お愉しみはココからだ!!

映画・音楽・アート・おいしい料理・そして...  
好きなことを好きなだけ楽しみたい欲張り人間の雑記帖

「ピカソが家のペンキを塗るだけの男だったら、あれほどセクシーな女たちが彼の足元にひれ伏しただろうか」

2005年09月25日 | My Diary
新人ファッションモデルがパリのファッションショーにデビューする『スプリング・コレクション』(ジュディス・クランツ)の中の台詞。女をテーマとして女が書く物語だけあって、上以外にも男に対する厳しい台詞が並びます。

大人になれば、教えられなくても世の中にはいいかげんな男がたくさんいるとわかる。額に”ペケ”という入れ墨なしで人前に出てはいけない男たちがいることが。

一方、同性の女性、しかも美しい女性に対してはとても乙女チックな台詞が披露される。

女の子が生まれると無数の妖精が集まってくるというのが私の自説だ。きれいな肌やステキな脚を与えてくれる妖精、形のいい鼻やふっくらした唇を与えてくれる妖精。ぱっちりとした目を与える妖精、きれいな手やすっきりした腰を与える妖精。ごくまれに最後の妖精が特別な贈り物を特定の女の子に与える。その赤ん坊たちが西洋社会で健全に育つとモデルになるのだ。

トップモデルとパリのファッションショーという派手な舞台での、girls meet boysというごく普通の物語。主人公の私ことフランキーは、高校時代から憧れている男との再開で目出度く結ばれ、モデルエージェンシーの女社長は、長い間不明だった実の父親との再開と不仲の克服、そして自宅の修理を請け負った請負者との恋、3人の新人モデルたちも、無事にトップモデルの仲間入りとそれぞれの目指すものを手に入れて、ハッピーエンド。女性の女性による女性のための良質な物語といったところか。
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昼下がりのウォーキング

2005年09月19日 | My Diary
運動不足解消のために昼からウォーキングに励む。自宅を12時半に出発し、六角橋→三沢下町→横浜→三沢公園→片倉町経由で3時間15分の行程。片倉町あたりで尻から太もも、ふくらはぎが張ってきて、歩くのがつらかった。

途中、三沢下町にこじゃれたアンティークショップを見つけたり、横浜のとなりに軽井沢という町名があるのを見つけたり、三沢にある競技場は立派だがサッカーと陸上トラックは誰も使っておらず、税金の無駄遣いと憤ったりと、足の筋肉以外にも刺激がありました。

<気にはなったもののウォーキング姿で入ることは憚られた小洒落たアンティークショップ>


<横浜にある軽井沢中学校、しかも市立ですぞ>
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「美人にはいつもこうするんだ」

2005年09月18日 | パルプ小説を愉しむ
「どうして見つめているの?」
「美人にはいつもこうするんだ」
「他には何をするの?」
「まちがいをおかす」


『不運な夜』(ジム・シーニー)の主人公、レストラン経営者にしてバーテンだのフランキー・フォンターナの台詞。これは使えるな。どんなシチュエーションであっても、相手が何かを訊いてきたら 「美人にはいつもこうするんだ」とさえ言えば、後の展開が愉しみになりそうだ...

店に出入りするマフィアの下部組織ボスに頼まれてカジノで2日過ごす事になったフランキーは、大金と美女を手に入れる。おいしいお話には裏があるのが常で、金を奪おうとした3人組に美女を攫われてしまう。田舎から彼女の姉が飛んでくるば、だんだんと話がおかしくなる。フランキーがカジノで大勝ちできるようにイカサマが仕込まれていた。金を失ったマフィアの大物からも狙われ、見事に嵌められた間抜け男になるか、それとも自分を嵌めようとした奴らを出し抜けるか。頼りは地元NYを仕切る大ボスだが、彼も表立っては助けてくれない。自分でやるしかない...

