お愉しみはココからだ!!

映画・音楽・アート・おいしい料理・そして...  
好きなことを好きなだけ楽しみたい欲張り人間の雑記帖

KINKA

2019年09月27日 | 美味しいを愉しむ
渋谷にあるカナダ逆輸入のSUSHI BARという触れ込みの店。海鮮居酒屋と紹介されているページもありました。この手の寿司屋は、私が30年ほど昔に暮らしていたアメリカ西海岸でロックンロール寿司と呼ばれていた種類の店ですね。寿司も、しっかりと仕事がしてある寿司ではなく、刺身を握った酢飯の上に載せるだけ、あっても炙る程度の寿司を出します。来店している客もラグビーW杯の関係なのか、半分は外国人。寿司をしっかりと食べたい日本人なら行かないよな。

お店の紹介HPはこちら。炙り+デリシャス=アブリシャス!って何だそれ?

頼んだのはコース料理。
【1品目】炙りサーモンとびっこのちゃんちゃんサラダ


【2品目】刺身3種盛り


【3品目・4品目】旬の揚げ物・旬の焼き物・蒸し物のうち2種類(※仕入によって変わります)

フライドポテトが旬の揚げ物ですぜ、旦那。

【5品目】宇和島鯛めし


【6品目】寿司屋のあら汁

これに、折角なので寿司も何種類か頼みました。普通の握り。


そして、炙り寿司。


兎に角、店内は騒がしくてゆっくりと話ができるには程遠い状態。食べるだけ食べて、飲んで、早めに切り上げました。
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「ファッションとは時代を先取りして勇敢にそれをビジュアル化すること」

2019年09月22日 | My Diary
何年か前に亡くなられた著名人の中で、石津謙介さんの逝去が私にとって最大の区切りであったと思う。そんな石津さんが著書の中で書いていた文章が上です。

石津さんの事業は破綻して会社は倒産。VAN・JUNは決して世界的なブランドではなかったと思う。コム・デ・ギャルソンやイッセイ・ミヤケ、その他世界で通用するような日本人デザーナーが数多誕生した中で、それでも憧憬と身近さとデザーナー本人に対する信頼が存在したのは石津さんだけです。海外デザイナーも含めて他のブランドは、単に身に纏う洒落た服を提供してくれるだけ。石津さんは、ファッションを通して生き方を語り続けてくれたんだと思うな。
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暮らしを美しくするコツ 暮らしの手帖

2019年09月16日 | 人生の知恵
「掃除は科学」とこの本は言い切る。掃除の前には、汚れの性質を考え、酸性かアルカリ性かを見極める。適した洗剤がそれによって異なるから。例えば、トイレや水まわりの白っぽい汚れはカルキなどのアルカリ性だからクエン酸で、台所の油汚れなどは酸性だから重層や石鹸で落とすのが基本なのだそうだ。

トイレのにおいの大元は男の小便なので、クエン酸を便器の回りにスプレーすると飛び散った匂いの元を中和してくれる。また、クエン酸を染み込ませたトイレットペーパーを湿布のように便器の内側に1時間程度貼り付けた後にトイレブラシでこすれば、黄色や黒い汚れはきれいに落ちる。

逆に、重層が役立つのが浴室。壁や床は、重層を降りかけたスポンジで洗う。カビは弱酸性の環境を好むから、弱アルカリ性の重層を苦手とする。市販のカビとり剤なしでも簡単にカビ対策ができる。鏡のくもりやくすみは石鹸かすやカルキがこびりついたものだから、これはクエン酸で対処。

台所のシンクも、クエン酸水200mlに塩大匙半分を溶かした溶液を全体にスプレーしておくと雑菌が繁殖しにくくなる上にニオイも減る。

なによりも、掃除や収納は、部屋をきれいにするだけでなく、心もち一つで心を清めて自分の輝かせてくれる魔法になる。掃除とは、毎日欠かさず、自分をぴかぴかにきれいに磨く手入れだと。掃除をしようと決めたら、始める前にその日の計画をたて、長くても2時間として、どこをどの程度やるかを決めるのが長続きするコツなのだそうだ。

役立つコツと心構えの両方が学べる本でした。
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そうだ、京都に行こう ~その2~

