の春、突然目が痒くなり、鼻水がグジュグジュし、そしてくしゃみが連発するようになりました。花粉症になっちゃったんですね。

今年の花粉の量は半端ではないようですが、心配していません。3年前から症状が軽くなり、医者にもずっとご無沙汰です。理由は、紫蘇ジュース。たまたまネットのどこかで見つけて、藁をもすがる思いで試してみたところ、ドンぴしゃ。花粉症で苦しんでいる人は、騙されたと思って試してみてくださいな。そして効果の程をレポートしてください。

【紫蘇ジュースの作り方】
1.紫蘇の葉100枚をざっと水洗いする
2.1リットルの水を沸騰させ、そこに紫蘇の葉100枚を入れて15分間煮出す
3.冷めたらお酢と蜂蜜(または砂糖)少々で味を調整する-(この部分は省略しても可)
4.毎日お猪口に一杯くらいを飲む

これだけです。それと、煮出した紫蘇の葉ですが、味を覚悟して食することを薦めます。すばらしいほどの快便がもたらされること間違いなし。こんなに出るのかというほどで、お便秘な方には一石ニ鳥だよ。
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川西市における包丁類の販売に関する条例(案)

2005年02月22日 | My Diary
兵庫県川西市は、同市内で包丁を購入する人に対し、購入の目的並びに氏名及び住所を記載した書類を当該包丁類を販売する者に届けなければならないことを義務づける条例を制定するんだそうだ。いくら近隣の寝屋川市で起こった事件がトラウマになっていようが、このニュースには笑えたな。「これから人を殺すので包丁を買います」などと本名を書いて届け出る馬鹿正直者を期待しているだろうか?

私の配偶者は川西市育ちですが、これを聞いてただ絶句していました。刃傷事件は無くしたいが、さりとて良い知恵が浮かばない。でも何かやっておかないと問題に取り組んだことにならないから、形だけでも取り繕うために簡単な方法をでっち上げた、としか考えられないですよ。こんな全く的はずれな対策を普通の民間企業で提案しようものなら、即窓際行きでしょうね。届け出制度が新しく出きれば、それは新しいお仕事なわけですから、色々と予算もつけられて役人はハッピーなのでしょう。本質的な問題解決ができないお役所仕事の典型を見ました。

それとも、川西市には人殺しも事前に届け出るような正直者しか住んでいないと市長さんを始めお役所の方々は考えているのだろうか。だから私の配偶者は川西市には居られなかったのか。

誇らしげに案内を掲載している川西市のホームページはこちらから
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「そう、人生は困難な選択の連続さ」

2005年02月22日 | パルプ小説を愉しむ
古いノートの片隅に、こんな会話が書き留めてありました。何の小説だったか忘れましたが..

 「煙草を吸ってもいいか?」
 「窓を開けてくれ」
 「外は零度だよ!」
 「そう、人生は困難な選択の連続さ」

好きだな、こんな小洒落た会話が。
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サザエさんと株価の深~い関係??

2005年02月21日 | My Diary
サザエさんの視聴率が高いと株価が下がり、犬の記事が増えると株価が上がるんだって!?人様に自慢でいるほどではありませんが、私もここ3年ほどオンライン・トレードにはまっています。昨年はリターン率が2割ちょっとだったので、なかなか悪くないなと思っております、はい。

何かおいしい話がころがっていないかと新聞や雑誌、ネット上でも注意を払ってはいるのですが、それでもワンちゃんの記事を数えて株を売るか買うかを決めたいとは思いませんね。貴方はどうです?

相関係数が0.96などと、なまじ統計学的裏付けがあるように書いてありますが、それなら犬の記事数を使って実際に株式売買をしてみて欲しかったね。最近、デイ・トレード流行りでその手の本が色々出ていますが、「犬学派」とでも名付けて実践の結果まで発表してもらったらもっと面白かったのにな。これを発表した大和総研はシンクタンクですから、そこまではやろうとは思わないのでしょう。思考も大事ですが、やはり実践あってこそですよ。昨今、どうも思考が幅をきかせている割に実践がおろそかになっていませんか?身銭を切って勝負事もした経験もないくせに、PCと参考書があれば世の中渡っていけるといったような輩が蔓延っていませんか?(これってワシの僻み?)

