お愉しみはココからだ!!

映画・音楽・アート・おいしい料理・そして...  
好きなことを好きなだけ楽しみたい欲張り人間の雑記帖

『イーオン・フラックス』

2006年08月19日 | Cinemaを愉しむ
愉しめなかったね、この映画は。映像のテンポは速いし、アクションはあるし、その中に恋愛もある。舞台は、ウィルスで人類の99%が死に絶えた2400年代。主人公のイーオンは、「全身武器の美しい戦士」というコピーのとおり、バイジェニック・ジェニーとワンダーウーマンを足したよりも強い女。これが、派手な立ち廻りを演じて、次から次へと人を倒していく。ここに時の政府要人の陰謀と裏切り、突然ながらイーオンの恋愛が入り込んできて、ひっちゃかめっちゃか。B級アクション映画と呼ばれるジャンルに入るのだろうが、でも観ていて愉しめないんだな、この映画。

製作したのは、かのMTV。コテコテ派手で見栄えのする映像いっぱいだが、ストーりーがない。無いというよりもストーリーを観せることに失敗している。単にアクションと派手さのみ。一瞬の見栄えのみを映像に求めるMTVの映像感の浅さが見えてくるような映画でしたね。
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喜多方市のラーメン屋紀行

2006年08月15日 | 美味しいを愉しむ
夏休み旅行で裏磐梯に行った帰りに、ラーメンで有名な喜多方市に寄ってラーメンを食してきました。100店以上のラーメン屋があるとのことです。知らぬ人のないラーメン街ですから、さぞかし人通りがあるだろうと思ったいたところ、暑い昼さがりのせいか人通りはまばら。ラーメン博物館のような人だかりを予想していたのですが、とんでもない。しかもほとんどのラーメン屋に人が並んでいない。それどころが客が入っていないと見られる店も多い。待ち行列が見られたのはたった3店のみという寂しさに、「さぁ~、食うぞ」という期待が萎んでしまう有り様でした。


入ったお店は、そんな中で一番長い行列ができていた「まこと食堂」という店。ここに決めた理由は、泊まっていたカントリー・イン(ちょっと上質なペンション)で、並ばずに入れる人気ラーメン屋の前売り券を売っていたので、「並ばずに入れる人気店」というセールストークに釣られたからです。この前売券のお陰で、暑い最中ご苦労にも並んでいた10数名を差し置いて、直行で2階の座敷に座ることができました。


ラーメンは4種のみ。普通のラーメン(550円)に大盛り、そしてチャーシュー麺と大盛りチャーシュー麺。ラーメンは太麺でスープは醤油味。見た目はとっても地味な普通のラーメン。器も、使い古された何てこと無いどこにでもあるラーメン鉢で、年季が入っていることは赤色のはげ具合で推測されます。一口食してみても感動が生まれる、なんてことはなく、普通も街中のラーメン屋の味といっても過言でない。驚いたのは、スープの味が普通のラーメンとチャーシュウー麺で違って伊いたのです。普通のラーメンのスープは甘みが勝っていたのに、チャーシュー麺のスープは塩辛かった。映画「たんぽぽ」を観て、美味しいラーメンはスープまで飲み干すのがマナーと心得ている私には、決して飲み干せない塩辛さでした。

帰り際にラーメン館なる土産物屋で店員(地元の人)に聞いたら、地元の人が行くお奨めの店は3つ程しかなく、我々が行った「まこと食堂」はその中の一店とのこと。お奨め店があの程度ならば、あとは大したことない店なのだろう。肝心のラーメンの味は兎も角、街の名前で人を引き寄せるネーミングの強さと上手さが際立つ街でしたね。誰がこのような街づくりを考えたんだろう。四万十川や関サバ・関アジで有名は大分県と並んで、ブランディングという点で、作りに成功した事例だと思います。
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裏磐梯

2006年08月14日 | ヘルシー生活を愉しむ
毎夏、一家で旅行することを習慣にしている我が家が今年行ったのは裏磐梯。宿泊はカントリー・イン「森のゴリラ」。オーナー曰く、カントリー・インとは、ペンションよりも一級上のサービスを提供する施設のジャンル名称なのだそうだ。こだわりを持つオーナー達は、情報交換するとともに年に一回サービス向上を目指して研修もするというのです。ご立派です。

桧原湖、五色沼、小野川湖のほぼ中間地点にある施設で、外環は「カントリー・イン」という名称がぴったりの瀟洒な宿。聞けば19年目だそうだが、決して古びていない。喩えると、長年に渡って丁寧に使い込んだ結果しっかりと手に馴染だ道具のような上質な時間が過ごせる宿。お風呂が広くて温泉だったら、文句のつけどころがないんだけれどもね。


朝食は、ジュースか牛乳(これが濃くて美味い)にパン、卵を基調にしたおかずに野菜が一皿。コーヒーも濃すぎず薄すぎず、香りがとってもよろしい。夕食は当然日替わりで、オーナーの奥さんが作り、オーナーがサーブしてくれる。オードブルから始まって、スープ、魚、肉、デザートと続くフルコースでした。4泊目に出されたマッシュルームのスープが見事でしたね。新鮮なマッシュルームの味と香りが堪能できた。日によって洋風、アジア風と料理も替わり飽きない。洋風であってもバターこってりの濃厚な味付けではなく、醤油を使った和風テイストな洋風料理が愉しめました。難は、オーナー一人でサーブしているため、間が開くことと、夕食の量がちょっと少なめなこと。我が家の長男は、暫く経つとお腹が減ってスナックを食べだしたくらい。夕食を多めにする分朝食の量を減らしてもよいです。

裏磐梯の愉しみは、何と言っても自然と温泉。五色沼散策と磐梯山登頂を愉しみました。(登山はこの年には辛くなっていることに実感。登頂途中にひざ関節が痛くなり、下りは死にそうな目に会いました)

逆に見逃したのが、夜空の見事さ。あれだけ自然がある地域だと、満天の夜空が見られただろうに。その昔、米国のヨセミテ国立公園に行った折、周りに明かりがない世界だとあれほどの数の星が見られることに感動した経験があります。「満天の星」というのが謙虚な表現に思える程、これでもかという位に星が夜空に散りばめられていて、「星の数ほど」という形容が本当はとんでも無いくらいの数なんだ、と感心した思いがあります。それと同じ経験ができただろうに...というのが心残りでした。

最終日は、かの有名なラーメンの街、喜多方市に寄りました。この話はあらためて。
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