2019年09月15日 | 小旅行を愉しむ
■ 下鴨神社
正式な名前は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。星の数ほどお寺がある京都でも、最古参の部類に入る由緒正しいお寺さんとのこと。説明員の方が、境内である糺の森(ただすのもり)から、弥生時代のものと見られる品々が発掘されているとお話しされていました。この糺の森(ただすのもり)というのが広い。鬱蒼と木々が茂る12万4千平米の敷地(甲子園球場の3倍の広さ)の中に、下鴨神社とその末社が点在しています。




楼門をくぐった先が本殿。結婚式が何組が予定されておりました。


本殿には、祭ってあるのが賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と玉依姫命(たまよりひめのみこと)。川から流れてきた矢を拾って持って帰った玉依姫命が身ごもり男の子(賀茂別雷命)が生まれた。賀茂別雷命が成人し、その祝宴の席で祖父の賀茂建角身命が「お前のお父さんにもこの酒をあげなさい」と言ったところ、賀茂別雷命は屋根を突き抜け天に昇っていったので、この子の父が雷神であることがわかったという言い伝え。

期間限定の特別拝観で見ることができた一つは大炊殿(おおいどの)。こちらも重要文化財。


京都のお寺は拝観料を取るが、神社は取らないと言う。そのためか、下鴨神社のトイレには紙が置いておらず、自販機で購入することになっている。昔の鉄道駅のトイレみたいに。ちょっといただけない。


■ 河合神社
糺の森の中にある神社。神武天皇の母を祭っているという。




方丈記で有名な鴨長明は、この河合神社の禰宜の職に就任を望んだが叶わず、出家して閑居生活を行った折に書き記したのが方丈記だとか。鴨長明は不遇な人生を送ったらしく、下鴨神社の神事を統率する禰宜の次男として生まれながら、神職としての出世の道を閉ざされ、その後源実朝の和歌の師として鎌倉へ下向したものの、受け入られず失敗しているのだそうだ。方丈記のベースに流れる無常観は、こんな人生から生まれたのだろう。


■ 京都御所
総面積65ヘクタール(65万平米)の京都御苑の中心部にあり、南北450メートル、東西250メートルの築地塀で囲まれた中にある、昔の皇居ですね。塀はこんな感じ。


天皇しか通れな正式な門である建礼門。退位された現上皇も、退位された後はこの門ではなく、東側にある建春門を使われるとのこと。


日常の生活の場であった清涼殿。


こちらは大正天皇がお越しになる際に作られた新御車寄。自動車が横付けできるようになっている他、御所の中で電気の照明が入っている唯一の建物なのだそうだ。


御学問所


御学問所前の庭園。


日本国のトップが暮らされ、政をされていた場所であるだけに、きびしい身分の分け隔てがあちこちに見られる。例えば、殿上の間という控え室が3つ続きであるのだが、右2つ(虎と鶴の間)は車寄から入れるのに対して、諸太夫の間は車寄から歩いて軒先まで行き、履物を脱いでしか部屋に入れない構造になっている。出入りする門が厳格に定められていることは先に書いたとおり。

面白かった情報として、御所の屋根には3種類ある。瓦と銅版葺き、そして檜皮葺(ひわだぶき)。高貴な方が暮らされる建物には瓦は使われないとのこと。理由は、人が足で踏んだ土を材料にして作った瓦を頭の上に置くことは高貴な方には相応しくないからとのこと。そう言われて門を見てみると、天皇しか通れない建礼門の屋根は檜皮葺であったのに対して、我々が使用した清所門の屋根は瓦葺でした。

また、御所の北東(鬼門)には小さな凹みがあり、鬼門を守る猿が据えられている。北東方向には比叡山があり、これも京都を守るためにここに延暦寺が建てられた。なぜ猿なの?と訊いたら、一説では北東と逆の方向(申の方角)とすることで、鬼門がどんどん遠くに外れていくことを期待したという説と、災いが「去る」に引っ掛けたという説があると説明員が教えてくれました。


■ 京都迎賓館
何ヶ月か前に、NHKでこの京都御所の番組を観て、ぜひ訪れてみたいと思っていました。宮内庁HPから予約が必要ですが、空きがあれば当日でも受け付けてくれます。日本という国、そして千年の都である京都という意地、この2つが重なり合って、それはそれは見事な建物と調度品でした。

