お愉しみはココからだ!!

映画・音楽・アート・おいしい料理・そして...  
好きなことを好きなだけ楽しみたい欲張り人間の雑記帖

『雨あがる』

2007年03月04日 | Cinemaを愉しむ
『雨あがる』は巨匠黒澤明が映画化を暖めていた企画で、ラストシーンのみを撮影したところで事故死した後、弟子とも言える小泉堯史監督が引き継いで完成させた映画。脚本はもちろん黒澤明。

『博士の愛した数式』もそうだったが、小泉監督の得意は名も無き市井の人々の清く正しい小さな幸せを取上げて、善良なるものこそ幸せであると言わんばかりのスモールワールドを描くこと。観終わった時に、大したことのない自分の人生もそれなりに素晴らしいことがあるのかな、正直に生きていればそれないに幸せなのかなという、ポワっとした何とない幸福感を感じさせはするのだが、この手のひらの上でのママゴトのような幸福感がなんとも平和ボケしている極楽トンボのように感じてしまった。縮こまろう縮こまろうとする意識とでも言ったらよいのだろうか、それが鼻につくのですね。映画を観た後で幸福感に浸れるものの。

欲を出すまい、大それたことをすることもない、毎日を必死に生きようという意図だけでは人間が善良であるということにはなるまい。「どんな悪事であっても行為がなされた理由は善意だったのである。」これは塩野七生が『ローマ人の物語』の中で喝破した言葉。私にはこちらの方がシックリくるのです。人間生きていくからには社会に対する何がしかの責任がある。それを果たすことこそがこのご時世に必要なことではないかと思う。ただただ、欲を出さず大それたことを望まないというだけでは社会は良くならないだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京タワー

2007年03月04日 | My Diary
子供の時以来の東京タワー見物



地上150メートルの展望台の床の一部がガラス嵌めこみとなっており、下を見下ろすことができるようになっている。こんな感じ。


日没間際まで居て日の入りを見ようと思ったのだが、霧だかガスだかのためにあと20分くらいというところで日が隠れてしまった。夜9時までの営業というので、夜景を見に行くのも一興かと思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

関西グルメ出張

2007年03月03日 | My Diary
今回の大阪出張(2泊3日)は愉しい出張でした。自分の担当している仕事のプレゼンを数回行うのが出張の内容でしたが、一緒にプレゼンをすることになった他社の人間が昔から知っている人だったので、気楽にできたこと、そして美味しいものを食べられたこと、そして泊まりが天然温泉つきのホテルだったこと。

初日の夕食は、「八幡浜はなれ」という魚料理のお店。愛媛の八幡浜から毎日魚を入れているというお店で、やがらの刺身とほうぼうのから揚げが大変に美味でした。ほうぼうは、身を食した後に骨を二度揚げしてくれるので、骨せんべいのように食することも出来て二度愉しめる。数人が座れるカウンターと4人掛けのテーブル席が3つというこじんまりした店でしたが、賑わっておりました。

翌日の昼は、神戸南京街で中華を愉しむ。昌園という海鮮広東料理の店で、チャーシュー、しらうおの揚げ物、カニ春雨、鮑と春野菜の炒め物、ねぎラーメン、炒飯というオーダー。を白魚の揚げ物は塩でいただくのですが、これが美味しいこと。炒飯は昔ながらの焼き飯で、葱の香りがプンとしてごはんがパラパラ。これを2人で食したから腹がいっぱいにならない訳がない。食後は腹ごなしに異人館跡の繁華街とトアロードを散策。歩き疲れると、神戸北野ホテルでお茶をする。コーヒー一杯とスイーツを2人前で3800円也。

夕食は緒にプレゼンをした4社4人が集って、世界のビールが愉しめる三宮にあるビアレストランへ。食事は今ひとつでしたが、各種のビールが愉しめるのが嬉しいお店でした。

という2泊3日でしたので、まことに結構な出張でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする