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竹取物語

2022年10月04日 | 読書雑感
源氏物語、枕草子、太平記、徒然草、平家物語、伊勢物語など、ここ2年の間に日本の古典を読んできた。これらの中で最も古いと思われる竹取物語にまで範囲が広がってきた今、古典の文章に慣れてきたようで多少の解説文を参考にしつつも原文で物語をかなり読めるところまできている。竹取物語は面白い。かぐや姫から課された無理難題を解こうとして5人の求婚者がそれぞれのやり方で対処する過程が、波乱万丈でスペクタクルで千年の時を超えて生き残ってきた理由がよくわかる。

それにしても、かぐや姫が月の世界からこの地球に来たのは、犯した罪ゆえの期限付き追放処分であったとは知らなかった。迎えに来た月の王はこう言ったのだった。
かぐや姫は罪をつくり給へりければ、かくいやしきおのれがもとに、しばしおはしつる也。罪の限りはてぬれば、かく迎ふるを、翁は泣き嘆く、あたはぬ事也。
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