正面の車寄せ。


正面玄関扉。檜の一枚板、そして七宝焼きでつくられた手すりが見事


扉が開くと、庭園が正面に見通せる設計です。


建物に入って右に折れた廊下がこんな感じ。和紙を通した柔らかい明かりに照らされて、ほっと肩から力が思わずに抜けてしまうような感覚に陥ります。




その先にあるのが聚楽の間。控えのための空間です。ここには外の明かりが入らないために、椅子は、色が鮮やかな赤を基調とした西陣織の布を使って作られている。


椅子の前には、京都美術館から訪問する賓客に合わせて絵が借り出して展示される。観覧した際に展示されていた1対の絵はこちら。波の揺らぎが立体的に表現されていて、思わず「欲しい!」と感じてしまいました。


一つ目の大広間は夕映えの間です。


二つ目の大広間は藤の間。絨毯敷きで、洋食に対応できるようテーブルセッティングが部屋の片隅に展示してありました。


テーブルの上には食器類が展示されており、


カトラリー類も見事としか言い様がない。


部屋の全景はこんな感じですが、天井の照明も3段に上げ下げができるようになっている。


部屋奥の扉には、金とプラチナ箔が伝統技能「截金」という技術で装飾されている。人間国宝の故 江里佐代子さんの作品で、金と銀が互いの美の長所を引き立て合いながら、二つの色が交差するさまに、「人と人との出会いもそうありたい」との願いが込められているのだとか。作品名は、「響流光韻(こうるこういん)」。その華麗さには思わず目をみはるとともに、製作している間は途轍もない緊張感だったろうという想いと、半端ない熟練の技ゆえの作品だと思うと、思わずため息が漏れる


三つ目の大広間である桐の間は和室。掘りごたつ風になっており、その上には見事な漆塗りの大テーブル。


正面から見た様子。


椅子の背には、五七の桐の紋が蒔絵になって入っています。この五七の桐は、元々は皇室の裏紋として使用されていたものが今では日本国政府の紋章として使用されており、そのため京都御所だけでなく御所を紹介するHPにもしっかり入っています。各椅子の背にも紋が入っているのですが、椅子ごとに色合いが少しずつ違っているという手の懲りよう。


そして庭園がこちら。隠されて見えないが、底の浅い和舟で舟遊びができるようになっている。


一つ目の大広間前の廊下の上段から覗く庇に、庭園の池に反射した光があたり、えも言われぬ風情を醸し出していたのが今でもまじまじと蘇ってきます。眼福という言葉はこのためにあるのかと思えるほどの至福の時間を過ごすことができました。場所は、京都御苑の中、京都御所の東側です。


■ 仙洞御所
京都御所の南東、京都迎賓館の南側にある御所。京都御所は天皇が暮らし、政を執り行うための場であるために、退位して上皇となられた方々が暮らすための場として作られたのが仙洞御所です。

こちらも塀に囲まれています。


生活をされる場である建物がこちら。元々は、当たり前ですが和風だったものを、英国エドワード皇太子が訪問された折に、内装を洋風に変えたのだそうです。今でもベッドが設えてあり、エアコンも完備されているとのこと。今でも皇室の方がお泊りされるそうです。




庭園は回遊式で、どの位置から見ても愉しめる設計になっていることと、紅葉が多いために秋には事の外綺麗に色づくそうです。






藤棚のある橋、そして所々に南天が植えられており、藤色に染まる中での赤はさぞかし印象的な風景なんでしょうね。この御所も、京都御苑の中にあり、京都御所の南東に位置している。
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そうだ、京都に行こう ~その1~

2019年09月14日 | 小旅行を愉しむ
■伏見稲荷大社
全国にある、その数約3万社と言われる稲荷神社の総本宮です。


そもそもは、平安建都に先立つ711年に、渡来人であった秦氏が、神を祀ったのが始まりとのこと。
立派な鳥居をくぐると、その奥にあるのは豊臣秀吉が1589年に寄進した楼門。見栄えがして、観光客にとっては無視することの出来ない撮影スポットです。




装飾が豪華な本殿は1499年の再興。


お稲荷さんと言えば、守護神はこちら。いろんな種類の狐さまが鎮座されております。




ちょっと変わり種もありました。


一つの山、稲荷山をそのまま使ったので、本殿から続く約4キロの行程には、千本鳥居と言われる寄進された鳥居がびっしりと並んでおり、その様は壮観です。本殿から登っていくと、最初は人が数珠つなぎになっていますが、三ツ辻になるとぐっと減って、そから頂上まで登る人は少なかったです。何分歩いたか分らない位歩いて、やっと到着した頂上です。先日言った高野山はフランス人が多かったが、伏見稲荷大社ではスペイン語圏の人が多かったです。なぜなんでしょう?



