べんりや日記

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断熱工事

2010-02-03 13:54:33 | 1階が車庫の家(越後杉の伝統木組)
断熱材を入れる工程です。
断熱材の入れ方によって、住宅の断熱性能が左右されます。



昨日から雪が降り出しました。関東方面でも雪が積もったということで、日本列島が「冬」になってしまった感じがします。
来週まで冬型が強まるとのことで、やっぱり2月なのだと実感です。

暦上では「立春」で、陽は春になっているのですが、もう2週間くらいは積雪に注意が必要です。
積もっても、日中に暖気になれば雪も解けるものなのですが・・・


さて、美沢町N邸の報告です。(といっても、現在はもっと進んでいるのですが・・)
断熱材を入れる工事もほぼ終了し、電気、設備配管が終了し、あとは塞ぐだけという所まできています。
床材も貼り終え、後は建具造作、天井、壁といったところ・・
2階の天井はロフトと同時に終わっているので、1階の天井のみが残っています。

断熱材を入れているので、内と外とで体感温度が違います。
ひんやりとした日が続いていますが、建物の中は比較的暖かく、作業も順調に進んでいます。
ただし、暖房が使えないのが惜しいところです。
暖房器具といっても電気ストーブくらいしか使えません。燃焼系の暖房器具を使ってしまうと水蒸気が発生し、構造材や下地材、建材の思わぬところが膨らんでしまいます。
「冬場」は意外と乾燥しています。
雪国の場合は、ジメジメ湿った夏場よりは冬のほうが造作に適しているのかもしれません。(寒いですが・・・)



天井断熱材は、天井下地を組んだ状態で入れます。
グラスウール100㎜(10kg品)を二重に入れています。




ポリシートを貼って防湿層を設けています。
石膏ボードを貼る前に施工しておきます。


天井のグラスウールは、下地の上に乗せるだけなので、意外と気密性が下がってしまいがちです。グラスウールの梱包もビニールなのですが、更に室内側にポリシーとを貼って気密性を上げます。
ジョイントや壁との取り合い部分には気密テープを貼ります。



壁はグラスウール100㎜の16kg品です。




床はグラスウール80㎜の32kg品を入れます。
このクラスだと「カステラ」の様にハリがあり、
カッターよりも「包丁」で切断したほうが良いくらいです。


次世代省エネルギー基準の仕様だと、こういった施工が必要になります。
壁の外側には発砲断熱材入りの「Danサイディング」を貼っているので、更に省エネルギー性は上がっているはず・・・
開口部分には、断熱サッシを入れているので、「魔法瓶」のような建物になっています。

どんなに、効率が良い暖房機を入れたとしても、その熱が逃げていくようでは、価値がなくなってしまいます。
深夜電力を利用した蓄熱暖房や薪ストーブ、ペレットストーブを熱源とする場合、如何にエネルギーロスを無くすかということが、省エネルギー性の向上に深く関わってきます。

おそらく、エアコンを作動させたとしても、効率が良いことでしょう・・・
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