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スター・ウォーズ/フォースの覚醒

2016年01月07日 | Cinemaを愉しむ
確かに面白い。このシリーズならではスリリングかつダイナミックな映像とストーリーが存分に愉しめる。さすがにJ・J・エイブラムス。大のSWファンを自称するだけのことはある。だけど、愉しんではいるものの存分には満たされていない自分に気づく。なぜ???

かつての主人公たちは勢ぞろいする。ハン・ソロとチューバッカ、レイア姫、C-3POとR2-D2、そして最後にちょっとだけではあるがルーク、そして古びて破損したダース・ベイダーの仮面までも。これって同窓会か? 主要な登場人物を上手く登場させるようにストーリーを作った結果、いまや偉大な存在となってしまった前シリーズの「同窓会」になってしまったのではないだろか? そんな感覚が「満たされていない」感につながっているに気付く。

かつての主人公たちに代わって物語を進めていくのは新しい世代。女性ながらも勇気溢れるレイと悪から善へと心を入れ替えた元ストームトルーパーのフィン。そしてお約束事として、この2人の前に立ちはだかる、悪の帝国を象徴するダークサイドのフォースの遣い手、レン。レイも実はフォースを使う能力を秘めていることが分かり、善と悪のフォースの闘いになっていく。強大な武器と勢力を持つ悪の帝国に対して正義の闘いを挑んでいく善の抵抗組織。SWらしい善対悪の闘いの図式がしっかりと継承され、見事な映像と重厚な音楽は観ている我々を ”血沸き肉躍る” 状態にしていく。

今回のダークサイドのフォースの遣い手は、ルークにフォースを仕込まれた後にダークサイドに転落しているのだが、なんとハン・ソロとレイア姫の間に生まれた子供という設定になっている。なんてことだ。JJの奴、ダース・ベイダーとルークとの関係を逆にしてハン・ソロ&レイア姫と子供のレンに当てはめ、新しい隠れテーマを入れ込みやがった!! 「親と子の確執」というか「親の因果が子に報い」 っていうやつだ。

次回からは、レイの出生に秘密が物語の展開上大きなカギになってくるに違いないと見た。何せ、フォースの潜在能力を持っているという只者ではない存在である上に、幼いころに親に捨てられたという伏線がしっかりと張られているのだ。

新しい主人公が女性と黒人となっていることに世の移り変わりを見る人たちのいるようだ。確かにそうかもしれない。でも、我々東洋人がヒーローとして銀幕に登場することは相変わらずない。これには大いに不満だね。21世紀はアジアの時代と言われているのに、ハリウッドは人種的偏見をいまだに克服できていない!!!!

不満とがっかりはあるものの、このSW最新作は面白い映画であることには変わりがない。



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1 コメント

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スターウォーズ フォースの覚醒 (春夏冬五合)
2016-01-08 10:39:45
最初のシリーズ(ep4から6)を見た時の興奮と感動にははるかに及ばない作品でしたね。
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