■東福寺
とにかく広い。入って感じた第一印象は、でかい。本堂もでかいし、山門も立派。敷地も広く、とにかく広い。創建は鎌倉時代。時の摂政関白だった藤原(九条)道家が、南都東大寺と興福寺から「東」と「福」の二文字をとり、九条家の菩提寺として19年もかけて造った。京都五山の一つで、当初は天台・真言・禅宗の三宗兼学だっだったが、後に臨済宗東福寺派の大本山になった由緒あるお寺さん。見る者を圧倒する立派な山門(国宝)は日本最古のものとのこと。






方丈 八相の庭と言われる枯山水の庭も美しい。昔からある庭園なのかと思いきや、昭和14年に重森三玲が作庭したもので、近代禅宗庭園のモデルになっているらしい。






通天橋からは、眼下に流れる三の橋川の渓谷が見渡せ、紅葉が多く植えられていることから、さぞかし紅葉の頃は綺麗だろうと想像されます。


13世紀に開山された聖一国師は、中国・宋に渡って修行されました後帰国し、天皇より国師号を初めて送られた禅僧だそうです。


■芬陀院
東福寺の塔頭の一つで、雪州が石で描いた枯山水の庭園があるお寺です。そのため「雪舟寺」の別名もあるお寺。創建は鎌倉時代後期、後醍醐天皇の時代で一条寺の菩提寺。


茶道を愛したために「茶関白」と呼ばれた一条家14代の関白一条恵観が、この院にある茶席図南亭にて茶を愉しんだとか。その茶室の隣にあった部屋の窓からお庭を窺うとこんな感じになります。



■勝林寺
東福寺の北側にあるお寺の一つ。ついでに回ろうと思って訪れたところ、受け付けのおばさんで「4時までです」とつっけんどんに言われで拝観を拒絶されました。時計を見ると4時2分。




庭先の説明書には、「吉祥天様のご加護が御座いますように...」と、他のお寺にはない訪問者を考えた表現があったので、こころがほっこりしたい矢先に、冷たい対応をされてショックでした。、



■ 番外編 ラーメン藤
京都にチェーン店を数多く持つラーメン藤の本店がホテルの斜め向かいにありましたので、食してきました。


スープはしょうゆ味。色こそ薄いですが、塩気が強いスープです。ネギがいっぱいのっているのが嬉しい。


麺は細めん。いかにも細めんらしい、蕎麦っぽい味わいのしこしこした麺でした。
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そうだ、京都に行こう ~宇治編~

2019年09月14日 | 小旅行を愉しむ
■平等院
宇治と言えば、平等院。京都駅からJR奈良線に乗って行ってきました。快速急行に乗れば所要時間は20分もかかりませんでした。
門を正面右から撮ると、こんな感じ、

門を裏側から撮ると、こんな感じ


そして、肝心の平等院の建物はやはり神々しかったです。


建てられたのは1052年。日本史の平安・摂政時代に燦然と輝く人物、藤原道長の別荘だった屋敷を、子の頼道(これも摂政)が、仏教の説く極楽浄土をイメージして阿弥陀如来を安置するように寺院に改めたもの。池を前にして静かに佇まう雰囲気と屋根の上で輝く一対の鳳凰(国宝)、鳳凰堂の中の阿弥陀如来坐像と二重天井(これまた国宝)、その他数々の菩薩像を始めとする美術工芸品を見ると、当時の人が死後の世界を本当に恐れて、仏教にすがった様子が分かる。




でもね、別荘だったといっても、どこで生活していたのでしょう?真ん中の鳳凰殿はともかく、両脇の翼廊には屋根こそあれ壁がない。当時の権力者が利用する建物自体としては、さほど大きくはないなぁ。
それでも、池に映る姿と一体になった姿は美しい。


■興聖寺
宇治川を渡って10分ほど歩くとある、曹洞宗の最古の寺院。1233年に中国から帰朝された道元禅師が日本で初めて開かれた禅宗寺院。事前に予約すると、1000円で座禅体験ができるのだそうだ。