発表記事はこちらから。
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ライブドアの衝撃

2005年02月20日 | My Diary
ここのところライブドア関連ネタがメディアに登場しない日がありません。新聞を始め、今朝も10時からのTV番組でこれを取り上げていなかったのはテレビ東京とフジテレビだけ。テレ東はアニメの時間帯だし、フジテレビは自分の問題を取り上げるわけないですが。
でも、取り上げられ方が歪じゃないです?外資に踊られされている堀江社長という書き方だったり、どっちが勝つかというおもしろ半分の取り上げられ方が大半ですよね。堀江社長が描いている(と言っている)旧来メディアの放送・出版と新興メディアのインターネットとが融合した将来像について語っているものを読んだことがない。これは堀江社長にも責任があるな。ちゃんと自分が描くメディアの姿を分かりやすく世の中に説明して欲しいです。

個人が能動的にのめり込むネットと受動的な愉しみを享受するTVでは、人々の楽しみ方が全然違うはず。だって、PCを操作する時とTVを観る時の姿勢が違うでしょう、前者は前傾して画面を見つめるが後者は椅子にもたれかかるよね。かかわり方が姿勢からして違えば、メディアとしての使われ方も違うはずです。それを「放送とインターネットの融合」といった手垢のついた言葉で終わらせていたのではいけませんよ、ホリエモン。

今の日本でコンテンツを潤沢に持っていると見なされるのは、やはりTV局ですよね。「メディア・ミックス」という言葉はあっても、それは放送と出版の世界であって、インターネットがメインにはなっていない(と私は思う)。TV局のホームページなんて番宣以外の何ものでもないですよ。ただ単にホームページを持っているだけ。どう楽しませるかというビジョンもないし、個人が特定できない放送メディア(「猫が観てても視聴率」という言葉もあったよね)という弱点をネットで補おうという宣伝媒体としての戦略もない。放送免許という”利権”に守られた旧態以前のビジネスモデルのままですよね。

ホリエモンがどんなビジョンを描いているか知りませんが、プロ野球の新規参入問題に引き続き、もうひとつ社会に風穴を空けてほしいです。私、ホリエモンの味方です
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ギター侍

2005年02月20日 | My Diary
私、恥ずかしながらギター侍を知ったのが昨年末でした。日ごろはめったに観ないTVのお笑い番組を年末の特番で観て、初めてギター侍なる芸人を知りました。第一印象は、「何だこれ?つまんねぇ~!」。
それでも次から次へといろんな番組に出演するのを見て、印象は「???」に変わりました。「皆は何がおもしろいのだろうか??」
先日ある番組で、はなわ(ギターを持った先輩芸人ですね)が漫談のように言ってました。「うちの子供が部屋からギターを持ってきて、”ギター侍やってよ”と言うんですよ。残念~!」。後から出てきて、しかも同じようにギターという小道具を使った芸人が、自分の子供にまで受けているという事実は、実は芸人としてショックだったのだろうが、私も驚いた。「TVの仕掛けに騙されやすい大人だけではなく、子供までも??」
「ゲッツ!」や「なんでだろう~」はどこにいったのだろう?そして来年の今頃は「そうそう、ギター侍というのがいたよね」と話していそうだ。私、ますますお笑い系番組を観ることがなくなります。

<追記>
楽器を持った芸人としては、はなわが先輩、と思っていたら配偶者が「かしまし娘はギター侍のハシリかしら?」などと、とんでもないことを言っていた。ラップの創始者はトニー谷だったと言う人もいますよね。
これってマジっすか~?
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YEBISU BARよ 今夜もありがとう

2005年02月19日 | My Diary
一時ビール会社すべてのメールマガジンに登録していました。どこの会社も競ってプレゼント企画をやっていて、ビールや清涼飲料、時にはウィスキー類まで当たったことがありました。けっこう配偶者に喜ばれましたっけ。
とはいえ、いつしか申し込むのに飽き、メルマガは解約したのだが、唯一継続しているのがヱビスビールのそれ。ヱビスビールが好みなのでも、懸賞ものに興味があるのでもありません。"YEBISU BAR"という名前のサイトが気に入っているのです。ここには、小説の朗読、おいしそうな料理のレシピ、そして何よりもネットで音楽ライブが楽しめるのです。もちろんタダで。  

今は南佳孝さんのライブを8曲プラス2曲(登録会員向けプレミアム)が楽しめ、ちょっと前まではいろいろなアーティストのジャズなども楽しめたものでした。若かりし頃に郷ひろみが歌ってヒットさせた"モンローウォーク"や"スローなブギにしてくれ”などを夜中に一人で聴いていると、涙が出てくるぜ・・
私の好は●番●りなのですが、そんな私にも心暖かくこんな楽しみを長期に渡って提供してくれるサッポロビールとは本当にいい会社だ。儲かっている他のビール会社さんも考えてみたら。

 >>YEBISU BAR ⇒ http://www.yebisubar.jp/

ただ一点気に入らないのは、ライブを聴きながらPCを操作していると音楽が中断したり途切れたりしてしまうこと。これはネットライブの宿命なのか、それとも私のPCの処理能力のせいなのだろうか?
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「後日改めてのご招待には応じない主義なんだ」