裏で色々と仕掛けるマフィアのボスたちは言外に意味を含ませる。何を言ったかよりも何を言わなかったか。それを頼りにフランキーは、店の常連のボスと出会った美女がグルであることをを突き止め、生きた証人となる攫われた美女を探しに行く。

しがないバーテンダー男なのだが、精一杯の強がりとここぞという時の頭脳の冴えが命。決してタフガイではないと言いつつも、それなりのタフガイなんだな、このフランキーは。
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「自分のケツの穴とくらべた木星のでかさにも等しかった」

2005年09月17日 | パルプ小説を愉しむ
いきなり下品な台詞で失礼。なにせ恐竜、ヴェロキラプロルがのたまわった台詞なのだから。

今の世にも恐竜は生き続けている、独自の進化を遂げつつ。人の皮を被って変装し、人からは見破られないようにしながら、人さまと一緒にこの世を生きている。そんな恐竜の数は世界人口の5%。太古の時代からはサイズがずっと縮小したTレックス、トリケラトプス、ステゴザウルスなどが、人間さまにまぎれて、車を運転したり、ファーストフードを食べたり、ヴィデオを録画したり、LAレイカーズを応援したりして...
そんな物語が『鉤爪プレイバック』(エリック・ガルシア)。

主人公のヴィンセントとアーニーはLAを根城にしている私立探偵。もちろん恐竜の。そんな2人(2匹か?)が、恐竜本来の姿への回帰を謳うカルト集団の陰謀に巻き込まれる。カルト集団「祖竜教会」が狙うは人間たちに対する武装蜂起。「祖竜教会」に潜り込んだヴィンセントとアーニーたちは、陰謀の阻止に立ち上がる。こいつら本当に恐竜か?

そんなヴィンセントだから台詞はヤワじゃないぜ。LA郊外にある教会施設に一歩足を踏み入れ、教会の建物を目にしたときの台詞がこれ:

警備詰所と比べたら母屋の豪華さ、巨大さたるや、自分のケツの穴とくらべた木星のでかさにも等しかった-と、この場はこういうにとどめよう。母屋の巨大さを形容するには無限の概念を口で説明するようなもので、あまり意味がない。

教祖さまは同種の恐竜、ヴェロキラプトルだった。しかも極めて魅力的な雌種。その教祖のキルケーを形容した台詞がこれ:

目の前にいるキルケーを無視するのは、「ロシアン・ティー・ルーム」の店内でサンバを踊る水玉模様の象を無視するにも等しい。

もちろんヒトさまに対する辛口なお言葉のあります:

そもそも進化というやつは、ライっているんじゃないかと思えるほど異常な決断を繰り返してきた。その典型的な例がヒトどもだ。あんなエテ公どもが道具を使ったり小切手帳の清算ができるようになるなんて、だれが想像できただろう。サルどもときた日には、ビデオ録画の設定すらできないが、もう百万年もしたら、それすらこなせるようになるかもしれない。難儀なことだ。

恐竜たちは会えば臭いで自分達が分かるし、TVで観ていても自分達の同種かどうかもわかるらしい。シニカルな観察眼のお陰で、お話が本当っぽくなったりする:

アンキロサウルスというやつは豊かな表情というやつが得意じゃない。アル・ゴアがいい例だ。
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ペットボトルロケット大会

2005年09月11日 | My Diary
横浜市主催で大々的なペットボトルロケット退会が開催されました。もちろん、我が家の長女は手作りのロケットを持って参加しますので、休日の見張り役兼遊び役の私も朝早くから鶴見川の河川敷の広場に行って来ました。何だってこんなに良い天気になるんだ...

12の町内会から小学生たちが手作りのロケットを持って集まり、2回のロケット発射の飛距離を競うとともに、ベストデザインなる賞のためにさまざまな色をつけたりシール等を貼り付けたりして、ペットボトルとは思えない出来栄えのものばかり。飛ばす事のみを考えている我が家の長女のロケットが、捨てられる前のカスのように見えるくらい。

2回飛ばした結果は、59.30mと44m。2回目は空気を入れている最中に数がわからなくなり、そこで止めたことが敗因のよう。昨年は11位に入賞した長女だが、今年は悲惨な記録になってしまいました。

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大阪市内の天然温泉

2005年09月04日 | My Diary
大阪に一泊の出張に行って来ました。泊りは、「スーパーホテルCity大阪天然温泉」。名前にあるとおり、大阪の環状線の中にあるビジネスホテルにも拘わらず、天然温泉を備えているホテルでした。一泊シングルで\6,280。

ちょっと鉄色がかった透明色の単純温泉で、掛け流しがうれしい。ホテルHPを見ると、大阪市内でこの天然温泉の認定を受けているのはここだけだと言う。

サウナはもちろん、ジェットバス機能の付いた大型湯船、寝転がれる一人サイズのジェットバス、エステバスなどドイツ製の本格的なクア設備が導入されており、仕事帰りの体には応えられない。肌がつるつるになったような気になってお得気分でした。
http://www.superhotel.co.jp/osakaspa/osakaspa.html

 
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