琴坂と名づけられた坂を登った先に山門があり、その奥に法堂を始めとする建物が建てられている。中には、檀家と見られる有力者一族の位牌が祭ってある殿もあり、お金がある一族は宗教の世界でも別格扱いなのが如実にわかります。



法堂では、見るからに位の高そうな御坊が5人の坊さんを引き連れて、誦経しておりました。

■宇治上神社
本殿は平安時代後期の造営で、神社建築としては現存最古で、国宝。しかも、ユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」の構成資産の1つとして登録されている。でも、見た感じは大したことなかったなぁ。





■三室戸寺
宇治上神社から徒歩20分くらいかな。裏山から千手観音が出現し、その像を祀っているお寺。土地の傾斜を利用した5千坪の庭園があり、蓮の季節には綺麗なんだろうと思わせてくれる。





■宇治茶道場
宇治川沿いにある京都府茶業会議所が、お茶を美味しく、楽しく飲んでもらおうと開いた茶房。おばさまたちが美味しいお茶の入れ方を教えてくれました。
私が選んだのは抹茶、しかも冷たい抹茶。店構えと店内はこんな感じ。




そして、一式が出されます。ガラスの器が涼しげで、夏向きでした。


おばさまの教えに従いつつ、冷たい水を注ぎ入れて抹茶粉を茶筅でダマにならないように溶かします。


ダマがなくなったら、向こう側から手前側に茶筅を勢いよく動かして、泡を立てます。茶道でやるようにかき混ぜるのではないのですね。そして、泡に艶が出てきたら、茶筅をゆっくりと回して泡を中央に寄せて、出来上がり。


私が冷たいお抹茶でしたので、これに氷を入れて飲んだところ、渋さが少なく、ほんのりとした抹茶らしい甘みが口の中に残りました。


■地元のスイーツ
旅行ガイド本で紹介されていたご夫婦でやられているスイーツ店、シェ・アガタで、アガタロールをいただきました。宇治抹茶を使って旨味をぎゅっと凝縮したスイーツです。




宇治の全体像がよく分かるイラストマップがあったので重宝しました。

実物はこちらから。
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出張の愉しみ スイーツ編(大阪)

2019年09月13日 | スウィーツを愉しむ
■ア・ラ・カンパーニュ
今回の大阪出張の帰りも阪急デパート地下でスイーツを選びました。多くの出張者はビールとおつまみで新幹線の中で出張の疲れを癒すのでしょうが、私の場合はスイーツを愉しみつつ無事に終了した出張を祝うのが毎回の儀式です。

今回選んだのは、ア・ラ・カンパーニュという店の季節モノ、タルト・オ・フィグ(無花果のタルト)です。
写真映りはイマイチですが、大当たりでした。


札幌出張の折には必ず食するフルーツケーキファクトリーのタルトに比べると、甘さはちょっと控えめ。食べ比べてみてわかることですが、私がフルーツケーキファックトリーに求めているもの、それは実は甘い甘~いクリームだったんですね。こちらのタルトも甘いですが、それでも甘さを抑えている。でも、それでも充分に甘いですが...

帰って調べてみると、この店は神戸に本店があって、全国に出店しているのですね。関東にも9店舗ありました。南フランスの田舎暮らしをイメージしたスイーツ作りをしており、中でもタルトが得意のようです。ホームページはこちら。


■フローレンス
見た目は綺麗な桃。


食べても桃なのだが、真ん中は生クリームとカスタードに苺が入っている。そして土台はタルトのため、瑞々しい果実のしっとり感とタルトのさっくり感が同時に味わえます。


見た目の艶やかで夏らしい、「ももたろう」という名の期間限定のスイーツです。阪急デパートの地下で見つけました。

■HIBIKA
今回の出張で堪能したスイーツは阪急デパ地下にあるHIBIKA。ホームページはこちら
今回選んだのは、見るだけでも見事な「冬蜜柑」という名前のスイーツでした。。


蜜柑の外観を纏った下にはムースと色々なコンフィチュールやスポンジ、ムースなど。断面がHIBIKAのホームページありましたのでこちらまでどうぞ

出張が終わって帰りの新幹線の中でいただいたのですが、蜜柑らしい甘さとそこはかとない酸っぱさもあって堪能できました。お値段は650円とそこそこではありましたが、お奨めできる一品でした。