2005年02月19日 | パルプ小説を愉しむ
『古狐が死ぬまで』(ジャネット・ドーソン)で主人公の女性私立探偵ジェリ・ハワードが口説かれるシーンの台詞 -
  「今日は長い一日だったの。あとは熱いシャワーとひんやりしたシーツね」
  「ぼくは誘いを受けているのかな?」
  「今夜はだめ」
  「後日改めてのご招待には応じない主義なんだ」
ハードボイルドっぽくはないが、乾いた文章で丁寧にストーリーが展開されている。主人公のジェリ・ハワードは歴史を専攻し20世紀末の人類行動の研究と冗談を言いながら探偵をしている。身の上を積極的に語って女っぽさを出すことなく、淡々と仕事に打ち込むが、やはり話の流れで離婚暦があることも出てくる。ジェリを女として表現しているのは、登場人物の一人が口説こうとしているシーンくらい。あとは見事に女を消し去って物語りを進めている。
父親の友人であるフィリピン人の大学教授の殺人をめぐって、サンフランシスコ近隣に住むフィリピン移民とフィリピン富豪、父長制のなごり、世界大戦からの歴史に関わる人間関係などを織り込み、謎解きが始まる。

大学での専攻科目(歴史)と職業(探偵)がかけ離れていると言われたジェリが、探偵業について語る言葉がなかなかイカしている -
  「わたしはこの商売を20世紀末期の人間行動の研究と考える方が好きよ」
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私、ユニクロのファンです

2005年02月18日 | My Diary
ユニクロで売っているYシャツがすばらしい。表示価格2,990円、綿100%のファインクロスのYシャツ。週末のセールだと1,990円になることもあるし、たまにはワゴンの中で昨シーズンのものが1,000円で見つかる事もある、あのYシャツですが、173cm、60kgの私にSサイズのYシャツがぴったり。
サイズがジャストフィットしているのみならず、着た時に体にまとわりつく感じがとっても心地よい。「身にまとった」という言葉がぴったりと合うような着心地。綿素材がよいからか、肌ざわりがとってもしなやかで気持ちよい。初めて着た朝などは、肌にあたるシャツの心地よさでうっとりしてしまうくらいだった。
その上、ボタンも厚みのある良質のものを使っている。そこら辺のスーパーや通販で売っているものよりも安価にもかかわらず、手を抜いていないことが明確に分かる。一時「ビジネスモデル」という胡散臭い言葉で時代の寵児になった後は、一転してユニクロの時代は終わったかのようなメディアの扱いを受けているが、扱っている商品の質とコストパフォーマンスの良さは大したもの。たかがYシャツ、されどYシャツで、私は遅ればせながらユニクロのファンになってしまいました。
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「季節の移り変わりも落ち葉や雪ではなく、屋根の幌をおろしたオープンカーの数で決められている街なんだ」

2005年02月18日 | パルプ小説を愉しむ
『ホテル・カリフォルニア』(アラン・ラッセル)で、有名リゾートホテルの副支配人アムが自分の住む街-サン・ディエゴ-をシニカルに形容する台詞。
アムは、支配人GMからのむごい仕打ちにも耐えつつ業務に励んでいる。そんな中ホテル探偵が辞職したために保安部長も兼務することとなり、仕事の量は増えるばかり。まともに働かないフロントマン、必ずホテル内を迷うベルボーイなどに加えて、アシスタントとして変な女性を押し付けられた。支配人GMのスパイか?そんな中いろいろな事件に直面する。超大サイズブラ泥棒、飛び降り自殺、175人のボブ・ジョンソン集団の到着、そして浮気妻とその愛人を殺した夫。どたばたといろいろな事件が起こり、それへ右往左往しながら対処している様がおもしろい。決してダメ男ではなく、ちょっと冷めた視線で世を眺めながら仕事はちゃんとこなしていく。しっかりしているが、ちょっと冷めた社会派主人公の仕事柄オフビートな日常をユーモラスに描いてくれる物語。
素晴らしいのは、好意をいだきあったアシスタントと夕食をとりにでかける途中でアムがそれとなく語るホテル哲学。現実の世界から抜け出したくてホテルにやって来る泊り客に幻想的な環境を作って楽しませる魔術師がホテルマン。死んだ妻の遺灰を持って夫婦としてチェックインした男の思い出話などを折りまぜつつ、アムの仕事感を語るシーンお薦め。

【その他のお薦め台詞】
「海は女性的である、それに人間の多くはまぬけである、とフロイトは言った」
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