何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

手紙屋

2009-12-23 21:09:09 | Book Reviews
「手紙屋 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ 喜多川泰・著、ディスカヴァー、2007年8月15日

p.39 気がついていないだけで、あなたにはお金ではなく、もっと素晴らしいものが、相手がどうしても欲しいと思うものが、たくさんあるんです。それは探せば探すほど、たくさん見つかります。自分自身を磨けば磨くほど、増えていくんです。

p.92 倒れなかった者が強いんじゃなくて、倒れても立ち上がる者が本当に強いんだよ。


p.106 人間は乗り越えた逆境の数だけ強くなれます。その数が多ければ多いほど、どんな状況にも負けない強い人になれるんです。だから人生の成功者になるというのは逆境をたくさん乗り越えるということと同義でもあります。

p.107 少なくとも、何ごともなく、活動が順風満帆に進んで内定をもらうことよりも、今の僕にとっては“強くなるための材料”を集めることのほうがカッコいいことのように思えてきたんです。これは僕にとっては新しい価値観でした。

p.116-7 すべての法人は、生存するためにこの二つのことを達成しなければならないことになります。つまり、『多くの人から長期間にわたって必要とされ続けること』そして、もう一つは『収入内の生活をすること』、最低限、これらのことができなければ、法人としての人生は終わってしまうのです。

p.118 (生きていくために)本当に必要なことは、理想論のように聞こえるかしれませんが、やはり『多くの人から必要とされること』なのです。働くことはそのための手段にすぎないのです。

p.121 私はやはりその会社の持つ性格や考え方、そして生き方、さらにどうやって世の中の人たちから必要とされようとしているのか――それらが自分の考える生き方と合う会社を選ぶべきだと思うんです。それが、たとえ生まれたばかりの小さな会社であろうとも。

p.129 あなたが今まで取り立てて才能を発揮してこなかったのは、あなたという種が平凡であったせいではなく、自分という種を最大限に成長させる育て方をしてこなかったからでしかありません。

p.129 (あなたが就職活動という壁を前に、どの方向に進むべきかについて悩んでいる)原因の一つは、『自分の夢』に向かって自らの進むべき道を決めようとしているのではなく、自らの進んだ先に『自分の夢』を当てはめようとしているからじゃないでしょうか。

p.133 あなたが“自分に向いている職業”を探すのは、自分ではまだ気づいていない自分の才能を開花させるチャンスを失うおそれがあります。
 そんなことを考えるよりも、向いていなくてもいいからその会社の活動が自分をワクワクさせる。そんな会社を探してみたらどうでしょうか。

p.182 会社が儲かるということは、社会の多くの人から必要とされているということですから。

p.183 これから実際に社会に出て会社員として働き始めると、日々の業務の忙しさや、周りにいる人たちの影響で今の気持ちを忘れて、自分が儲かる方法、自分の会社が儲かる方法だけを考えてしまうときが来るかもしれませんが、そのときにはきっと失敗という手痛いしっぺ返しが来て僕の目を覚まさせてくれるんじゃないかと思うんです。何しろ、自分の利益ばかりを考える人間と、友達になろうという人はいませんからね。

p.185 私は、一個人であれ、一法人であれ、働く“人”はみなできるだけ多くの報酬を得るよう努力すべきだと思っています。ただ、それは多くの人から必要とされるようになれば結果的に自然とそうなるからであって、多くの報酬を得ることを第一目的として達成するべきものではありません。

p.225 成功した人は『情熱』を頼りに夢を叶えようとします。別の言い方をすれば、“何をやれば成功できるか”ではなく“自分がどうしてもやりたいことは何か”を考えているということです。夢を実現したすべての人がこの方法を使ったのです。


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