■エシレ
何か美味しそうなスイーツがないかと阪急本店の地下フロアを探索していたら、人が並んでいるコーナーがあるではないですか。つられて並んでみると、時間限定販売のオムレットの列で、その回が当日の最終回。これはと思って2種類買って食べてみました。
エシレはバターで有名なブランドとのことで(知りませんでした)、バターを使った濃厚な味が売りのようなので、私好みだろうと大いに期待しました。

オムレット(プールとオランジェ)

1個300円(税抜き)

たしかに、中のバタークリームはうっとりする濃厚さだが、回りのもったりした生地がちょっと残念だね。パリッとした食感だったら、バタークリームの濃厚さがもっと生きると思うんだけれども。それにしても、余程有名なのだろう、ほんの30分も経たないうちに20数名の列ができあがって、店員が順番に注文を訊いて回る。18時の販売開始時間前に売切れてしまっていました。

もう一つ買ったののが、こちらのクイニーアマン。クロワッサンのようなサクサクな食感で、うすーい生地が食べているうちに剥がれ落ちてしまう。中身の生地にはバターがしっかりとしみ込んでいて、これは大正解。もっと食べたくなる美味しさです。

368円(税抜き)

■ファウンドリー
冷やかしで歩いていると、美味しそうな大ぶりのモンブランがショーウィンドウに飾られていた。マスカットのタルトも美味しそうだったが、やはり栗の季節ということでモンブランを買ってみた。

645円(税抜き)

とてもデカイ。普通のモンブランの1.5倍はあって食べては充分。味は、値段ほどではないというのが実感。栗の味はしっかりとあるのだが、モンブランに期待する洋酒がしみ込んだ味が今ひとつ足りない。

このファウンドリーは、元々は軽井沢のお店で関東にも出店していることが帰ってから分かった。写真でみると、いろいろな種類のケーキがあるようなので、この次は別のものをトライしてみることにする。なにせ、エシレのオムレットを食べた後だから、甘さに麻痺していた可能性もあるからね。

■一心堂
ここでは、次の日の帰り際にお土産用としてフルーツ大福を購入しました。キウイの他は、季節モノである梨、りんご、柿、そしてモンブランの5品にしました。外を包む大福生地が薄くて、モチモチっとしている。

これは柿。熟した柿のトローり感がありますよね。



これは林檎


これはモンブラン


そして、これがキュウイ。


私の好みとしては、梨や林檎のように硬いフルーツではなく、熟した柿のようにねっとりとしたフルーツの方が大福の中身にはよろしいようです。
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ホテルを愉しむ 大阪編

2019年09月09日 | ホテルを愉しむ
■ シティプラザ大阪 HOTEL&SPA
前回宿泊したドーミーイン大阪谷町から然程離れていないところにあるホテルです。が、近隣のコンビニで所在地を尋ねても「分からない」と答えられること数回、やっとHOTEL&SPAまでフルネームでホテル名を言ったところ、「SPAで有名なところがあったから、あそこかしら?」と教えられて、やっとたどり着くという良くない振り出しでしたが、着いてみると立派なホテルでした。ロービーは広々としており、結婚式会場もあり、何といってもSPA、つまり温泉が良い。室内と露天の2つに加えて、バブルバスも2種類(一つは寝てはいるタイプ)、サウナもミストとドライの2種類です。温泉から出たリラックスルームにはマッサージ機が3台、しかも無料で使えるというサービスぶり。本を持っていって、マッサージ機に寝転びながら本を読んでました。

朝食も良かったです。吹き抜けで明るく、開放的な食堂。窓の外からは、近隣のマンションで干してある洗濯物も見えましたが、それでも青空の下で開放的なスペースで取る朝ごはんは気持ちはいいもの。しかも、野菜が豊富。普通は、レタスと人参や大根の千切り、プチトマト程度の野菜サラダが多いところ、パプリカもあるし、茄子の煮浸しを初めとした調理したる野菜類も数種類あって、野菜不足から爪の周りがささくれ立って仕舞い勝ちな出張中の私にとっては嬉しいビタミン補給が出来ました。

