保健室の隣に、小さな教室があります
長岡市立東中学校の見学の最後を締めるのは、「心の教室」です。
私が、中学校に居た頃は、「保健室」に時々数人の女子が授業中に居座っていたこと・・
「気分が悪い」ということで、居たらしいのですが、中には授業についていけない生徒もいたようです。
当時は、グレて本当に授業に付いていけないケースがあったと思います。
仲間はずれや「いじめ」等、殆ど無く、逆に「校内暴力」が激しかった時代でもあった・・
西中の生徒が体育祭のとき殴り込みに来て、東中学校のグレたグループと暴力沙汰になった記憶もあります。どちらかというと、「学校」対「学校」の看板をしょった闘争みたいな・・・
仲間はずれなんて陰湿な事より、もっと「さっぱり」した感じもありました。
先輩、後輩みたいな仲もあったし。
あれから「いじめ」が社会問題となって、今では、クラスに溶け込めない、集団生活に馴染めない子供が多くなったと聞きます。
授業中に突然「切れる」子供がいる。
社会環境の歪とも言われていますが・・・
昔は7クラス×40人だった時代も、20年が経って、今では5クラス×30人がやっとの生徒数の中で、「特別教室」なる、授業についていけなかったり、クラスと馴染めない生徒は、昔では考えられない人数に上っています。
1教室が、それに当てられるほどの人数とのこと・・
昼でも、カーテンが掛けられている
新潟県の聖籠町の中学校でも、東中学校のように「教科教室型」の先進として新しい校舎に改築しましたが、ついていけない生徒が多数出ているようで、週に1回はカウンセリングの専門化が来校しているそうです。
生徒だけではなく、教師のほうも追いつかなくなっている。
一人一人に合わせたカリキュラムを組む為に、それだけ教師の負担も増えています。
夜9時まで残業なんて当たり前で、深夜まで残業ということもあるそうで、更に部活を担当したり、周辺地域との交流も実施したりと、どんどん教師の仕事が増えているのも事実・・
先生までもがカウンセリングを受けなければならない事態も予想されます。
こうした状況に、地域がどうやってバックアップできるかが、鍵となるのではないでしょうか?
聖篭中学校にも、地域住民が参加できる施設も併設してあるので、ここで生徒や地域の人たちが交流できる場となっています。
「学校の森」も地域の人たちと共同で築いているようです。
「地域で子供達を育てる、支える」
そんな環境になればと、思っているのですが・・
こじんまりとした教室です
こうした部屋も、設計に組み込まなければならないのも、時代の流れとでも言うのでしょうか・・
もくじへ・・
長岡ってこんな街
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