何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

なんで泣けるんだろう

2009-12-23 21:25:56 | 心に残ること
 今日は教え子たちのOSCE本番だった。この日のために、これまでがあったといってもよい。春先はまだ余裕で構えていたのに、夏休み明けから徐々にプレッシャーを感じてきたはず。

 薬局業務を繰り返し説明し、実技をしこんできた。最初はまるで幼稚園のお遊戯にも近かった者も、やがて医療従事者の臭いを醸し出せるようになってきた。それでもなお最後まで、演劇の域を出ない者もいたが。

 これまで主に教員が患者役を引き受けてきたから、緊張感に乏しかったのだろう。これまで会ったことのないSPさんを相手に、突如として変身したかのようでもあった。試験当日なのに、今日の1回で君たちは一気に成長したと確信する。やればできるじゃないか、もっと前から今日のような雰囲気を味わっていれば良かったか。

 手が震えていたO.Rさん、声が震えていたS.Aさん、震えを止めようとしても止まらないんだろうな。
 最初から最後までカチンコチンに固くなっていたS.Sさん、落ち着け!と胸の中で叫んだ俺の声は届いたか?
 一生懸命さが滲み出ていたF.Nさん、頑張っているのが痛いくらいわかる。早くまとめないと5分が過ぎてしまうぞ!と心配した。
 ズタズタになりながらも必死で食らいついていたK.R君、照れてやらなかっただけか、これまでは。
 薬剤師と遜色がないくらいだったS.Y君とO.Mさん、SPさんの評価が良かったぞ!
 他の皆も本当に良くやったと思う。

 評価者なのに、顔に出しちゃいけないんだが、泣けて泣けて仕方なかった。ハンカチで涙を拭きながら評価していたのは、俺だけじゃなかったか f(^^;
 これまでの苦労がいろいろ去来した。皆の真剣な様子に接することが出来て、うれしかった。

 この涙は、きっとうれし涙に違いない。今年の4年生皆を心から褒めてあげたい 

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1 Comments

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臨床教員 (お疲れ)
2009-12-24 09:51:51
 薬学部教育において、臨床経験を持つ教員の存在は不可欠であると、OSCEを行って改めて感じた。

 とくにコミュニケーション系の課題ではそうだ。何をどう進めていけばよいかは、まるで演劇でもするかのように理解できても、機械的になってしまったり、言葉の意味が理解できなかったり、心を伝えることが出来ない。

 ひとつのなにげない仕草にもいろいろな意味があることも考えると、単に臨床経験があっても不十分で、患者さんのことに一生懸命になってやってきた者でないと、概略評価に耐えられる学生を輩出することは難しいだろう。主観的評価を満たすには、事務的な指導では達成できない。

 臨床経験のない学生には、何をするか、どのように進めるか、つい作業的なことが中心になってしまうが、本当に学んでもらいたいのは、薬剤師は患者さんに対してどのような使命を負っているのか、医療従事者として果たす責務は何かである。それに立脚した実習が進められることを、今後の臨床教員の課題としたい。

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