近所のライバルであるドーミーイン大阪谷町が勝っているものは、ハッピーアワーでの飲み放題サービスでしょうね。これも捨て難いが、ホテル自体としてはこちらのシティプラザ大阪に軍配が上がります。
  部屋:☆☆☆
  朝食:☆☆☆☆
  風呂:☆☆☆☆☆
  ロケーション:☆☆☆
  サービス全般:☆☆☆

■ 天然温泉 浪華の湯 ドーミーイン大阪谷町
ドーミーインの素晴らしいところは、どこで宿泊しても外れがない。高級ホテルではないが、部屋の広さもそこそこだし、何せベッドルームが入り口や手洗いからドアで隔たれている。それに、温泉がどこであっても愉しめるのは素晴らしい売り。

その上、この大阪谷町では、ハッピーアワーと銘打って、ドリンク飲み放題のサービスがあるのだ。発泡酒、赤と白のワイン、焼酎、ウィスキーソーダ、そしてソフトドリンクも飲み放題。知らないで泊まっただけに感激もひとしおでした。

朝食も牛スジやカレー、温泉卵にお好み焼き、サラダに使用されている野菜種類は多くは無いが、まあまあ許せる範囲。できれば、ソーセージだけではなくてベーコンやハムも充実させてもらえると点数が上がるのだがな。
  部屋:☆☆☆
  朝食:☆☆☆
  風呂:☆☆☆☆
  ロケーション:☆☆☆
  サービス全般:☆☆☆


■ホテル・ザ・ルーテル
良くも悪くもビジネスホテルです。
宿泊はシングルルームでしたが、どうも元々はツインの部屋からベッドを一つ取り外したような間取りのため、開きスペースあって広々とした部屋でした。しかも、窓際は一面がデスクとなっており、本を読んだり書き物をするにはうってつけの造りです。
バスルームは普通のユニットバス。清潔ではあるが、ただそれだけ。
朝食バイキングは1階のカフェテラスっぽいところでいただくのですが、このカフェテラスがホテルロビー横の広いスペースを利用しただけの簡易カフェテラスのため、”たべるぞ!”という雰囲気にはならない。出されているものも種類が少なく、これといった売りの食材があるわけでもなし。折角のバイキングなのにがっかりです。
  部屋:☆☆
  朝食:☆☆
  風呂:☆☆
  ロケーション:☆☆
  サービス全般:☆☆

■ 湯元「花乃井」スーパーホテル大阪天然温泉
地下鉄中央線「阿波座」駅から7分程度歩く。大通りに面しているのでロケーションは分かりやすい。
このホテルは10年以上前によく泊まった。理由は天然温泉があるから。地下1000メートルから汲み上げるという黒褐色がかった掛け流しの温泉に入ると肌がツヤツヤになる。露天はないが、ドイツ製というジェットバスがついていて、短時間で温泉効果が得られる反面、ゆっくりと湯につかるという感じはない。ドライサウナは8人が限界の広さでTVはついていない。ジェットバスというサウナといい、効用が機能的に得られる温泉といったところか。
部屋は狭くしょぼい。何しろ、トイレ・バスがユニットタイプで狭い。古いビジネスホテルだけに湯船も少々黄ばんでおり、入ろうという気にならず。。最も、天然温泉があるから部屋の湯船を使うことはないが。他ホテルで常備している消臭スプレーや靴磨きなどはなし。サービスのペットボトル水も無し。部屋においてあるのはパジャマではなく浴衣。風呂に行くぶんには浴衣が良いが、寝るにはパジャマの方が楽でいい。これもマイナス点。
バイキング式朝食は、種類が少ない。蛋白質系は、スクランブルエッグ、ソーセージ、切り身の焼き魚、コロッケ、納豆といったところのためにサラダが目立つほど。もうちょっと品数を増やしてくれないと、せっかくの朝食を愉しめた!という気分になれないな。
部屋のセキュリティは、キーではなく暗証番号式。この形式のホテルは初めて経験した。
  部屋:☆☆
  朝食:☆☆
  風呂:☆☆☆☆☆
  ロケーション:☆☆
  サービス全般:☆☆☆

■ 天然温泉 夕霧の湯 ドーミーインPREMIUMなんば
長堀橋と日本橋の中間で、しかも心斎橋からも徒歩圏内という便利なロケーション。近隣にホテルが林立し、激戦地区の中に立地している。全国に展開しているドーミーインであるから、内装や施設、サービスも他と変わるところがない。クオリティには安心して利用することができる便利なチェーンホテル。
温泉は掛け流しではないが、それなりに愉しめる。室内と屋外の2風呂があり、のんびりとした温泉気分が味わえる。
寝室は引き戸で入り口スペースや洗面エリアから仕切られているので、それなりの満足感が得られる。温泉があるために、部屋にはシャワーのみ。その分洗面エリアが独立しており、いろいろと物が置けるスペースがあって便利だ。
バイキング式朝食のメニューはバラエティに富む。朝食ではないが、夜には夜鳴きそば(醤油味のラーメン)が供され、望めばお代わり自由。温泉に入ってラーメンを食べ、ちょっと休んで再び温泉に入るのも良い。
  部屋:☆☆☆
  朝食:☆☆☆☆
  風呂:☆☆☆☆
  ロケーション:☆☆☆
  サービス全般:☆☆☆
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そうだ、高野山に行こう

2019年09月08日 | 小旅行を愉しむ
我が家の宗教は真言宗。両親ともに看取って、喪主として葬儀も出したので、しっかりと覚えています。でも、京都旅行でお寺産を拝観する際には、宗派など決して気にしないのですが、ふと我が家の宗教の大本山を一度でも見ておかないといけないなぁと思い立ち、大阪出張の折に高野山まで足を伸ばすことにしました。

高野山と呼んでいますが、高野山という山があるわけではなく、和歌山県の紀伊山地の一部に今から1,200年前に空海が真言密教発祥の地とし、「山内全体が金剛峯寺というお寺の境内である」という考えに基づいて作られた地域一帯のことだそうです。ここには117もの寺院があり、約4,000人が居住しているとのこと。そのうち1,000人ほどが真言密教のお坊さんで、真言密教の修行をしながら生活をしているのだそうです。

朝早く(とは、言っても9時前)の新幹線に飛び乗り、新大阪着が11時前。ゆったりとは言えないまでも、しっかりと高野山を見てこれるだろうと思ったのが甘かった。新大阪から高野山まで片道2時間以上かかるのですね。

南海電鉄の難波でお得な高野山・世界遺産きっぷなるものを買って、難波の駅を出発したのはよいけれども、高野山まで一本で行かない。橋本で一回、そして極楽寺からは一駅だけだがケーブルカーに乗って、やっと到着。駅の外観とケーブルカーです。




まずは、金剛峰寺にお参りします。




ツアーガイドに率いられたフランス人の観光客団体と一緒に拝観となりました。


裏側から見た門。






団体旅行もあれば、一人で訪れているフランス人もおり、日本人とフランス人、そして少数の中国人といった具合です。大きなキャリーバッグを転がしながら、ケーブルカーに乗っていた外国人たちは宿坊体験をしたのでしょうね、きっと。

金剛峰寺には蟠龍庭(ばんりゅうてい)と名づけられた広さ2340平方メートルに及ぶ石庭園があり、雌雄1対の蟠龍(天に昇らずに地上でとぐろを巻き潜んでいる龍)が雲海の中で向かい合いながら奥殿を守っているように表現されているのだそうです。




堂々たる中門をくぐると根本大塔や金堂、不動堂などがある大伽藍エリアも見ごたえありました。根本大塔の中には、大日如来を中心に四方に金剛界四仏、周囲16本の各柱に菩薩が描かれております。金堂には、平清盛が自らの額を割った血で中尊を描かせた血曼荼羅もあります。残念なことに根本大塔は外観を修理中でした。

テクテク歩くこと15分くらい、西のはずれに大門が立派に聳えていました。




奥の院や戦国武将たちの供養塔、金剛三昧院など、見逃した見所も多いのですが、もう一回行こうという気にはなりません。遠すぎる上に、広いエリアの中を巡るバスの便が悪すぎる。
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札幌出張の愉しみ またもやフルーツケーキファクトリ

2019年09月01日 | スウィーツを愉しむ
私の札幌出張に欠かせないものと言えば、フルーツケーキファクトリ。
今回のチョイスは、モモとメロンのタルト。甘いクリームの上にメロンと今が旬のモモがしっかりと載っている一品です。



ここでタルトを愉しむ時に必ず頼む飲み物は、ホットチョコレートのホイップクリーム載せ。ここはタルト生地やフルーツもさることながら、実は甘すぎるくらいのクリームが私好みなんだな。
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