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オックスフォード式超一流の育て方 岡田昭人著

2019年01月01日 | 読書雑感
オックスフォードで教えることがすべからく優れているとは決して思わないが(だって、中東問題やアフリカ諸国の貧困問題等、今の世の中の混乱の多くは大英帝国が引き起こしたものであり、つまりはオックスフォードやケンブリッジ卒業したかの国のエリート層たちの責となるべきじゃないか..)、いくつか気になるものがあった。自分の子育てはとっくに終わってしまっているが、孫と過ごせる時間が持てるようになるのであれば、思い出して使ってみたいと思ったものである。

●人と比べず自分自身と比べさせる。
過去の自分と現在の自分の間にみられる成長の発見が自信と学ぶ楽しみをもたらす。そのためには、1週間毎日15分ぐらい、子供と一緒に何かに没頭した経験やその状況について話し合い、書き出してみる

●整理整頓が学習効果を高める
整理整頓の工夫が、子供の本来の能力を発揮するための3要素、集中力の向上、記憶力のアップ、時間の使い方の工夫を育成する土壌となる

●自分の肌感覚を大事にする、させる。
読書をする、エッセイを書く場合でも、他の人の考えや意見をのみにするのではなく、まず批判的に捉えて自分なりの意見を提示する大切さを、教育を通じて叩き込まれる。

●コミュニケーションの達人は、自分の意図がどのように相手に伝わっているかを確かめ、より良い動きと表情を身に着けるように心がけ、相手への伝わり方をより好感度の高いものにしています

●PM理論(三隅二不二氏、社会心理学者)
集団を上手にまとめていくためには、目標を達成するために人を動かしたり計画を練ったりする「P機能(Performance Function)」と、グループを和やかな雰囲気ににして集団行動を上手にまとめようとする「M機能(Maintenance Function」の2つの軸がある
PM型(P・Mともに大きい):目標を明確に示し、集団の維持にも配慮できる理想型リーダーシップ
Pm型((Pが大きくMが小さい):仕事の目標達成に厳しく、成果を上げるが、集団をまとめる力が弱い。人望がないリーダーシップ
pM型(Pが小さくMが大きい):集団をまとめる力や人望はあるが、仕事面では甘いタイプ
pm型(P・Mともに小さい);仕事の成果達成の、集団をまとめる力の弱い、リーダー失格型

●リーダーとは、
 役割分担力
 説得力
 結果を出せるまで諦めない意思
を持った人のこと

●目標に向かって一直線に進もうとする「目的志向型ゴールオリエンテッド」、好奇心に任せて自由に行動しようとする「好奇心主導型キュリオシティドリブン」

●ZPD(最近接発達領域) ロシアの心理学者レフ・ヴィゴスキー
教えてもらわなくてもみんなとならできる と 自分ひとりでできる の差

●人間は感情を持つ生き物。
この生活感情のサインを素直に受け止めることが成熟した人の条件となる。優れた才能の持ち主とは、自分の基本的な性格を素直に受け入れ、その性格の使い方を工夫しながら、健やかな社会生活を送っている人のこと。

●人気キャラクターのハローキティには口が描かれていない。見る人のその時の感情によっていかようにも見られるように工夫されている

●挨拶がコミュニケーション学の分野で重要な分析対象となっており、人と人の間だけではなく、国と国との外交など、戦略的な観点からも研究が進められている
コメント
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